(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

水平に開く学習ノート「Suiheibiraki note」

あの「おじいちゃんの方眼ノート」の中村印刷所さんとショウワノートさんの共同開発がやっと発売されました。

※中村印刷所さんとショウワノートさんの共同開発を追いかけていた記事
pi-suke.hatenadiary.jp
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長かった~
発売までに何があったのか、機会があってお聞きすることができればお話しを聞いてみたいです。

さっそく適当なページを開いて、水平に開くか確認です。
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さすがキレイに開きます。軽く押さえれば、完璧に180度開きます。

ショウワノートさんのHPにも特徴として紹介されています。
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社会人だとマインドマップを書くのに最適だと思います。ただ紙質が鉛筆に適しているようなので、インクフローの潤沢なボールペンや万年筆は裏抜けが心配です。僕の万年筆で試筆したのですが、若干抜けました。
油性ボールペンなら、問題はなさそうです。


なんにせよ待ちに待ったノートが発売されたので、嬉しくて仕方ありません。
さて、このノートは何に使おうか。

第85回 文房具朝食会@名古屋 開催されました

1月6日(土)に今年1回目の第85回 文房具朝食会@名古屋が開催されました。

今回は今までとは趣を変えて、スピンオフ企画として「たてものとノートとコーヒーの話」と題して、NO DETAIL IS SMALLさんのオーナー兼建築家の矢田さんのお話を拝聴して来ました。
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nodetailissmall.com


普段なかなか聞くことのないお話が豊富でした。


講義形式で行われました。講義のタイトルは「プロダクトデザイン・クラフトデザインと建築設計」です。
今まで矢田さんから個人的にちょっとお聞きする機会はあったのですが、こうして改めてお話を聞けるのは貴重な機会です。

まずは矢田さんの考える「デザイン」とは何か?です。
改めて「デザイン」って何か?と問われると考えてしまいます。メンバーもそれぞれ考えを簡単に発表していました。
僕にとってのデザインは「遊び」です。かしこまったモノではなく、身近なものじゃないかな?と思います。
矢田さんは「【日々の生活の延長線上に「デザイン」がある。】と考えています。」とのことです。


その後は、6種類の紙の「書き心地」を体験です。
NO DETAIL IS SMALL さんでは、中の紙を選んでオリジナルノートを作れます。
それらの紙の書き心地を体験しながら、お店の名前の「NO DETAIL IS SMALL」の由来やどういうお店にしたいかです。
店名はデザイナーの八木 保 氏の著書のなかに出てくる言葉だそうです。

元はエスプリ(アメリカのファッションブランド)のデザイン室に掲げられていたスローガン。直訳すると「ディテールへのこだわり」であり、意味としては小さなことも見逃さない「目配り」「気配り」「心配り」と理解するこが出来ます。

そして、矢田さんの考えるお店は、

自分たちがデザインしたものを発表する場所、人々が集う場所にしたい

とのことです。コミュニティの場として、我々文房具朝食会@名古屋が利用させていただけているのも、この考えがあるからこそなのですね。


そしてお店の建物のデザインについてです。
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周りの建物と調和するために、庭や軒を作り屋根には瓦を用いています。そして土壁なんです。
今まで何十回とお邪魔しているのに、説明を聞いて改めてこのお店の素晴らしさを知ることができました。
NO DETAIL IS SMALL さんは、四間道や円頓寺といった名古屋でも古い街並みの中にあります。そのため、景観を非常に大切にされていることを知ることができました。
改めて考えてみると、非常に周りの建物と調和がとれている。というか馴染んでいる。
そしてお店の外観だけでなく、内観も細心の注意が払われています。
お店に行くと目にしているものが、選ばれている意図などを聞くと、なるほどな〜と思うことばかりでした。
棚も尺貫で採寸されているので、建物とのバランスがいいんですね。建物はいまだに尺貫で作られていますからね。


昨年から始まった「Share Happiness Workshop!」
ノートを2冊作って、1冊は自分用、もう1冊は児童施設に寄付するというワークショップの活動報告です。
このワークショップについては、このブログでも何度か取り上げていますが、本当に素晴らしい活動です。
なかなか寄付するとい行為には馴染みがない上に、ちょっとハードルが高いように感じますが、これなら気軽に自分も楽しみながら還元できます。
僕は四半期に1回は参加して、継続できるようにしたいと思います。


ここで冒頭に試筆した紙がなんだったのかネタバラシです。

A OKフールス 日本製紙
B バンクペーパー 三菱製紙
C 竹紙 中越パルプ工業
D モンテルキア 日本製紙
E トモエリバー 巴川製紙
F タブロ 王子製紙

どの髪が一番書き味がよかったか?の問いでは、驚いたことにB のバンクペーパーに手を挙げる人が誰もいなかった点です。
確かに筆記具を指定していなかったので、誰も選ばなかったのかな?と思いました。
E のトモエリバーは、ほぼ日ユーザーが漏れなく挙手していたので、やはり普段から使い慣れた紙だからでしょうか。
ちなみに僕はF のタブロを選びました。当日は鉛筆でメモを取っていたので、鉛筆で書いた際の紙からの反応というか芯が削られる感触というか、そういったものがとっても気持ちよかったからです。
筆記具が異なると、当然気持ちの良い紙も変わってきます。


そして矢田さんの本業である建築デザインのお話です。
最初に紹介されたのは、岡崎にあるPen’s Alley Takeuchi さんです。
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実はPen’s Alley Takeuchi さんの建物のデザインは、NO DETAIL IS SMALL のご主人が設計された建物なんです。
そしてPen’s Alley Takeuchi さんで扱われている「ホタル」というインクボトルも、NO DETAIL IS SMALL さんデザインなんです。
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Pen’s Alley Takeuchi さんのお店は、本当にすっごく居心地の良いお店で、文房具朝食会@名古屋を主催している猪口フミヒロさんは毎週のように通っているそうです。確かに地元にこんな素敵なお店があったら僕も用も無いのに通っちゃいます。
Pen’s Alley Takeuchi さんの建物は築60年を建て替えたそうですが、「持続可能性」と「景観への配慮」がキーワードでした。
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築60年ともなると、更地にして立て直したのかと思うと、そうではなくて利用可能な部分は残しての建て替えだそうです。
そしてPen’s Alley Takeuchi さんの向かいには、岡崎信用金庫資料館があるので景観を大切にされたそうです。


最後に、矢田さんから以下の質問がありました。

質問 1 「大量生産されているもの、たくさん売れているものは良いデザインですか」 質問 2 「建築家とは誰ですか?」
質問 3 「みなさんは、なぜ? 建築を勉強しようと思いましたか」
質問 4 「心地とはなんでしょうか」

この4つの中から、2つ選んでレポートを提出する。という本当に今までにない締めがありました。
皆さん、初めてみるぐらい真剣です。
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お正月ボケなんて言ってられません。学生気分に戻って、僕も真剣にレポートを書きました。
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今まで散々お世話になってきたNO DETAIL IS SMALL さんのお話を改めて聞くという、非常に濃い内容の文房具朝食会@名古屋でした。普段とは終始違う雰囲気の中でした。たまにはこうした真面目な回もありですね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Tombow Zoom 505 水性ボールペン

水性ボールペンの素晴らしさに目覚めて、購入しちゃいました。
油性のようなドロッと感はなく、ゲルのようなヌメッとした感じでもない、まさにサラサラとした書き味です。

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水性ボールペンはいくつもありますが、このTombow Zoom 505 を購入した決め手は

低重心

僕は低重心の筆記具が好きのですが、過剰に低重心になっていないので、ペン先が踊るようなことがありません。

グリップ部分の太さ

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書くときに重心も気になりますが、グリップ部の太さも大切です。
僕好みの若干太めで、しかも滑り止めのラバーが巻き付けてあります。

キャップの締まり具合が気持ちいい

キャップを外したり、締める時の感覚が本当に気持ちがいい。
そして何より、筆記時にボールペンの後ろに挿した際に気持ちよくスルッとはまり込むんです。
これは感覚的な物なので、うまく文章で説明できないのですが、本当に気持ち良くて無駄に開け閉めしたくなってしまいます。



外観もさることながら、キャップの締まり具合などを考えると、2,000円でこの品質とはやはり国産メーカーだと唸ってしまいます。
今ではお気に入りのボールペンのトップ3に入っています。
気分によって、書くもの、書くシュチュエーションによって筆記具を使い分けることを覚えてしまったので、これは手放せそうにありません。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ReEDEN10周年記念「ビワコミック」

国内最大級のノート工場であり、コクヨ製の紙製品の多くを製造しているコクヨ工業滋賀さんから、また面白いアイテムが発売されました。

それはReEDEN10周年記念として、コミックのようにコマ割りされた罫線のノート「ビワコミック」
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プレスリリース

・ReEDEN(リエデン)シリーズ
水質浄化や生態系保全など環境維持につながることから、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用して開発され
たエコ文具シリーズです。

コマ割りされたノートと言われても、ピンときません。
プレスリリースを確認したら、中のページは以下のようです。
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ReEDENシリーズなので、中の紙は琵琶湖・淀川水系のヨシを紙の原料の一部に使用されています。

さてこれはどう使うべきなんでしょうね。
コマ割りされているので、文字を書くよりも絵を描くほうが良さそうです。
しかもコマ割りなので、起承転結などまとめるのには良さそうですが、なかなかハードルが高そうです。

しかも表紙は、

表紙にニスを使って特殊印刷を施しており、ノートを傾けると光の反射で、琵琶湖と絵柄が躍動感を持って現
れます。

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めちゃくちゃすごい表紙です。
この表紙の中がコマ割りされている。というのはある意味ギャップがあって面白いです。


そもそもなぜこの商品が生まれたのか、プレスリリースを確認すると、

・ReEDEN10周年記念
ReEDENシリーズは、2007年より販売開始しており、おかげさまで10周年を迎えました。これまでのご支援
に感謝して、10周年のリエデンを皆様と作り上げるため、展示会等で実施したアンケート、お客様の声を参
考に記念商品を開発しました。次の製品にも乞うご期待ください。

どうやら各種アンケートなどから、商品化に至ったようですが「すごい」の一言です。
しかもまだ第一弾のようで、今後さらに10周年記念の商品が発売されるようです。一体どんな商品が発売されるのか、ますますコクヨ工業滋賀さんから目が離せません。



最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ドットが押せる!「PLAY COLOR Dot」

手帳の予定を分かりやすくするために、筆記具の色を変える。という方法があります。
例えば、仕事は黒、プライベートは青・・・などなどです。
この例えで挙げたように、僕は色を分ける用途がなかなか思い付かない上に、多色ボールペンを使いこなせない性格なのです。
そのため文字の色に、予定の意味を持たせるのではなく、予定の前に記号を描くことで代用します。
予定や要件の前に記号を描くのは、バレットジャーナルの手法なのですが、それだけじゃ後からモノ寂しいのでトンボ鉛筆さんの「PLAY COLOR Dot」を使って要件も華やかな感じにしようと考えています。

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www.tombow.com
これは通常のマーカーペンと違って、ドット(丸)が描きやすいものです。
そのため記号+ドットで視認性を上げて、さらに華やかな表示なるようにできます。

これはドットを押せる丸スタンプ芯と超極細0.3mm芯があります。
ドットを押すのに、ただポンっと押しただけでは綺麗なドットにはならないのですが、グルっと回すように押すと比較的綺麗なドットを押すことができました。
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超極細芯の使い道はまだ未定ですが、アンダーラインを引くのに良さそうです。

今までのマーカーペンだとドットを描くのが大変だったのですが、これなら簡単にドットを描くことができます。
そのため手帳の項目を表すのが楽に書けます。
それ以外にもトンボ鉛筆さんのスペシャルサイトでは、絵を描いたり文字を書いたりと色々な使用方法が提案されています。
www.tombow.com
僕の使用方法以外でも、多様な使用方法があります。僕もドットを押す以外にも色々な使い方を試してみようと思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

最高なリフィル「スライド手帳」

システム手帳を使うのであれば、リフィルはこれを使おうと決めていました。
めでたく先日のブログに書いた通り、手帳本体が決まったので、今年からはやっとシステム手帳ユーザです。

使用しようと決めいてたリフィルは、あたぼうさんの「スライド手帳」です。
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www.slide-techo.com


このリフィルの最大の特徴はリフィルの両端に穴が空いている点です。
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使い方はウィークリータイプならば、週が切り替わったら差し替える。マンスリータイプならば、月が切り替わったタイミングで差し替える。
そうすれば、開くと左側に今週(今月)・右側に翌週(翌月)が常に維持された形になります。

リフィルをスライドさせるため、必ず1週間1ページで裏側に翌週が書かれることがないので、裏移りの心配はいりません。
裏面は方眼のメモページになっている。週の予定の詳細を記載していもいい。よくあるシステム手帳のリフィルと異なり、そもそも紙が厚めなのでボールペンで書いた限りは裏移りはしていない。

聞いた話ですが、あたぼうの佐川さんがシステム手帳大好きで自分が使いやすいリフィルを作った。という経緯があったようです。
そのため多くの人が気になるような不便さは排除されていると思います。リフィルのデザインなどは好みがあるが、紙質など共通する品質は非常に高いです。
綴じ手帳はやはり持ち運びすることに注目しているからか、軽量化するために薄い紙が使われることが多いです。そのため裏移りの心配もあるけど、僕はそれよりもページを捲った時の感覚が好きになれないのです。まるで辞書を捲るようなのです。僕の好みはノートのようにある程度の紙の厚みがあって、紙をめくっているという感覚が欲しいのです。
実際、有名な綴じ手帳などは、辞書に使われているのと同じ紙が使われています。その紙が嫌いな訳ではないのですが、その紙に書くということが好きになれないのです。

僕が手帳を使う上で不憫だった点は、見開き1週間だと翌週を確認しようとするとページを捲らなければならない。大した手間ではないけど面倒なんです。
見開き2週間のタイプだと、左側に今週があるときはいいのですが、右側が今週になると途端に左側が邪魔で仕方ない。そして翌週を確認したければ、やはりページを捲らなければならない。
大した手間ではないことは重々承知しているのですが、この作業が煩わしいので結局マンスリータイプを使用して、予定が立て込むと書き込む場所がない。という問題が生じていました。そのため、アナログ手帳+Google カレンダーの併用でないと行けなかったのです。


今回導入するあたぼうさんの「スライド手帳」はそれらの問題を一挙に解決できるのです。
ちなみにこのリフィルは、日付は未印刷になっています。(ただ期間限定で印刷されたものも販売されています。)
それじゃ日付はどうするのかというと、位置合わせされたPDF がダウンロード可能なので自宅のプリンタで印刷する形になります。別に印刷しなくても手書きでも問題ないですけどね。
この日付が印刷されていないため、好きなタイミングで始められるという利点があります。今年使おうと決めた手帳を数ヶ月使用して使いにくければ、「スライド手帳」を候補にいれてみて下さい。15週分の15枚パックの販売なので、お試しもしやすいです。

細かな点ですがページの左下が切られているので、スライドさせていれば指を引っ掛けるだけで、今週・翌週のページを開けることができます。
綴じ手帳などではミシン目が入っていて週が終われば、そのミシン目で切って今週のページにアクセスしやすくなっているものもありますが、システム手帳の利点である差し替えを生かして、あらかじめ左側が切れているので、わざわざ切らなくても良いのです。


先日記事にしたABALLI さんのシステム手帳と、あたぼうさんの「スライド手帳」の組み合わせで予定管理などができるようになりました。
あとは自分なりのバレットジャーナルが確立すれば最高です。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ABALLI システム手帳

名古屋ポートメッセで開催された「クリエーターズマーケット」で、たまたま通りかかったブースで展示されていたシステム手帳に目が止まりました。

システム手帳はずっと使いたい。と思っていたのですが、なかなか手帳本体に気にいる物がなくて、ずっと保留になっていました。
システム手帳は抜き差しが自在なので間違いなく使いやすいのはわかるのですが、そのカバーがどうも気に入らない。
なんかトレンディドラマとかで出て来そうな、「出来る会社員」的なシックな落ち着いたデザインが多い。そうじゃなかったら、なんか作りがイマイチな感じで、なかなか気にいるデザインの物が見つからなかった。

ずっと頭の片隅にはシステム手帳が欲しいと思いつつも、どんなデザインがいいのかうまく表現もできずに、まぁ機会があれば購入すればいい。と思っていました。

それがたまたま声を掛けて頂いて行った、クリエーターズマーケットでまさにこんなデザインが欲しかった。というものに出会いました。
ただ本革を使ったシステム手帳カバーはいいお値段というのが相場です。
ましては作りが良さそうなので、結構いい値段だよな〜と思ってスルーしましたが、どうしても気になったので、帰り際に改めてそのブースに寄って、現物を確認しながら価格を見ると、それほど高額ではありませんでした。
ここまで丁寧な仕事で、この価格で良いのか?と思うほどです。
ただ、僕がシステム手帳で許せないというか、気に入らないポイントがペンホルダーの存在です。
ペンホルダーは、ペンを挿している時は問題ないのですが、挿していない時にどうもオシャレじゃない。それだったら無しにして欲しい。という部分です。
リエーターズマーケットでは製作者が出展されているので、直接ペンホルダーを無しにすることはできないか?とダメもとで聞いてみました。どうしても製造上の問題で無しにできないのであれば諦めるつもりだったのですが、対応して頂けるとのこ。
こうなったら頼む以外の選択肢はありませんので、その場で注文をしました。


そして注文したシステム手帳が届きました!!
メーカーさんは新潟に工房を構えているABALLI さんです。
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www.aballi.jp

システム手帳は10年を超えて使用できる物なので、年を重ねた時にしっくりくるような、でもどこか遊びのあるデザインです。革にも表情が出て来て、円熟した大人を演出するアイテムにならないかな〜と期待しています。
(使用する僕が円熟した大人になれるかが最大のネックですけどね。


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素材は牛革と本物の木目が美しい樹のシート「テナージュ」が使われているそうです。
バインダー金具は世界最高品質と称されるドイツ「KRAUSE(クラウゼ)社」の6穴バインダーが使われています。
リング径は20mm なので、180枚程度を綴じることができるので、大量のメモなども問題ありません。
表の部分も盛り上がって、高級感があります。何より縫製が丁寧なのが嬉しいです。

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リングに当たる部分にも、表に影響が無いように保護する部分がついています。

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そして他では見ない、定規が挿せるようになっています。
ここにはコクヨさんの「本当の定規」の予約指定席です。



全く知らなかったのですが、過去には草加皮革大賞にてアマチュア初のグランプリ受賞されるなど、凄腕の職人さんでした。
いや〜すごいです。当日は帰り際で時間が無かったので他の商品はちらっと見るぐらいだったのですが、先日名古屋の東急ハンズに出展されていたので、他の商品もじっくりと見せていただきました。
本当にどの商品も素晴らしい。の一言です。すっごく仕事が丁寧なんです。

財布なんて、本当にここまで手間暇を掛けるのか、と驚くばかりです。
ちょっといいお値段な上、今使っている財布がまだまだ健在なので当面は購入予定はありませんが、次回財布を購入する際には、ぜひこちらの工房の物を購入したいです。


念願のシステム手帳を購入したので、あたぼうさんの「スライド手帳」とバレットジャーナルで活動していきます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。