(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

【文房具マンガ】「きまじめ姫と文房具王子」第9話

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月刊スピリッツで連載中の藤原 嗚呼子先生の「きまじめ姫と文房具王子」の第9話


先月の月刊スピリッツでは、「きまじめ姫と文王具王子」がお休みで、「きまじめ姫と文房具王子」ロスに陥っていました。
発売日に仕事帰りに書店にダッシュで行って、家に帰る時間が惜しい上に寒いので途中の喫茶店で読みました。


カバー絵を見ただけで幸せです。
しかも姫路先生の着物姿です!着物姿です!!(大事なことなので2回繰り返します
しかも姫路先生が持っているのは、通称「トイレットペーパー」じゃないですか、しかも書き直しの跡があり、内容も実際の受諾原稿と同じようです。
サンフランシスコ講和条約の日本の受諾演説の原稿は、紙をつなぎ合わせて巻紙のようになり、外人記者に「トイレットペーパーのようだ」と言われたそうです。
さすが細かい部分も作り込まれている作品です。この時点で、僕のテンションストップ高です。
ということは、今回は数話前から姫路先生が気になっている、吉田茂サンフランシスコ講和条約の署名に使用した万年筆が主題でしょう。


ということで、読み進めるとまさに吉田茂が使用した万年筆が主題です。
いいですね〜姫路先生が吉田茂が使用した万年筆を語る表情。
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まるで採点してもらう子供のような素敵な表情です。正解だと思うけど、褒められたい。といった感情を秘めているようです。

しかし蜂谷先生にダメ出しを受けます。
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この表情!まるで「ふっまだまだですね〜」と姫路先生を認めつつも、自己を保持するような蜂谷先生には珍しい表情じゃないでしょうか。

そのあとの姫路先生の表情
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もう最高です。このやりとりの表情を見ただけでも、今号を買った回があります。


そんな今回ですが、戦中の文房具の話があります。
その中の一つ、「鉛筆の硬度表記がアルファベットということで、日本語に書き換えるメーカーがあった。」とあります。
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HBを中庸、Hを硬、Bを軟。と表示したんです。
実はこの日本語表記の硬度表記の鉛筆を見たことがあります。
それは文房具朝食会@名古屋の主催の猪口フミヒロさんが秘蔵のアイテムとして、持ってきてくれたからです。
その時に撮影させてもらったものです。
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本当に興奮しました。


そんなこんなで、部活申請が却下された文具研と、蜂谷先生の回答に納得いかない姫路先生。
次号ではついに吉田茂サンフランシスコ講和条約の署名に使用した万年筆が明かされたり、文具研が本格稼働したりするんでしょうか。


と、次号発売の前に、1月12日ごろに「きまじめ姫と文房具王子」の単行本の発売があります!!
予約したので、早く発売日が来ないか、楽しみすぎます。



最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

Caran d'Ache Special Edition Pencils

新年あけましておめでとうございます。
本年も引き続き文房具をネタに、ゆるゆるとブログを続けていきますので、何卒よろしくお願いいたします。

「一年の計は元旦にあり」ということで、新年1本目は僕の大好きな筆記具である「鉛筆」です。
それもちょっとそこら辺にはない、スペシャルな鉛筆を紹介します。



それは今年の自分へのクリスマスプレゼントとして購入した「Caran d'Ache Special Edition Pencils」です。
Caran d'Ache といえば、エクリドールなどのボールペンが真っ先に浮かびますが、歴史ある筆記具メーカーなので、当然鉛筆もラインナップになるのですが、その中でもスペシャルな鉛筆です。

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たまたま某百貨店に行った際に、本当にたまたま目があったんです。「おっカランダッシュの鉛筆じゃん!」ってことで、馴染みの店員さんにお聞きしたら、なんでもカランダッシュと同じくスイスのキャンドルやルームフレグランススペシャリストである「ミゼンジール」とのコラボレーションにより誕生した香りつきの鉛筆とのことです。
1パッケージが開封されており、香りを嗅がせていただいたのですが、なんとも言えない素晴らしい香りです。
1つのパッケージには異なる木材が使われた鉛筆が4本。本当にオシャレで素敵です。
そんなスペシャルな鉛筆が店頭にはなんと「6th Edition」と「7th Edition」がありました。

6th Edition

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WESTERN HEMLOCK
WHITE OAK
SILVER TEAK
WHITE ASH

7th Edition

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POLYCHROME SIPO
STREAKED WHITE BIRCH
AFRICAN ASSAMELA
GREY LIMBA


それぞれのパッケージからはなんとも言えない、素晴らしい香りがします。
パッケージに入っていた説明書自体にも香りが移り、それ自体がいい香りがします。

どの鉛筆の表情も素晴らしい。ちなみに1本辺り約1,000円なので、Faber-Castell のPerfect Pencil と大差ありませんが、勿体無くて使えそうにない気持ちもありつつ、でも使ってみたい気持ちもあってせめぎ合っています。

世の中にはこんな素晴らしい鉛筆があるんですね。
年明けの文房具朝食会@名古屋には持って行って、皆さんに素晴らしい香りを体験していただこうと思っています。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

2017年のまとめ

残すところ、今年も数時間です。

2017年、皆さんはどうでしたか?
僕はライフワークである文房具において、世界が思いっきり広がった年でした。


特に色々なイベントに参加できて、多くの方々にお会いできたことがとても嬉しかったです。
そんなきっかけになった、文房具朝食会@名古屋の主催の猪口フミヒロ(id:fumihiro1192)さんをはじめ多くのメンバーには、感謝の言葉しか出てきません。
感謝の気持ちを表すのに、本当は一人一人にハグをしたいぐらいなのですが、いい歳した僕がハグをすると相手も嫌がるのでそこは自重します。

そして3月にはこのブログを立ち上げる背中を押してくれた、文房具朝食会@名古屋のSさんには改めて感謝です。
このブログの母は間違いなくあなたです。



このブログを書き続けたお陰なのか、7月に開催された「ISOT - 【国際】文具・紙製品展」には文具PRサポーターとして参加できました。
この展示会に参加したために、自分でも驚くほどに本当に文房具の世界が格段に広がりました。
さらにイベントでは、多くの憧れの文房具業界の著名人の方々にお会いできました。
ISOTというめちゃくちゃ大きなイベントに参加したために、イベントに参加するハードルが一気に下がりました。

文房具関係のイベントというと、2月に岡崎で開催された「おかざき文具博」が初だったのですが、その時と比べるとだいぶ厚かましいというか、そういうイベントを楽しめるようになったと思います。

そのため、11月の「KOBE紙フェス」や12月の「文具女子博」では、色々なブースで何の躊躇もなく説明員の方とお話できるようになっただけでなく、いくつかのブースでは顔を覚えていただけたりと本当に嬉しい限りです。


そして今までは文房具のイベントやコミュニティには参加者という立場だったのですが、今年の後半からは僕がいくつか主催させて頂きました。
特に思い出深いのは、文房具朝食会@名古屋と名城大学の社会連携ゾーンのShakeで行った「OKB48選抜総選挙」です。



今年も色々な文房具を購入して、色々試してきましたが本当に飽きることなく、知れば知るほど文房具の世界は奥が深い。と実感しています。

今年は本当にちょっとした勇気で一歩踏み出すことによって得られることの大きさを実感しました。
来年は広がった世界をさらに広くしつつも、さらに飛躍できるように一歩も二歩も踏み出していきたいです。
そして大いなる野望に近づけるように、歩みを止めないようにしてきます。



最後になりますが、毎日更新を続けられたのもひとえに、読者の方々のお陰です。本当にありがとうございます。
来年も素晴らしい年となることを願って、今年最後の記事を更新します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。良い年をお迎えください。

お正月は「フォントかるた」で遊ぼう

お正月の遊びの提案第二弾
今回は、「フォントかるた」です。
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www.fontkaruta.com


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合計で48書体あるのですが、馴染みのある書体ならまだしも、初めて見るフォントが大半です。
これ絶対無理w
読み札の書体を見ながら探すだけでも一苦労です。
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ちなみに収録されている48書体は

かるた BOLD / リュウミン B-KO / ヒラギノ明朝体 W8 / 小塚明朝 M / 游明朝体 M / A1 明朝 / マティス EB / ヒラギノ角ゴ W7 / ゴシックMB101 B / 游ゴシック体 B / こぶりなゴシック W6 / 太ゴB101 Bold / MS ゴシック / メイリオ / AXIS FONT ベーシック M /
中ゴシックBBB / ゴナB / 新ゴ R / 新丸ゴ M / ヒラギノ丸ゴ W6 / 秀英丸ゴシック B / じゅん 34 / 筑紫A 丸ゴシック Bold / ナールDB / ナウ MU / わんぱくゴシックN B / ナウ GU / ハルクラフト Heavy / ハッピーN H / タカハンド B / くもやじ R / フォーク B / 丸フォーク B / カクミン B / 竹 B / 創英角ポップ体 / はるひ学園 L / 明石 L / 正楷書CB1 / 角新行書 M / モアリア B / 教科書ICA M / ふい字 / 武蔵野 / TB 古印体 / 勘亭流 / プリティー桃 Bold / 凸版文久明朝 レギュラー

でも初めて少しすると、熱中してしまいました。
読み札にはフォント名と解説が付いています。これを読むだけでも正直楽しいです。


標準だけでも48書体あるのですが、何と「拡張パック白・黒」と2種類あってそれぞれ各12書体です。
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なので合計で72書体です。標準の48書体でも大概なのに、これ拡張パックを追加して遊ぶ人って、本当に変人の域ですよ。
でも、デザイナーさんみたいに日頃から書体を扱っている人は、簡単なのかな?と想像したりします。

先日記事にした「紙神経衰弱」と合わせて、お正月にちょっと違う遊びをしたい。という人にはオススメです。

どうしても僕は独り遊びになってしまうので、文房具朝食会@名古屋に持ち込んで遊ぼうかな・・・


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

お正月は「紙神経衰弱」で遊ぼう!!

だいぶ前にネットニュースで、「紙神経衰弱」なるものを知ったのだが、なかなか購入する機会がなかったです。
あまりに買えないので、簡単な自作までしてしまったほどですw

そんな中、ついに「紙神経衰弱」をゲットしましたよ。
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kinoq.theshop.jp

(写真が綺麗に撮影できなかったので、HPからお借りしました

おもて面は
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裏面は
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ただし紙をめくると、用紙の名前が書いてあります。
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遊び方は

~遊び方一例~
◆紙ジジ抜き
1枚紙を抜いてからカードを配り、同じ紙のペアを場に捨てていきます。
最後の1枚を持っていた人が負け。
紙の名前と手触りを覚えるのにぴったりの遊び方です。

◆紙神経衰弱(表)
白い紙の面を表にして並べて遊ぶ神経衰弱。
見ただけで、ペアの紙のあてられるでしょうか?!

・紙神経衰弱(裏)
カードを裏面にして遊ぶ、普通のトランプと同じ神経衰弱。
めくってもめくっても、白いので記憶するのが難しい!!


ちょっと1人で「紙ジジ抜き」をして見ましたが、めちゃくちゃ楽しいです。
指先の感覚だけで紙を当てるのですが、職業柄指先の感覚は一般の人よりも鍛えられているはずなのですが、なかなか難しくて楽しいです。紙によってこれほど感覚が違うのか。と驚きです。今までもいくつもの紙を触ってきましたが、それでも楽しいし驚きがあります。

普通のお正月遊びに飽きたら、「紙神経衰弱」で遊んで見てはいかがでしょうか。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

「まいにち ねこ文具」ねこ可愛いです

今年の後半に犬派から猫派に転向しました。
転向してから、猫まっしぐらです。

ついつい猫のデザインのものに目が行ってしまいます。
それに近所の野良猫とも、今まで以上に仲良くなれたような気がします。

そんな猫派歴の短い僕ですが、先日東京で開催された「文具女子博」で文具プランナーの福島槙子さんと知り合えました。
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彼女は文具プランナーとして、文具の魅力や新商品の情報、その人その人に合った文具の選び方や使い方を、メディアやイベントを通じて発信、提案をされています。
文具プランナーとしてだけでなく、ウェブマガジンの「毎日、文房具。」の副編集長でもあります。
毎日、文房具。 | 〜No stationery,No life.〜 - 文房具の魅力を紹介するウェブマガジン。
さらに、ねこ文具好きが高じて、「ねこ文具を愛でる会」の会長でもあります。
そして、ついにねこ文具だけの書籍が出版されました。

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まいにち ねこ文具 (ele-king books)

まいにち ねこ文具 (ele-king books)


発売を知ってすぐに予約しました。
この本は、文具に興味がなくても猫好きなら購入すべきです。
写真が豊富で、猫の可愛い姿がいっぱい見られます。
文具好きの方には、猫をモチーフにした文具がこれほどあるのか。と感嘆する事でしょう。

本文の構成も、朝から夜の生活リズムに合わせて文具が紹介されています。
随所にある福島さんの文書から、本当に猫大好きなんだな〜と伝わってきます。

巻末には「ねこの写真をかわいく撮るコツ」や「自分だけのねこ文具をつくってみよう」という内容も含まれています。
オリジナルのねこ文具を作る。となると大変だと思ったのですが、「ぽち袋」やアプリを使って作る方法など色々掲載されています。
さらには、福島さんが監修した「himekuri ねこ」で行ったクラウドファンディングの話もちょっと載っています。



一通り読んだのですが、お正月はゆっくりと読みながら、猫を愛でて過ごしたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

年賀状の手書き派の強い味方「スットカケール」

年末になると、毎年悩むのが年賀状です。

小・中学生頃は楽しみだったのですが年齢を重ねるごとに面倒になり、大学生の頃には携帯電話が普及して「あけおめメール」で片付けるようになっていました。
しかし社会人になるとさすがに「あけおめメール」で済ますわけにはいきません。
年賀状をだす相手は会社の上司や同僚ばかりで、大した枚数があるわけではないのでもっぱら僕は手書きで書いています。

しかし、手書きだとまっすぐ住所や宛名を書くことが難しいです。
数年前までは鉛筆で下書きをして、まっすぐ書くように心がけていました。


昨年の文房具朝食会@名古屋の忘年会?の景品でセーラー万年筆さんから発売されている「スットカケール」という宛名のガイドをいただきました。
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sailorshop.jp

これは住所や宛名を真っすぐ書くコトを目的としたツールです。
またガイドには、目安となる破線があるので、その破線を参考にすれば文字の大きさも揃えることができます。

使い方はいたって簡単で、年賀状に当てると郵便番号・宛先の住所に宛名、そして自分の住所を書くところがガイドになっています。昨年はこれを使って年賀状を書きました。
普段から手紙を書いている人は問題ないのでしょうが、年に一度年賀状の時にしか書かないと、やっぱりガイドがあると安心して書けます。


印刷するまでの枚数がないから、手書きで年賀状を書かれている方は、これがあるとだいぶ書くハードルが下がります。