(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

【悲報】「ネットde手帳工房」サービス終了

2017年9月からサービスが提供されていた「ネットde手帳工房」が終了してしまいました。
昨年の12月25日に受注を停止していたのですが、まさかサービスが終了してしまうとは残念でなりません。

techo-kobo.net

「ネットde手帳工房」は、1冊からA5サイズの手帳が作れる今までにないサービスでした。
今年のISOTでも出展されており、企業向けにも力を入れておられたのですが、本日サービス終了のお知らせが届きました。

1冊からオリジナル手帳が作れるため、僕は「ネットde手帳工房」は手帳ジプシーの最後の砦であり、現代だからこそ実現できた新サービスだと思っていました。
Webで申し込みするのですが、予めサービスから提供されているフォーマットを使うもよし、自分でデザインしたPDFで作ることもできました。
提供されているフォーマットもよく考えられており、さらに祝祭日のように自分の記念日なども追加することができました。

発注から発注者の手元に届くまでの流れを考えると、本当に今だから出来るサービスだけど、めちゃくちゃすごいサービスでした。
1冊ごとに手帳の中身は違いますし、印刷と製本は行う業者も違います。いくらDTPで印刷が容易だとはいえ、1冊しかないのですから印刷ズレや落丁など不具合が生じないようにすごい努力が行われていたことでしょう。

手帳好きや既存の手帳に飽き足らない人は、いつかは自分のオリジナルの手帳を作りたい。と思っている人が多いことでしょう。
でも1冊だけ手帳を作ろうと思っても、家庭用のプリンタで印刷は出来ても、製本はなかなかうまく出来ないです。
それが印刷業者・製本業者に1冊だけのオリジナル手帳を、約5,000円という価格で提供されていたのです。

僕もいつかはオリジナル手帳を作ろうと考えていたのですが、日々の生活に追われてなかなかオリジナル手帳を考える時間が作れませんでした。
他に類を見ない非常に優れたサービスだけに、今回のサービス終了は残念でなりません。

今後類似のサービスが生まれるのか、それとも「ネットde手帳工房」が伝説のサービスとなってしまうのか・・・

※今までに発注された方は、2019年6月末までの期間限定で手帳を印刷した時に使用した「製本用PDFファイル」を提供していただけるそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。