伝統的な手法で1本づつ手作りの切出し「MASUWA鉛筆削りシリーズ」
鉛筆を削るとしたら・・・
今だと電動鉛筆削りが主流でしょうね。差込口に挿入するだけで、あっという間に削る事ができます。お手軽ですよね。
でもね、鉛筆が大好きな僕は極力ナイフで削るようにしています。
やっぱり刃を当てて少しづつ削るという行為は、まるで墨を硯で摺るような気持ちになります。
この時に使うナイフですが、肥後守をずっと使っていました。
刃に厚みがあって刃が軽く反っているので、それに合わせて刃の中ぐらいから先端ぐらいまでを使って削っていました。
今回、ひょんなことから知った「増田切出工場」さんの独自ブランドの「MASUWA鉛筆削りシリーズ」という鉛筆を削ることに特化した切出を購入しました。
MASUWA鉛筆削りシリーズ
製品情報
鉛筆切出
- 価格:1,944円
片鞘切出し
- 価格:3,456円
卓上切出し
- 価格:3,780円
鉛筆硯
- 価格:7,020円
製品特徴
この製品を作っているのは、新潟県三条市にある「増田切出工場」さんです。
新潟の三条市といえば、金物の町として有名です。
そんな金物の町の三条市で、一本一本手打ちされた切出です。
この商品の特徴は、鉛筆を削ることに特化した切出しという点です。
鉛筆を削るのは、円刃の部分です。刃が円形になっているので、力の向きが1点に集められ、直刃よりも効率的に削る事ができるようになっています。
円刃だけのタイプと直刃もプラスされたものの2パターンあります。
早速、この切出で鉛筆を削ってみたのですが、直刃よりも軽い力で削れるような気がします。
さらに小刀などと違って、軸への食い込みが少ないような気がしました。きっと刃裏が違うんでしょうね。
肥後守と違って包丁のように刃がむき出しで危ないので、「卓上切出」を選びました。
「鉛筆硯」は鉛筆切出を収納できるだけでなく、鉛筆の芯を研げる物が付いています。ちょっと悩みましたが、僕は尖っている芯よりも、ちょっと丸い芯が好きなので、今回は不要かな〜と思い先の商品を購入しました。
通常は右利き用に刃をつけるのですが、注文時に指定すれば左利きようにしてもらえるそうです。
さらに刃物は使い続けていれば、当然切れ味が落ちてきてしまいます。その場合は送料のみで研ぎ直ししてもらえるそうです。
通常の直刃であればなんとか研ぐ事はできますが、さすがに円刃は研げませんので、このサービスはありがたいです。
伝統的な手法で、職人さんが1本1本手打ちで作られた刃物。
見た目というか佇まいが美しいです。
何かと便利で効率が求められる社会なので、あえて手間の掛かることを行うことも大事ではないでしょうか。
「鉛筆を削る」というちょっと手間が掛かるのですが、その時間は思考や気持ちを落ち着かせる貴重な時間だと思います。
そんなあえて手間を掛けるのであれば、素敵な道具を使いたいですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。