(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

第91回 文房具朝食会@名古屋「新入社員時代にお世話になった文房具」- 前半

本日、第91回の文房具朝食会@名古屋が開催されました。
今回は新人枠を設けて、新規の方にも参加しやすいようになりました。
と言っても合計で10人なので相変わらず、告知から満員御礼までは早かったように感じています。
今後もぜひ新人枠制度を継続していただきたいです。


今回の会場も、文房具朝食会@名古屋のお気に入り「NO DETAIL IS SMALL」さんです。
nodetailissmall.com

さて、今回のテーマは「新入社員時代にお世話になった文房具」です。
文房具朝食会@名古屋は幅広い年齢層に職種なので、なかなかバラエティが豊かでした。

建築設計士さんのお仕事文房具

会場のNO DETAIL IS SMALLさんの店主さんは、建築設計士さんですので製図関係です。

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縮尺製図三角定規 製図用メカニカルペンシル ドローイングペンシル
製図三角定規・製図用のメカニカルペンシルです。

プロが使う物なのでどうしても同僚たちと同じ物になってしまいがちなので、あえて違うメーカーの物を使用されていたそうです。
僕も人と同じよりもちょっと違うものを持ちたいので、きっと同じようにしていそうです。

プレゼン以外に・・・

間も無くNO DETAIL IS SMALL さんから発売予定の新商品のお知らせがありました。

・革表紙の新色

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NO DETAIL IS SMALL 新商品 新革表紙

・RODIA ブロックのカバー

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NO DETAIL IS SMALL 新商品 RODIA ブロックメモ カバー

とても素敵な商品でしたので別途紹介しますね。

懐かしの文房具のオンパレード

重鎮のKさんがプレゼンされたのは、懐かしの文房具のオンパレードでした。
ZEBRA さんのラバーボールペンやPLUSさんの TEAM DEMI 等・・・

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ZEBRA ラバーボールペン

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PLUS TEAM DEMI

それ以外にも消しゴム付きの鉛筆や、訂正・修正時に使用する赤青鉛筆等の懐かしの文房具のオンパレードでした。
ZEBRA さんのラバーボールペンは、幼い頃の実家に沢山ありました。ボールペンと言えば、これというぐらい思い出深いものです。

出来る社会人?

次はSさんです。(ごめんなさい、モーニングとお話に夢中で写真の撮影を忘れてしまいました)
プレゼンしてくれたのは、無印良品のノート。
残りのページ数が少なくなってきたら、ファミリーマートで購入できるという利便性からずっと愛用されているそうです。
そして出来る社会人が愛用しているイメージのある「フランクリン手帳」です。
なぜかシステム手帳でも、フランクリン手帳だけは出来る社会人のイメージがとても強いです。



今回も大ボリュームで長編になってしまいそうですので、ここで一回区切ります。
学生の頃に使っていた文房具と、社会人になってから使う文房具は微妙に変わってきます。
そしてそれぞれのメンバーが社会人になった時の時代というか、そう言ったものを文房具を通して見えてきそうです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

4月15日は「消しゴムの日」

もうすぐ4月15日です。

4月15日は何の日、 フッフー (午後は○○おもいっきりテレビ風)

4月15日は「消しゴムの日」です。

1770年、イギリスのジョゼフ・プリーストリーが、ブラジル産のゴムに紙に書いた鉛筆の字を消し去る性質があることを発見したのが消しゴムの始まりである。発見日とされる4月15日はRubber Eraser Dayとされている。

wikipedia より


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ゴムが紙に書いた鉛筆の字を消せることを発見したジョゼフ・プリーストリーさん

消しゴムの歴史

ゴムで鉛筆で書いた文字が消せることが発見されて、今年で248年です。消しゴムにはおおよそ250年の歴史があるのです。
1560年代にイギリスで黒鉛で筆記できることから、鉛筆が発明されました。
鉛筆が発明されてから消しゴムが発明されるまで、約200年間の期間があります。
消しゴムが発明されるまでは、パンを使って鉛筆の字を消していたそうです。
(そのため鉛筆の文字を消すパンを「消しパン」、食用のパンを「食パン」と使い分けられていました。)

消しゴムのこぼれ話

消しゴムが語源

1772年 イギリスで世界で最初の「消しゴム」(rub out:擦るもの)が発売され、この [ rub out ] がゴム一般を指す [ rubber ] の語源と言われています。

アメリカ英語とイギリス英語

学校で消しゴムのことを [ eraser ] と習いましたが、これはアメリカ英語です。
イギリスでは先のゴム一般を指す [ rubber ] です。
これ気をつけてくださいね、アメリカで「Can I borrow your rubber ?」と女性に言うとちょっとした事案が発生する可能性が高いです。
※気になる人は、「rubber イギリス アメリカ」で検索してみてください。

SEED さんのRadar とトンボ鉛筆さんの MONO の意外な関係

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SEED さんの「Radar」
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トンボ鉛筆さんの「MONO」

この2つの消しゴムですが、実は共にSEED さんが製造されています。
これらの消しゴムのスリーブの側面に、日本字消工業会さんのクリーンマークが印字されています。
Radar もMONO も、クリーンマークの番号は「00」です。この「00」は日本字消工業会さんの会員を示す番号です。
そして「00」は株式会社シードさんなんです。

消しゴムって言っても・・・

先の紹介したSEED さんのRadar やトンボ鉛筆さんのMONO もそうですが、きっと多くの人が使っている消しゴムは、プラスチック(主として、ポリ塩化ビニル)から生成しているので、正しくは「消しゴム」ではなく「プラスチック字消し」と言うのが適切です。

僕の一押し消しゴム

僕の一押し消しゴムは、ニトムズさんの「013 Eraser」です。
この消しゴムは非塩ビ系なので、「消しゴム」です!!
この消しゴムの詳細は過去に記事にしましたので、そちらを参照してください。
pi-suke.hatenadiary.jp

ただそれぞれメーカー、それぞれの消しゴムや字消しには特徴があります。
ご自身の消し方(力の入れ具合等)に合うかは分かりません。ただこの消しゴムは試して欲しいです。
程よい硬さがあり、消しクズもバラバラにならず、かと言ってまとまり過ぎもしない。そして消字性が非常に高いです。



最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

購入して大正解!!「SMART JACKET」レビュー

以前、記事にしたUNUS PRODUCT SERVICE. さんから発売されているSMART JACKET を購入して使ってみたので、レビューします。
僕が購入したのは、ZEBRA さんのDalGuard に対応したモデルです。

以前、紹介した記事は以下です。
pi-suke.hatenadiary.jp

組み付けは簡単

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4つのパーツを組み合わせるだけです。
組み付けるのは1分も掛からないぐらいです。
そして組み付け精度が半端なく高いです。
さすが医療機械などに使われる精密部品の加工に使われる高度な工作機械を使い、ひとつづつ精密に製造されているだけのことはあります。

高級感が大幅アップ

このSMART JACKET を装着すると、一気に高級感がアップします。
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上の白色が標準の状態のDalGuard で、下の黒色がSMART JACKET を装着したDalGuard です。
これなら偉い人の前でも恥ずかしくなく使うことができます。

実用性も大幅アップ

SMART JACKET を装着することによって、高級感という見た目だけではなく実用性も大幅アップしました。

重量が増えるが、それがイイ!!

DalGuard 単体で9.07 g ですが、SMART JACKET を装着するとその分の重量が増します。
さすがにアルミニウムの削り出しなので、SMART JACKET はカタログスペックで18.1g あります。
合計で21.17g となりDalGuard 単体の3本分近い重量になりますが、ノーマルのDalGuard はプラスチック素材で出来ているので軽さが気になっていましたが、SMART JACKET を装着すると適度な重量になって筆記感が安定しました。

軸が太くなるが、それがイイ!!

DalGuard 単体ではグリップ部が10.3mmです。
SMART JACKET のグリップ部は12.9mmです。
その差は2.6mmですが、この違いは大きいです。
軸が太くなったことによって、持ちやすくなっただけではなく、無駄に力を入れることがなくなりました。
そのため長時間筆記をしていても、疲労感が全然違います。

グリップ感がアップ!!

DalGuard 単体はグリップ部がちょうど指にハマるように凹んでいます。
SMART JACKET のグリップ部はローレット加工されており、滑りにくくなった上にグリップ感がアップしました。



Amazon でSMART JACKET を購入すると、1,800円とDalGuard やKURUTOGA 本体よりもお値段はしますが、これらのメカニカルペンシルを使っているのであれば、ぜひ購入して欲しい。
特にメカニカルペンシルを長時間使う学生さんには、強くお勧めします。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

全ページ黒い紙「ブラックシリーズ」

PILOT さんから全ページが黒い紙でできた「ブラックシリーズ」が発売されています。

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www.pilot.co.jp

ラインナップ

以下のラインナップです

枚数 税抜価格
B6ノート 68ページ 350円
B6ノートパッド 48ページ 300円
メモ帳(A7サイズ) 80ページ 250円
付箋3種(四角、波型、矢印型) 各30枚 250円

黒色の紙に描く

黒色の紙には鉛筆で書いても楽しいのですが、より発色の良い物を使いたいです。

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例えば同じくPILOT さんから発売されているJuice やJuice up を使うと、白い紙に描いた時とは異なる素敵な印象になります。
描いて面白いのは、寺西化学さんの「magic glow」です。

今までの黒い紙に描く。という経験は少なかったと思います。
何より黒色の紙は目立ちますので、付箋はオススメです。




黒い紙に描くと、白い紙に描くのとはまた違う発想が生まれそうです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ノートとシステム手帳の融合「clipbook」

ルーズリーフは仕事に使うには、なんだかちょっと躊躇してしまいます。
きっとルーズリーフは学生が使う物。という先入観があるからでしょう。

ルーズリーフのように差し替え可能で、仕事に使っていても恥ずかしくない物はないかな?と考えたら、システム手帳があるじゃありませんか。
しかもシステム手帳には、大きなA5 サイズからポケットに収まるバイブルサイズまでサイズも豊富です。

ノートのようにシステム手帳を使うために、とっても優れたものがあります。
それはFilofox さんの「clipbook」です。
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www.filofax.jp

大きさとリング径

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大きさはA5 サイズの6穴で、リング径は25mmです。
25mmのリング径なので、200枚程度を綴じることが可能です。
これだけあれば、予定管理とノートを1冊にまとめることも可能です。
また表面が革のようなデザインになっているものもありますので、仕事で使っても問題ないでしょう。

付属のリフィル

横罫ホワイト・・・15枚
方眼ホワイト・・・15枚
無地ホワイト・・・15枚
ドントフォゲット・・・5枚
月間プランナー日付なし・・・6枚
イヤープランナー日付なし・・・1枚
週間ダイアリー&メモ日付なし・・・13枚

これらのリフィルがついていますが、専用のリフィルは店頭では見かけないのでそこが難点です。
ただA5 サイズの6穴タイプであれば、他社から発売されているリフィルを使用することができるので、特別大きな問題ではないでしょう。
僕は予定管理は別のシステム手帳を使っているので、このclipbook にはLIFE さんの方眼リフィルを入れています。

360度折り返しが可能

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clipbook の最大の特徴です。
360度折り返して使用することが可能なので、立ったままでも筆記が可能です。
いつも座って、ノートを十分に広げられるスペースがあるとは限りませんので、これはとってもありがたい機能です。




僕も仕事で使っていますが、人前で使っても恥ずかしくありません。
そしてルーズリーフのように差し替えが可能なので、定期的に確認するようなドキュメントをこのclipbook に綴じています。
このファイルなら人目についても恥ずかしくないです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

三光堂さんがまたオリジナルインクを発売するってよ!

名古屋の大曽根にある三光堂さんに遊びに行ったら、新たにオリジナルインクが数ヶ月後に発売されるという情報をゲットしました。

三光堂さんのオリジナルインクといえば、名古屋の各地をイメージしたものです。
すでに16色が展開されています。
僕も「中川運河ブラウン」を愛用しています。
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今回新たに以下の4色追加されるそうです。
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・東谷山フルーツ
・太閤オレンジ
納屋橋ブラウン
・栄シルバーブルー
すでに店頭で試筆できる状態になっていたので、試し書きさせてもらいました。
またどれも素敵な色味で、茶色好きとしては「納屋橋ブラウン」が気になります。


オリジナルインクを全て揃えて、並べてみたいです。
せめて茶色系統だけでも揃えたいものです。

ますますインク沼への深みにハマっていく・・・


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

セーラーインク工房100色を体験

先月セーラー万年筆さんからプレスリリースされた「万年筆用ボトルインク インク工房 染料 20ml

以前、僕のブログでも紹介しました。
pi-suke.hatenadiary.jp


「体験したい。」と思っていたら、岐阜県大垣市にある川崎文具店さんで体験してきました。
www.kawasaki-bunguten.com
店長さんと話をしていたらなんでも岐阜県内で導入されているのは、なんとこの川崎文具店さんだけのようです。

試筆スペースに鎮座

川崎文具店さんの試筆スペースに、インク工房100色の専用什器がドーンと鎮座されていました。
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試筆スペースの椅子に座ると、目の前にはインク工房100色が目の前に迫ってきます。
もうね、このスペースに座るだけでワクワクが止まりません。

試筆も可能

100色の全てが試筆できるようになっています。
色見本を見ていると、非常に似た色があることが分かりました。
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(画像をクリックすると拡大します)

例えば340番と341番、色見本では違いが分かりませんでした。
せっかくなので、試筆して確認しました。
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写真では分かりにくいですが、よくよく観察すると微妙に違います。
さすがインク工房で作成された20,000色以上をベースに作成されているだけあります。

インクに名前はありません

このインク工房100色の商品には、番号が振られているだけで名前はありません。
四季織やSTORiAには、その色からイメージされる言葉などが商品名になっていますが、このインク工房100色は番号です。
インクブレンダーの石丸さんのインク工房では、調合後に自分でそのインクに名前を付けるのですがそれと同じように、購入者それぞれが名前を付けられるようにという気持ちなのかもしれません。
どうもセーラー万年筆さんに試されているような気がします。

川崎文具店さんの試筆スペース

店長さんとお話していて、数ヶ月以内にこの試筆スペースがさらにグレードアップする計画があるそうです。
店内にあるインクの全てを試せるように、という壮大な計画のようです。
いやはや壮大なすっごい計画です。万年筆好きとしては、夢のような計画です。



100色のインク、そのどれもが微妙に違い、それぞれ使ってみたい!!と思うラインナップです。
そして川崎文具店さんのインク試筆計画、インク工房100色だけでも時間がいくらあっても足りないのに、店内のインク全てを試筆可能となったら少なくとも半日は予定を空けないといけません。
ぜひ計画が実行された暁には、時間に余裕をみて存分に試筆を満喫したいと思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。