製本屋さんが本気で作ったノート「BOOK NOTE」
今年のISOT で出会った高級ノートを紹介します。
高級ノートというだけあっておおよそ3,000円の価格ですが、その価格に負けない高品質です。
出会ったのは、渡邊製本株式会社さんから発売されている「BOOK NOTE」です。
渡邊製本株式会社
東京都にある製本一筋70年の製本屋さんです。
平成26年に文具製造販売を開始されるまでは、ずっと製本一筋というメーカーさんです。
そんな製本一筋70年のメーカーさんが作ったノートがとってもすごいんです。
BOOK NOTE
商品名はシンプルに「BOOK NOTE」です。
サイズや価格
サイズ:B6 / A5
価格:2,916円(B6) / 3,132円(A5)
ページ数:190ページ
罫線:方眼 / 無地
価格はMoleskine やLEUCHTTURM1917 と同じ価格帯です。
本紙
使われている紙は、高級筆記用紙の「OK フールス」です。
滑らかでサラサとした書き味で、万年筆でも裏抜けなどしにくいとっても良い紙です。
紙の色も目に優しいようにと、クリーム色が選ばれています。
そして嬉しいのが、角を取って丸加工しているんです。ノートを鞄に入れるとどうしても角が当たって、そこが痛んでくるのが気になるんですよね。でも、角を丸加工しているので、そういった心配がありません。
本紙もすごいのですが、表紙や裏表紙が秀逸でした。
ハードカバーと厚紙の間ぐらいの、硬めの紙が使われていました。この表紙と裏表紙があとで紹介する機能にすっごいいい仕事をしてくれます。
製本屋さんが本気を出してノートを作ると・・・
ここからがこのノートの本当のすっごいところを紹介します。
180度フラットに開く
数年前の年末に話題になった「おじいちゃんの方眼ノート」のように180度フラットに開きます。
でも、このノートは190ページという大容量です。これだけのページ数を持っても、フラットに開くんですよ。
開くのに癖をつけなきゃいけないのか?というと、そんな必要はありません。普通に開いて、軽く押さえると180度フラットな状態になるんです。
折り返して使える
180度フラットに開くだけでなく、なんと折り返して使うことができます。
しかも表紙・裏表紙が適度な厚紙が使われているので、立ったまま折り返した状態でも難なく筆記できるんです。
折り返して使っていると背表紙が痛みそうなのですが、説明してくれたお姉さんが3年ほど使っているノートを見せてもらったのですが、全く背表紙は痛んでいませんでした。
オンライン限定サービス
オンライン限定サービスですが、なんと無料で好きな大きさにカットすることが可能なのです。
制約としては糸綴じなので、綴じている糸に当たらないということだけです。なので例えばA5 サイズのサイドを4cm ほど短くすれば、A5 スリムサイズとなって携帯性が増します。
あと、1冊¥864(税込)で名入れ箔押しが可能です。
やはり3,000円程度のノートですので、かっこよく箔押しの名入れをしたいですよね。
製本屋さんが本気でノートを作ると、こんな素敵なノートができるんですね。
実店舗で購入できるのは、愛知県だと名古屋市の大曽根駅近くの三光堂さんで取り扱いがあるそうです。
今度大曽根に行った時に、三光堂さんに行って購入しなきゃと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。