文字がにじまない蛍光ペン「MojiniLine」は本当ににじまないのか検証してみた
ZEBRA から「MojiniLine」という蛍光ペンが新発売されました。
この蛍光ペンの特徴は、「ボールペンの文字をにじませない」ということです。
蛍光ペンでマーキングすると、にじんで軽くイラッとしませんか?僕はイラッとします。文字のインクがちゃんと乾いてからマーキングすれば済むことなのですが、なかなか実際には待たずに蛍光ペンでマーキングしてしまうんですよね。
新発売の「MojiniLine」は本当にボールペンの文字をにじませないのか、非常に気になることですよね。
ということで早速、メジャーどころのボールペンを引っ張り出して、本当ににじまないのか検証です。
MojiniLine
製品情報
- 水性染料インク
- 価格:¥100+税
- インク色:ピンク、オレンジ、黄、緑、青
- 線の太さ:3.5~4mm 3色セット、5色セットも有
ペン先には柔らかい素材のナイロンを使用し、しなって紙面にフィットする「JUST FIT」のシリーズです。
どうしてにじまないの?
プレスリリースに情報がありましたので、引用します。
水性ボールペンのインクがマイナスの電荷を帯びていることに注目し、蛍光ペンのインクにプラスの電荷を帯びた新成分を配合しました。互いのイオンが結合して、ボールペンのインクが紙面に固まり、にじみを抑えます。
いざ検証
検証対象のボールペンは、
- uni:JETSTREAM
- Pentel:ENERGEL
- PILOT:Acroball
- サクラクレパス:SAKURA craft_lab
- ZEBRA:SARASA
- ZEBRA:SARASA dry
比較対象の蛍光ペンは、Tombow の蛍coat で、使用した用紙はmaruman のMnemosyne を使いました。
検証ルールは「もうすぐ夏休み」という文字を書いて、ノックなどを行い芯を仕舞ってから、蛍光ペンでマーキングを行う。という方法で行いました。
以降は検証結果です。
uni:JETSTREAM
Pentel:ENERGEL
PILOT:Acroball
サクラクレパス:SAKURA craft_lab
ZEBRA:SARASA
ZEBRA:SARASA dry
低粘度油性のJETSTREAM やAcroball は、MojiniLine 出なくてもにじみは少ないです。ENERGEL は速乾性のゲルインクなので、こちらもにじみが少ないです。
SAKURA craft_lab やSARASA はインクフローが多いので、蛍coat ではにじみが生じました。さらにSARASA dry もインクだっまりの場所は、蛍coat ではにじんでいます。
MojiniLine では、蛍coat でにじみの生じていたSAKURA craft_lab / SARASA / SARASA dry でにじみが改善されています。顕著なのは、SAKURA craft_lab / SARASA です。これらはインクだまりの場所で少しにじみが生じている程度になりました。
まとめ
今回は検証目的でしたので、文字を書いてから蛍光ペンでマーキングするまで、短時間でしたのでMojiniLine でもインクだまりでは若干のにじみが生じました。
実際にマーキングする際には、文字を書いてからもう少し時間が空くと思うので、これよりもにじみは少なくなることでしょう。
MojiniLine を使えば、お気に入りのボールペンで筆記してもにじみを抑えることは十分できると思います。
蛍光ペンでマーキングを行うと、にじみが生じてイラッとする人は、この蛍光ペンを使えばその小さなイラッが起きにくくなることでしょう。
ただ今回の検証でMojiniLine のペン先を確認したら、にじみが生じたためかペン先が黒く汚れてしまいました。
じみにくい蛍光ペンが誕生したので、蛍光ペンの次なる進化はペン先が汚れない。かもしれませんね。メーカーさん、ぜひペン先が汚れにくい蛍光ペンを開発してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。