色物文房具が以外に高順位になった「2019年Bun2大賞」
文房具店で隔月で発行されているフリーペーパーの「Bun2」で募集されていた「2019年Bun2大賞」が発表されました。
「○○大賞」というキーワードを聞くと、年の瀬を感じますね。
「Bun2」読者の投票で決まるので、その年の流行などが見えるので、どの商品がランクインするのか、ワクワクして結果を待っていました。
2019年Bun2大賞
ランキング
- ブレン(ゼブラ)
- クリッカート(ゼブラ)
- エナージェルインフリー(ぺんてる)
- ネムミ(サンスター文具)
- SHIKIORI[四季織]マーカー(セーラー万年筆)
- メガミエ(サンスター文具)
- 瞬筆(パイロットコーポレーション)
- GLOO(KOKUYO)
- ピットエアー(トンボ鉛筆)
- STUDY STATIONERY SERIES(学研ステイフル)
- 磁ケシ(クツワ)
- オクトタツ(キングジム)
- クーピーマーカー(サクラクレパス)
- EMOTT(三菱鉛筆)
- DELDE フラットポーチ(サンスター文具)
- ラムペンケース(レイメイ藤井)
- PEGGY(キングジム)
- コンパクトスライドカッター(LIHIT LAB.)
- オピニ ふせん用伝言メモスタンプ(シヤチハタ)
- クリーンノート Kaite(プラス)
- HOKUSIGN(クツワ)
- オリパクト(ナカバヤシ)
- オピニ わたしの物タグ(シヤチハタ)
- 水平開きノート 福田利之シリーズ(ショウワノート)
- DOG BOOKMARKER 刺繍しおり(ヒサゴ)
- フリクションファインライナー(パイロットコーポレーション)
- ユニボール R:E+(三菱鉛筆)
- decona(レイメイ藤井)
- Chigiru 暗記用(ヤマト)
- すなおいろ・インク(ナカバヤシ)
総論
大賞はゼブラさんの「ブレン」です。
ブレンは昨年の12月に発売され、発売後約3か月で累計販売本数100万本を突破したボールペンです。
筆記時のブレを極限まで抑えたことが推しポイントなのですが、正直文房具好きではない一般の人がそこまで筆記時のブレを気にするのか?と懐疑的でしたが、どうやらそうでは無かったようです。
あとデザインも300円ぐらいで販売されているような雰囲気なのですが、150円というゼブラさんの「打倒ジェットストリーム!!」のような意気込みを感じます。
例年と異なり、2位のゼブラさんの「クリッカート」やセーラー万年筆さんの「SHIKIORI[四季織]マーカー」が高順位に入っており、水性カラーペンが注目されていることが伺えます。
ゼブラさんの「クリッカート」は、キャップやスライドシャッターがないのに、ノック式の水性カラーペンです。
空気中の水分を吸収して、ペン先の乾燥を防ぐ。という「モイストキープインク」が採用されています。
セーラー万年筆さんの「SHIKIORI[四季織]マーカー」は、万年筆のインクの「SHIKIORI[四季織]」と同じ色が採用されており、より手軽に試せるようになっています。
ペンケースは自立型が出尽くしたのか、トレイ型が15位・16位とランクインしています。
何より驚いたことは、4位にサンスター文具さんの「ネムミ」というどう見ても枕にしか見えないペンケースが入っていることです。
元々はサンスター文具さんが毎年開催されている、文房具アイデアコンテストのジュニア部門で佳作となったものです。
このアイデアを商品化した時点で、サンスター文具さん大丈夫か?と思ったのですが、ただ作るだけでなく「もこふあタイプ(マイクロファイバー綿)」「さらもちタイプ(ビーズクッション)」「ちょいカタタイプ(ソフトパイプ)」と寝心地を選べるように3種類の展開です。
もうね、どう考えてもペンケースとしての機能よりも枕としての機能に力を入れているとしか思えません。
基本的に「Bun2」読者って、わざわざ文具店でこの「Bun2」を手にしているような文房具偏差値の高い人が多いと思うのですが、これがここまで高ランクにいるのはきだてさんの連載「イロブン」の影響が大きいのかな・・・
「イロブン」といえば、6位の「メガミエ」もそうですよね。
確かにピンホール効果で多少視力が落ちてきても見えますが、これ授業中に使うか?
どう考えたって色物ですよ・・・
8位のGLOOは4角形のスティックのりが何かと話題になります。
僕はスティックのりも良いのですが、固定するための吸盤を意識することなく使えるのでテープカッターを激推ししています。
このBun2大賞についてだけで、軽く2時間は話せるほど内容が濃いです。
ゼブラさんの「ブレン」は、OKB(お気に入りボールペン)48選抜総選挙でも、Web投票の中間発表で絶対王者の「ジェットストリーム」を脅かすほどの票を獲得しています。
来年以降は「トレイ型のペンケース」が増えるのかな?
そして、ゼブラさんの「マイルドライナー」から続くこの「水性カラーペン」の流れがいつまで続くのか。そして水性カラーペンの書き味から水性ボールペンのユーザが増えるのか?
色々と気になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。