低粘度油性なのに超極細を実現した「JETSTREAM EDGE」を使ってみた
低粘度油性という今では当たり前の油性インキの開発で、一躍ボールペン界で不動の地位を手にした、三菱鉛筆さんの「JETSTREAM」。
過去8回のOKB(お気に入りボールペン)48選抜総選挙において、第一回から圧倒的人気でダントツの1位で絶対王者とまで言われています。
そんな「JETSTREAM」に0.28mmという超極細のボール径の「JETSTREAM EDGE」が発売されました。
JETSTREAM EDGE
製品情報
製品特徴
何と言っても、0.28mmという超極細という点です。
今まで0.28mmというと、ゲルインキのボールペンではありましたが、油性インキでは世界初のボール径です。
いくら低粘度とはいえ、油性なのでゲルと比べて粘度が高いので、よくこの0.28mmという超極細を実現できたな。と思います。
この超極細を実現してるのは、チップというボールを支えている部品です。
よくあるボールペンと比べると、形状が明らかに違います。
この独特の「ポイントチップ」は、潤沢なインクフローを実現しつつ超極小のボールを支えています。
このチップをみて、「あれ?どこかで見たことあるぞ?」と思われた方は相当な文房具好きですね。
三菱鉛筆の「ポイントチップ」と、PILOT の「Juice Up」や「フリクションボールポイントノック 04」のチップと非常に似ています。
目指している機能が一緒なので、どうしても形状が似てくるんでしょうね。
書き味
流石に0.28mmということで、カリカリしたような書き味です。
0.5mmのような滑らかな書き味ではないです。
サンプル用紙に書いてみたのですが、滲みも生じておらず細かな文字を書くのに非常に適していると思います。
デザイン
全体的に洗礼されたデザインだと思います。
ノック部分に向かうほど軸が細くなっており、スマートな印象を受けます。
ロゴも凹文字で、目立ちにくいです。
LAMY のような針金のクリップですが、強めの挟み具合ですのでポケットに入れても外れたりズレたりする心配はなさそうです。
グリップ部分は縦方向に細い溝が掘られており、滑りにくいようになっています。
ただ残念なのが、ノック部分がちょっとチープに見えてしまいます。
重心
グリップの先端に金属が使われており、低重心設計になっています。
ちょうどグリップ上部の黒い部分あたりが重心の中心になっています。
金属が使われていますが、重すぎるということはなく、筆記のコントロールがしやすいです。
僕は従来の「JETSTREAM」の書き味というか、書いた後の文字から受ける印象がどうも好きになれなかったです。
低粘度でヌラヌラというより、鋭すぎるイメージなのですよね。
それが今回発売された「JETSTREAM EDGE」は、超極細のためインクフローが従来より渋くなったお陰で、かなり好みの書き味です。
このボールペンは、手帳など細かな文字を書く場面で大活躍すること間違いなしです。
今はまだインキ色がブラックのみですが、きっと今後ブラック以外のカラーインキが発売されることでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。