(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

確かに「削る」だけど・・・中島重久堂「鉛筆削り」

先日、神戸で行われた「紙フェスKOBE」で感動したものが、中島重久堂さんの「鉛筆削り」です。
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2個セットで数百円でした。同じ形のものであれば、百均でも買えますが、実力は半端なく高いです。
ちなみに2個セットな訳は、削れる角度が違うからです。

鉛筆用(No516)
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色鉛筆用(No508)
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この鉛筆削りですが、ホント凄すぎです。
僕が愛用している鉛筆は、GRAF VON Faber Castell のパーフェクトペンシルです。
この鉛筆には、キャップに鉛筆削りが付いています。
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付いていますが、正直言って削る。というだけで、高品質か?と問われると、疑問符が付きます。
しかしパーフェクトペンシルは、通常の鉛筆よりも太いのでこの鉛筆削りを使うか、カッターナイフ等で削るかの選択肢です。
カッターナイフ等で削るのも楽しくて好きなのですが、鉛筆削りで削りたい気分の時もあるのですが、そういう時でも気持ちよく鉛筆削りで削りたいのです。
しかし、付属の鉛筆削りで削った結果は、以下の写真です。
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分かりにくいでしょうが、削った部分がけば立っているんです。削ることにもそれなりに力が必要です。
本当に力任せに削っている感じです。購入してから唯一といっていい気になる点が、この削り心地の悪さでした。


そこで今回購入した、中島重久堂さんの鉛筆削り(No508)で削ったのが、以下の写真です。
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写真で伝わるかな。めちゃくちゃ削った面が滑らかなんです。しかも削る際には力が要らないんです。スルッと削れる感じです。
この鉛筆削りで初めて削った時には、まるでカンナのような感触でした。この鉛筆削りがカンナだとすると、付属の鉛筆削りはノコギリです。
それくらい印象も削った結果も違います。鉛筆削りでこれほどの性能の差があることに驚きました。



付属の刃を中島重久堂さんのに変更したいのですが、留め具が合わないので別々に持ち歩くようにします。
付属の鉛筆削りの部分を中島重久堂さんになると、本当にパーフェクトになるんですけどね。