新機能搭載で鉄ペンとは思えない「PROCYON」
2018年7月20日にプラチナ万年筆から新発売発売された「PROCYON」を先日、JR高島屋で展示されていたため試筆してきました。
この万年筆はネット上で話題になっており、是非とも試筆したいと思っていました。
PROCYON紹介HP:プラチナ万年筆ニュースリリース
PROCYON とは
プラチナ万年筆のHP から引用です。
万年筆 新ブランド「PROCYON」誕生
プラチナ万年筆より万年筆の新ブランド「PROCYON(プロシオン)」が誕生します。
「PROCYON(プロシオン)」は、全天に21 個ある一等星のひとつ、こいぬ座の恒星「プロキオン」に由来。 ビジネスシーンや生活シーンでのアクセントとして、キラリと輝く万年筆をコンセプトに、これまでにない新しいフォルムでデザインされました。
いつでもさらりと書き出せる「スリップシール機構」を搭載。最適重量バランス設計のアルミボディと五角絞りのペン先は「書くよろこび」を 刺激し、肌に馴染む特殊塗装と鮮やかなカラー展開は「持つよろこび」を刺激します。オンタイム/ オフタイム、性別を問わずカジュアルに お使いいただける「PROCYON」万年筆を是非お楽しみください。
初回生産限定で、特別に調色したミクサブルインクカートリッジを3 色(各色1 本)添付。
「PROCYON」万年筆の特徴
1.いつでもさらりと書き出せる「スリップシール機構」搭載
2.インクが吸入しやすい新設計ペン芯搭載
3.コシがあり柔軟性に優れた五角絞り大型ペン先
4.最適重量バランス設計のアルミボディ
5.持つよろこびを刺激する特殊塗装カラー
商品情報
●軸色:ポーセリンホワイト、パーシモンオレンジ、ディープシー、ターコイズブルー、シトロンイエロー
●価格:5,000 円(税抜)
●ペン先:ステンレス(細字、中字)
それでは、それぞれの特徴を順番に紹介しますね。
1.いつでもさらりと書き出せる「スリップシール機構」搭載
プラチナ万年筆の特徴の「スリップシール機構」が搭載されています。この「スリップシール機構」は、ネジ式でありながらインナーキャップでペン先を完全気密し乾燥を防ぐことができて、インクの渇きを防ぐことができます。
この機構のお陰で、万年筆のインクの自然乾燥を防ぐことができます。
2.インクが吸入しやすい新設計ペン芯搭載
新しい機構です。
ペン芯の下部にインク吸入口が搭載されています。この吸入口のお陰で、ペン先の肩口あたりまで浸すだけで十分にインクを吸入できる機構になっています。通常の万年筆であれば、グリップまでインクに浸す必要があり、インクの吸入後にインクを拭う必要があります。
この機構で是非試したいのが、インク瓶の残量が少なくなった時のインク吸入です。
通常のインク瓶では、インク瓶のインク残量が少ないと注射器で吸い取って、コンバーターに移す必要がありますが、この機構ならそのまま吸入できそうです。
3.コシがあり柔軟性に優れた五角絞り大型ペン先
「PROCYON」で一番気になっていたのは、この「コシがあり柔軟性に優れたペン先」です。ステンレスのペン先なのに、まるで金ペンのような書き味とのことです。
これは驚きました。実際に試筆してみたら、本当に柔軟性のあるペン先でした。
鉄ペンとは思えないペン先でした。鉄ペンでコシのある書き味を体験できるとは思いませんでした。
4.最適重量バランス設計のアルミボディ
アルミ材になってるので、重すぎず軽すぎない重量感です。 キャップをペンに着けない派の僕ですが、適度な長さがありキャップをペンの後ろにつけなくても気持ちよく筆記できます。
5.持つよろこびを刺激する特殊塗装カラー
ディープシー・ポーセリンホワイト・ターコイズブルー・パーシモンオレンジ・シトロンイエローの5色展開です。
僕が行った時に高島屋ではすでにターコイズブルーのM(中字)が売り切れていました。ターコイズブルー大人気です。
初回製造ロット限定
特別に調合した「ミクサブルインク」が3色が付いています。 ダークバイオレット・アクアエメラルド・ゴールドオーカーです。台紙にこのオリジナルインクの調合レシピが記載されてます。
「ミクサブルインク」のスペシャルカラーがとっても素敵です。この調合リストを公開しても良いのでは?と思います。それくらい素敵な色味です。
こういう人にオススメ
- エントリーモデルからステップアップしたい人
- ポップなデザインの万年筆を使いたい人
とても5,000円の万年筆とは思えない書き味です。1,000円程度の万年筆のエントリーモデルからステップアップしたい、というニーズにバッチリです。
また金ペンの万年筆だと、黒い軸で見るからに万年筆というデザインが非常に多いです。でも、この「PROCYON」ならポップなデザインです。
今までだと10,000円以上の金ペンにステップアップすることが多かったと思います。でも、この低価格で金ペンのような滑らかな書き味を楽しめるというのは本当に驚きです。
本格な万年筆を楽しむのも良いのですが、この価格帯なら手頃に持ち運べることができて、気持ちのよい書き味をいつでも味わえます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。