(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

手作り万年筆と木軸の筆記具の「スティロアート軽井沢」

先月の29日に愛知県岡崎市にある「Pen's Alley タケウチ」さんにお邪魔したら、スティロアート軽井沢展示販売会の「したためる展」が開催されていました。

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スティロアート軽井沢「したためる展」

スティロアート軽井沢さんの筆記具は、Pen's Alley タケウチさんの店頭で見て、かっこいい・オシャレなのでイベントの際にぜひ購入しようと決めていました。

僕の周りだけかも知れませんが、万年筆好きの人は革製品や木工品が好きな人が多いように感じます。
きっと革製品や木工品は、万年筆同様に長く使うとそれぞれ異なった表情に成長するからでしょうかね。

お店に入ると、スティロアート軽井沢さんの筆記具がたくさん展示・販売されていました。
以下の写真はごく一部の筆記具です。

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スティロアート軽井沢さんの手作り筆記具

どうですか?ほんと綺麗で、財源が許されるなら「ここからここまでください!!」と言いたくなる品揃えです。
しかもイベント限定の木軸も豊富で、見ているだけでも幸せな気持ちになりました。

僕は万年筆も好きですが、それ以上に鉛筆・黒鉛の書き味が好きなので、悩みましたがスケッチペンを購入しました。

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購入した「スケッチペン」

5.6mmの極太芯

スケッチペンは、芯ホルダーよりも芯が太いのが特徴です。

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5mm方眼の上に置いた5.6mm芯

通常の芯ホルダーは鉛筆同様に2mm芯が多いのですが、購入したスケッチペンはなんと5.6mmの太さのある芯が使えます。

これほど極太の芯を筆記するのに尖らせようとすると、削るのが大変だと思いますよね。
スティロアート軽井沢さんのスケッチペンには、上部のキャップを回転させると内部にペンシルシャープナーが搭載されています。

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キャップの内部がシャープナーになっています

これを用いれば、芯を簡単に尖らせることができます。

驚きのペンバランス

いくつかあるスケッチペンを持ってみたら、1本1本の重心が全て異なりどれにするか悩みました。
筆記具の重心というと難しいと感じるかも知れませんが、筆記具を握ってみてしっくりくるバランスがあるはずです。

実は最初このスケッチペンを手にした時に驚いたのは、その重さです。
うちに計りがないので、スティロアート軽井沢さんのHPのカタログ値ですが50gもありました。
ペン先にグリップに亜鉛合金が使われ、低重心が売りののKOKUYOさんの「鉛筆シャープ Type MX」でも重量は19.6gです。
重たい部類に入る「鉛筆シャープ Type MX」の約2.5倍というヘビーな筆記具です。
でもこのスケッチペンを筆記するように握ってみると、全くその重量を感じません。
握った際に手のひら全体に重さが分散するからなのか、不思議なくらい重量が気になりません。

筆記具自体に重量があるので、筆記する際には筆圧を意識する必要がないほどです。
筆圧が劇弱な僕は嬉しいです。

ボールペンにも早変わり

5.6mmの黒鉛の芯が使えるスケッチペンですが、ボールペンとしても使えるようにアダプタが付属しています。

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ボールペンアダプタ

リフィルは多色ボールペンなどに使われている、4C芯タイプが使えます。
白いネジ状になっているキャップを外すと、4C芯を挿入できるようになっており、このアダプタを黒鉛の芯の代わりに挿入すればボールペンとして使うことができます。

 

スケッチする趣味はないのですが、この極太芯で筆記すると普段とは違う字幅で楽しいですね。
また50gという重量なのに、筆記するように握るとその重さが気にならないという非常に面白い筆記具です。

Pen's Alley タケウチさんでは、年に数回スティロアート軽井沢さんのイベントを開催されているので、興味のある人は次回イベント時に参加してみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

日本式鉛筆削り「634」は鉛筆削りの理想形

ISOTで見つけた気になった文房具紹介です。

今日は「大人の鉛筆」で有名な「北星鉛筆」さんのブースで見つけた鉛筆削りです。
さすが鉛筆と社名に入っているだけあって、鉛筆削りの理想形かもしれません。

日本式鉛筆削り「634」

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日本式鉛筆削り「634」

www.kitaboshi.co.jp

製品情報

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634外観

  • 価格:1,200円(税別)
  • サイズ:142mm × 54mm × 54mm

製品特徴

この鉛筆削りは、六角形・三角形・四角形の鉛筆を削ることができます。
そのため製品名が「6(6角形)3(3角形)4(4角形)」だそうです。

様々な形状の鉛筆が削れるだけでなく、細軸(軸径約7mm)・標準軸(軸径約8mm)・太軸(軸径約10mm)の削り口にガイドが付いています。
ガイドなんて1つの大きいもので十分じゃない?と思われるかもしれませんが、適切なガイドを使用すると削る際の鉛筆のブレを防ぐことができ、芯が折れることを防ぐことができます。

そして削り口が2つ用意されています。
この2つの削り口がこの鉛筆削りの最大の特徴です。

折れず・無駄なく削る

この鉛筆の最大の特徴が、芯が折れずに無駄なく削ることができる。ということです。

1つ目の削り口で、木軸をざっくり削ります。
削り終わると、芯と若干の軸が残った円柱状の形状になります。

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1段階目の削った後

2つ目の削り口で、芯を削り出します。

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2段階目の削った後

削り終わるとちょっと今まで見たことのない形状になります。

 

この削り終えた形状を見たら、カール事務器さんが以前に1個2万円で限定販売数100個で販売した「X SHARPENER」を想像しました。

この2段階でこの形状に削ることで、芯が折れることを防ぎつつ、無駄なく鉛筆を使うことができるようになっています。
鉛筆を小型の鉛筆削りで削ると、結構力が入りますよね。特にまだ握力の少ない児童ではなおさらだと思います。
芯である黒鉛と軸である木材部分では、硬さがかなり違います。これを一気に削ろうとすれば、木材部分を削る大きな力が芯にもかかってしまいます。
しかし、「木材部分を削る」「芯を出す」という2段階に分けることで、芯に余分な負荷を与えず芯が折れにくくなります。

さらに2段階目は「芯を出す」という目的を果たすために少しだけ削っていきます。
そのため必要最低限削り出すことができ、1本の鉛筆をより長く無駄なく使うことができます。

この削り方を実現するためには、良い刃が使われているんだろうな。と思って刃を確認したら「JAPAN NJK」と刻印されていました。
この「NJK」は中島重久堂さんの刃の証明です。中島重久堂さんの刃で鉛筆を削ると、まるでカンナのように滑らかに鉛筆を削ることができるんですよ。

2段階で鉛筆を削る「634」は究極の小型鉛筆削りではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

アイロン不要のファブリックステッカー「irodo」

ISOTでは数多くのメーカーさんが出展されていました。
その中でもひときわ賑わっていたブースがありました。
それはirodoさんのブースです。

ISOTの開催前に気になる商品として紹介させていただきました。

pi-suke.hatenadiary.jp

irodoさんのブースでは、常に人集りができており、なかなか落ち着いてお話を聞けないな〜と思い、他のブースを周りつつタイミングを見計らってお話を伺ってきました。

irodoさんのブースでは、製品を紹介するだけでなく、実際に商品をワークショップのように試すことができるようになっていました。
ISOTでも感じましたが、体験できるブースは人が集まり、その人集りに興味を持ってさらに集客される。そんな流れができているように感じました。

irodo は以前にも紹介した通り、ファブリックステッカーです。 フィルム台紙をカットして、貼り付けたい面に擦り付けるだけで貼ることができます。

どれくらいの力で擦るの?

会場では木の棒を使って擦りましたが、それほど力はいりませんでした。
お子さんでも十二分に貼り付けることができると思います。

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貼りたい場所に置いて・・・

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擦ります

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フィルム台紙を剥がします

擦るとフィルム台紙からステッカーが剥がれるので、擦る前とでステッカー部分の色味が変わりますので、そうなったらゆっくりとフィルム台紙を剥がすだけです。

どれくらいの厚み?

実際に貼る前に裏面を撮影したのですが、ステッカーの厚みが全くわかりません。

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シールの厚みがわかならいくらい薄い

この薄さが布などに貼っても、布の折り目にもちゃんと張り付く秘密なのかもしれません。

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重ね貼りしても厚みが気にならないです

また非常に薄いので、重ね貼りもできるようになっています。

こんなに薄いシールなのに、貼って1日程度経過すれば洗濯しても大丈夫とのことでした。

どこで購入できるの?

現在はWebショップだけでなく、手芸店や東急ハンズなどの大型店で販売されているそうです。

文紙MESSE でも

8月6日(火)・7日(水)に大阪で開催される「文紙MESSE」にも出展されるそうです。
6日は午後から一般入場が可能になりますので、木になる人はぜひ文紙MESSEに来場してください。

irodoは可愛いデザインが非常に多く、お子さんの荷物のワンポイントにするも良いですし、革にも貼り付けることができるので、手帳のワンポイントにもいいですよね。

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革に貼ったirodo

僕は革の手帳の表面と裏面がわかりにくく、不自由しているので可愛いデザインを購入して表面がわかるようにしようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

様々な形状・太さの鉛筆に対応した電動鉛筆削り「いろんなカタチ」

ISOTで今までありそうで無かった文房具がありましたので紹介します。

それはアスカさんが出品されていた色々な鉛筆に対応した電動鉛筆削りの「いろんなカタチ」です。
僕が来場した日は、僕も出演した「TVチャンピオン 〜極〜」の文房具通選手権で優勝された文房具ソムリエの石津さんが製品説明をされてました。

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チャンピオンとセミファイナリスト

いろんなカタチ

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いろんなカタチ

製品情報

  • 発売時期:年内販売予定
  • 予定価格:2,500円
  • 電源:単三乾電池4本(コードレス)

製品特徴

電動鉛筆削り自体は僕が子供の頃から存在していますが、今回出品されていた鉛筆削りは進化しています。
(今回展示されていたのは、まだ開発段階のもので発売までにさらに機能がよくなると思います。)

太軸に対応

今は一般的な六角形の鉛筆だけでなく、三角形や四角形などの鉛筆もあります。
さらに児童向けの「書きかた鉛筆」や公文の鉛筆など、通常の鉛筆よりも太い鉛筆も多く見かけます。

従来の電動鉛筆は、JISで定める軸径8.0mm以下というサイズで製造されています。
そのため軸の太い鉛筆を削ろうと思っても、そもそも削り口に入らないです。なのでそれぞれ太い削り口を持った主導の鉛筆削りが販売されている訳です。

この「いろんなカタチ」は、これらの軸径が太い鉛筆に対応しています。
会場では軸径が11mmの鉛筆にも対応しているとのことでしたので、よほど特殊な鉛筆でなければ大丈夫ではないでしょうか。

様々な形状に対応

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様々な形状に対応した削り口

さらに電動鉛筆削りは手で鉛筆を抑えて削るので、削り口が円形だけでは不十分です。
円形なら全ての形状に対応できますが、円形だけでは四角形や三角形の鉛筆を削る際にブレが生じて芯が折れてしまう原因になってしまいます。
その問題を解決するために、削り口を六角形・三角形・円形の3つのパターンが用意されています。削る際に対応した形状に合わせることで、鉛筆がブレないように形状をガイドするようになっています。

コードレスでリング学習に最適

さらに電源が単三電池4本で動くようになっているので、電源コンセントの近くで使う制約から解放されます。
電源コンセントの近くという制約がないので、リビング学習のシーンで使えるということです。

せっかく勉強しているのに鉛筆を削るために、鉛筆削りを置いている部屋まで戻ってしまっては集中力が途切れてしまいますよね。
でもコードレスで手元に置いておければ、すぐに削ることができて継続して学習することができます。

 

ISOTの出展に合わせてサンプルと作られたということで、まだ作り込まれていませんでしたが、これから細部まで作り込まれていくことでしょう。
デザインもリビングに置いておいても違和感のないデザインになっており、商品化が楽しみです。
年内発売予定とのことなので、正式に製品発表がありましたら改めて紹介したいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

第118回文房具朝食会@名古屋はゲストが来てくれました

今年は6月の最終週に多くの展示会が開催され、文房具に関係する多くの人は忙しい週だったのではないでしょうか。
かくいう僕も、27日(木)から30日(日)まで文房具にどっぷりでした。

27日(木)・28日(金)は、東京で開催されていたFRATや国際 文具・紙製品展(通称:ISOT)に参加しました。
29日(土)・30日(日)は、第118回となる文房具朝食会@名古屋に参加しました。今回はサンフランシスコで日本の文房具の布教活動をされている、キャプテン・ブルースさんをゲストにお迎えしての開催です。

FRATやISOTについては、明日以降も引き続きブログを書いていきますが、今日はキャプテン・ブルースさんをお迎えした文房具朝食会@名古屋の模様をお伝えしますね。

第118回 文房具朝食会@名古屋

今回はなんと2日間開催されました。
従来であれば土曜日の午前中で終わるのですが、ブルースさんの都合のつく2日間どっぷりと一緒に文房具と戯れてきました。

そもそもキャプテン・ブルースさんってだれ?と思われる方がお見えになるかと思いますので、ざっくり彼を紹介しますね。
彼は愛知県豊橋市で小中学校に通っていたアメリカ人です。なので日本での贔屓の球団は「中日ドラゴンズ」だそうです。
日本で基礎教育を受けたので日本語が非常に堪能なんです。お陰でコミュニケーションに困りませんでした。いやそれどころか、僕の日本語の危うさを感じるほど・・・ 容姿はバリバリの外国人なのに、人との接し方が日本人的な相手を慮るとってもジェントルマンなイケメンです。 高校は東京のアメリカンスクールに通い、アメリカの大学を卒業し、その後名だたるIT企業で働き、数年前に日本の文房具をシリコンバレーにある名だたるIT企業に日本の文房具を布教する活動を始められました。 現在は「趣味の文具箱」で連載もされております。

29日(土)

29日(土)は朝の8時に0次回が開催されました。
中部地方の喫茶店では、多くのお店がオープンから11時ごろまでの時間であれば、ドリンクを注文するとトースト・サラダ・ゆで卵などの朝食が無料でついてくるモーニングサービスがあります。
ブルースさんがこのモーニングを体験したことがない。ということので、まずは0次回として喫茶店のモーニングサービスを体験しました。

その後、場所を移動し文房具朝食会@名古屋で大変お世話になっているNO DETAIL IS SMALL さんで文房具朝食会@名古屋が開催されました。 NO DETAIL IS SMALL さんの激ウマモーニング(本日朝食2回目w)を食べならが、おもいおもいの文房具を持ち寄りプレゼンです。

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文房具朝食会@名古屋の一コマ

面白いな〜と思ったのが、100均の文房具の紹介をされた方です。

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紹介された100均文房具

僕も数回ですがアメリカ(ハワイ・グアムですが・・・)に行ったことがあり、海外文房具も機会があれば購入したりしているのですが、日本の文房具のクオリティって異常に高品質なんですよね。
それが100均で売っているもので、世界から見れば驚異的な品質なんです。

僕はせっかくですので、FRAT・ISOTで仕入れてきた最新文房具情報をプレゼンしました。

NO DETAIL IS SMALL さんでの1次会が終わった後は、中部地区の文房具店ツアーに出発しました。

まずは名古屋にある「PEN LAND Cafe」・「栗田商会」・「丸善文具店
その後、岐阜にある「アラスカ文具店」・「川崎文具店
もうね文房具好きばかりですので、どれだけ時間があっても足りませんでした・・・
後半なんて10分刻みのスケジュールでしたからね。

30日(日)

まさかの文房具朝食会@名古屋の2日目。
岡崎にある「Pen's ALLEY タケウチ」さんが目的地ですが、せっかくですのでここでもモーニングを体験です。

モーニングの場所は、文房具朝食会@名古屋を主宰されている猪口フミヒロ(id:fumihiro1192)さんの行きつけの「コジマトペ」さんです。
もうねフミヒロさん、毎週末通っておられもはやフミヒロさんの事務所じゃないか?と思ってしまうほどです。

その後、軽く岡崎観光をして目的地の「PEN'S ALLEY タケウチ」さんに伺いました。 ちょうどPEN'S ALLEY タケウチさんでは、「スティロアート軽井沢」さんをお招きして「したためる展」が開催されていました。

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したためる展

スティロアート軽井沢さんの商品をPEN'S ALLEY タケウチさんでみた時に、ぜひイベントの際に購入しようと計画していたのでこっそり購入しちゃいました。
ブルースさんが素敵な万年筆を見つけたのに、大きな体を駆使して僕が見ようとするのを邪魔するという、ブルースさんのお茶目な一面が見れちゃいました。
(スティロアート軽井沢さんの商品やブルースさんと一緒に購入した万年筆については、後日レビューしますね。)

楽しい時間ほど早く過ぎ去ってしまうもので、ブルースさんが次の予定があるため、これにてブルースさんと回る文房具ツアーは終了しました。

 

楽しすぎて写真を撮り忘れて、あまり写真が少なくて申し訳ありません。
また文房具好きの人とこうして文房具店巡りをしたいな〜と思いました。

ちなみに7月13日(土)に文房具朝食会@名古屋が開催されます。

www.facebook.com

今回紹介したように非常にゆるい集まりで、文房具が好きであればぜひお気軽にご参加いただきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

「Angel-5」が大きくなって「Custom」として新登場

ISOTで気になったものシリーズの第二弾です。

今日は「手動鉛筆削り」です。

カール事務器「Custom」

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カール事務器「Custom」

製品情報

  • 価格:3,500円(税別)
  • カラー:ブラック・レッド
  • 本体サイズ:W155mm x L76mm x H153mm
  • 本体重量:720g

製品特徴

カール事務器さんの鉛筆削りといえば、「Angel-5」が有名ですよね。
僕もカール事務器さんの「エンゼル5」を愛用しているのですが、今回のISOTで約1.5倍大きくなった鉛筆削り「Custom」が出品されていました。

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左側が「Custom」右側が「Angel-5」

鉛筆削りを大きくしたメリットは、共有使用を目的としているからです。
この「Custom」は、「Angel-5」と基本設計が継承されているため、滑らかな削り心地で、削った後の弓反りの美しい形はとなります。 削った後も毛羽立ちが少なく滑らかな形状は惚れ惚れします。

大きくなったことで、クズ箱が約3倍の大容量化しています。
共有で鉛筆削りを使うと、結構頻繁にクズ箱が一杯になってしまいます。
気づいた人が片付けてくれればいいのですが、まだ大丈夫だよね・・・次の人が片付けてくれるよね・・・なんて言って面倒がちな作業です。
クズ箱が大容量になったので、1日1回クズ箱を片付ければ十二分だと思います。1日1回なら掃除の時に片付ければ、大丈夫ですよね。

大型化したため、削る際の芯の太さが5段階調整できるようになりました。

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芯の太さが5段階調整可能

従来の「Angel-5」では、「ロイヤル」モデルのみ「太い(0.9mm)」「細い(0.5mm)」の2段階でした。
出品されていた「Custom」は、0.5mm 〜 1.0mmの5段階で芯の太さを調整することができるようになりました。

「Angel-5」と同様に鉄製のボディの頑丈設計ですので、長期にわたり使って頂けることだと思います。

 

確かに今時、各自専用の鉛筆削りというのは少なく、教室や部署での共有物となっているので、このように大型化するメリットはありますね。
それでも教育現場でもタブレットが導入されて、鉛筆を使用する機会が以前より少なくなっているのに、あえて大型の鉛筆削りを市場に投入するカール事務器さん、すごいですね。
今回のISOTで数は少ないのですが、優れた鉛筆削りが出品されていましたので、進化し続ける鉛筆削りを明日以降も紹介していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ルーズリーフに情報を後から追加「Sorting Note」

今日から東京ビッグサイトで開催されている「国際 文具・紙製品展(通称:ISOT)」に参加してきました。
国内外の多くのメーカーさんが出展されており、気になる商品がいくつもありました。

その中から今日は天野製作所さんの「Sorting Note」を紹介します。

Sorting Note

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Sorting Note

パッと見た所、A5サイズのダブルリングのノートに見えますが、とっても便利なノートです。
このノートは単品で使うのではなく、A4サイズのルーズリーフと合わせて使う方法です。

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ノートの左側にも穴が空いている

開くと綴じている上部だけではなく、右側にも穴が空いています。
上部には切取るためのマイクロミシンが入っていて、切り取って使います。

切り取ったあとは、ルーズリーフのバインダに切り取ったノートを挟み込みます。
左側の穴は、A4サイズのルーズリーフの穴の間隔が一緒ですので、A4サイズのルーズリーフに綴じることができます。

見出し部分には、「分類見出し」「日付記入欄」「タイトル」「連番」の4項目があります。 さらに右端には色の濃いものから薄いものの5段階の区分があります。 これは重要度やさらなる区分を表すのに使うためのものです。

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段違いで並べてみ見出しなどはちゃんと見える

さらに見出し部分が1穴のサイズに合わせているので、ひと穴づつずらして綴じると、見出しを確認できる状態で最大17枚程度も綴じることができます。 これなら見出しを確認できて、何が記載されているのか一目瞭然です。

罫線の種類は「8mm方眼」と「英習罫」と「ドットU罫」の3種類とのことです。
用途や好みに合わせて、それぞれ使い分けることができますね。

実際の使い方としては、ルーズリーフの区分けに使用したり、複数枚をひと穴ごとずらして時系列にまとめたり・・・と使用の幅が広がります。

 

最近はノートに後から情報を追加する商品が色々と発売されています。
コクヨの「チョイタス」や、カンミ堂の「&NOTE」など用途に合わせて使い分けて行きたいですね。

ノートは「第二の脳」だと思っているので、このように後から情報を追加できる商品が色々発売されるのは嬉しいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。