カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

文房具好きの自由研究:ペーパークロマトグラフィー

夏休みの自由研究は終わっていますか?
どんなことをすればいいのか、悩みますよね〜僕も子供の頃はどうするか悩んだ記憶があります。

今回は、子供の頃に戻ったつもりで、文房具好きの自由研究ということで、万年筆のインクでペーパークロマトグラフィーを行いました。

対象のインクは、岐阜県大垣市にある川崎文具店さんのご協力で、ブルーブラック系で行いました。

ブルーブラックと一言に言っても、各メーカー色味が違うことは認識していたのですが、ペーパークロマトグラフィーをすることで、色味だけでなく多くのことがわかるはずです。

ペーパークロマトグラフィ

用意するもの

  • 吸取紙(無ければ白色のコーヒーフィルター)
  • インク
  • 割り箸
  • コップ

実験方法

  1. 写真のように、吸取紙の下から少し上のところにインク(試薬)をたっぷりとつける。
    どのインクを付けたかわかるように、上部にもインクを付けておいて名前を書いておきます。  
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    試薬を付けます
  2. コップに水を張る。
    分量は、1で作った吸取紙のインクが触れない量にします。
    f:id:Pi-suke:20180825134244j:plain:w200
    試薬に水が浸からないように注意
  3. 15分ほど放置
    f:id:Pi-suke:20180825134237j:plain:w200
    こんな風にして15分くらい放置
  4. インクが分離したら、コップから引き上げて乾燥させる。

仕組み

毛細管現象により、吸取紙に水が吸い上げられます。
水が吸い上げらる際に、インクの成分によって上昇する場所が異なります。

そのため、時間が経過すると色素ごとに分離します。

何がわかるのか

  • インクに含まれる色成分(分離した色の層から判断)
  • 洗浄のしやすさ(試薬の残り具合)
  • インクの沁みやすさ(試薬の上昇具合)

実際に検証した結果

検証したインクは以下の通りです。

  • PILOT:iroshizuku 月夜
  • SAILOR:BLUE BLACK
  • プラチナ:BLUE BLACK
  • Pelikan:4001 BLUE BLACK
  • Pelikan:Edelstein TANZANITE
  • MONT BLANC:Midnight BLUE
  • Graf Von FABER-CASTELL:Midngiht BLUE
  • VISCONTI:BLUE
  • 書斎館:青藍

ひとえにブルーブラックと言っても、各メーカー違います。

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結果:クリックすると大きな画像が開きます

インクに含まれる色成分

同じブルーブラックと言いながら、各メーカー色々な色が配合されています。

特にGraf Von FABER-CASTELL は、どんだけ混ぜてんだ!!というぐらい他のメーカーよりも多いです。これにより、色の深みが表現されているんでしょうね。

洗浄のしやすさ

VISCONTI やPILOT やPelikan 4001 は、下部に付けた試薬が薄くなっています。
このことから、万年筆の洗浄も容易に行えることがわかります。

反対にSAILOT やGraf Von FABER-CASTELL は、下部に付けた試薬がしっかり残っているので、万年筆の洗浄はより丁寧に行う必要があります。

インクのしみやすさ

テストした中では、Pelikan Edelstein がしみにくそうです。
反対にGraf Von FABER-CASTELL は他のインクよりしみやすい傾向にあるようです。

 

川崎文具店さんでは、100色以上のインクの試し書きが可能です。インクの色味を楽しむだけでなく、ペーパークロマトグラフィーをすることにより、よりインクの特性や特徴を知ることができました。

今回はブルーブラック系だけでしたが、他の色もぜひ試してみたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。