(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

SNS 映えする写真を撮るのに「吹き出しノート」

SNS で写真をアップしても、なかなか他の人と差別化することは難しいと思います。よほど景色のいい場所や、パッと見ただけで目を引くものはなかなか難しいのです。
でも、SNSで写真だけでなく、その中に文字があるとついつい目がいってしまいます。画像の中にある文字って、なぜか注意がそっちにいってしまいます。

それが手書きの文字だと、なおさら注目を集めて、他の写真と差別化することができると思います。だけど、せっかくなら写真映えする紙を使いたいですよね。そんな用途にオススメのノートが、SUGAI WORLD から発売されている「吹き出しノート」です。

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ISOT会場で撮影してもらいました

このノートは、SUGAI WORDL のプレスリリースでも記事にしましたが、ISOT で実際に書いて写真を撮って見たら、思った以上に楽しい上に写真写りがよかったので改めて紹介しますね。

吹き出しノート

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吹き出しノート

スガイワールド | SUGAI WORLD, Inc. » 吹き出しノート[Speech Bubble Notebook]SNSノート

サイズはB5です。
このサイズはほんとよく考えられています。写真を写したときに、ちゃんと吹き出しと分かる大きさでありつつ、携帯しやすいサイズです。
いくら写真写りが良くても、持ち運びが大変だと使う頻度が少なくなってしまいます。

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サインペンで書いた裏側

使われている紙は厚めの上質紙を使っているので、サインペンで書いても裏移りしていません。これなら両面にメッセージを書き込んで使うことができちゃいます。

使い方は簡単

  1. 吹き出しにメッセージを書きます。

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    メッセージを書いて・・・

  2. 写真を撮ります。

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    写真を撮る!!

以上

なんて簡単なんでしょう。
それだけで、こんな感じに相手に伝えることができます。

こんな人にオススメ

  • SNS で他の人と違う写真を撮りたい人
  • 写真にコメント入れたいという人

 

SNS 映えするだけでなく、写真を撮る時に日付や趣旨などを書いて一緒に撮影すれば、どういった時の集合写真なのかすぐわかります。
一人で「吹き出しノート」を使って写真を撮っても楽しいので、写真を撮ること自体が楽しくなりました。

今後、この「吹き出しノート」以外にもSNS を意識した文房具が出てくるのでは無いかな?とワクワクしています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

よくあるサインペンよりも書きやすい「筆touchサインペン」

フェルト芯のサインペンで名前を書いたところ、あまりの汚文字に自分自身で嫌になってしまいました。どうしてこうも自分の文字は汚いのか、そもそも一番書き慣れているはずの自分の名前ですら、なぜこのレベルなのか・・・綺麗でなくてもせめて年相応の見栄えのする文字を描きたいものです。

日課のように文具店にいったら、Pentel の「筆touchサインペン」の新しいパッケージが発売されており、試筆できるようになっていました。
毛筆どころか筆ペンですら満足に書けた記憶がないのですが、せっかくなので試筆してみました。そうしたら思いの外に書きやすい。しかも「トメ」「ハネ」「ハライ」が綺麗に書けた気がしました。

綺麗に書けたような気がしたので、今日はPentelの「筆touchサインペン」を紹介します。

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Pentel 筆touchサインペン

www.pentel.co.jp

筆touchサインペン

Pentel のホームページには、

筆のような弾力のあるペン先を採用。サインペン感覚で気軽に書いても自然と描線にメリハリが加わり、筆タッチの味のある文字や線を描けます。

と紹介されています。

ペン先の「筆のような弾力」が、綺麗に書けたような気がした要因だと思います。

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ペン先アップ

「筆のような弾力」とありますが毛筆や筆ペンよりも、根元にグッと弾力があります。この弾力のおかげで「トメ」「ハネ」「ハライ」が綺麗に書けるようです。

試しに書いた文字を晒してしまいます。(この時点でも綺麗とは言えませんが・・・それにサインペンでは、これよりも汚文字なのでとてもではないけど晒す勇気がありません。

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筆touchサインペンを書いてみた

非常に書きやすくて、書いた文字も通常のサインペンよりも見られる文字のため、ペンケースに常駐させようかと思います。

ただ気になるのが、なぜかボディがラメなんです。ラメなのでペンケースの中でも目立ちはするのですが、なんか変な気分です。

 

サインペンで綺麗に文字が書けないという人は、一度試して見てください。筆ペンで書いたようにしっかりと「トメ」「ハネ」「ハライ」が表現できるので、それなりに綺麗な文字に見えることでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

日本語を書くのに最高の万年筆「長刀研ぎ」

日本語を万年筆で筆記した際に、どうも美しく書けている気がしませんでした。(まぁもともと汚文字なのですが・・・)
よくよく書いた文字を観察してみると、アルファベットにはない「トメ」「ハネ」「ハライ」が美しいとイメージする形になっていないのです。

通常の万年筆のペンポイントは丸いので、この「トメ」「ハネ」「ハライ」が表現しにくいのでしょう。しかし日本語を美しく感じるポイントの「トメ」「ハネ」「ハライ」を表現できる万年筆があります。
それは、セーラー万年筆の「長刀研ぎ」の万年筆です。

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長刀研ぎ 万年筆

www.sailor.co.jp

今日は日本語を書く最適な万年筆である「長刀研ぎ」を紹介します。

長刀研ぎ

セーラー万年筆のWebに紹介されていた一文を引用します。

刀の剣先のように、長く研ぎ出したペンポイントをもつことから長刀研ぎと呼ばれています。筆記角度の調節により極細から太字までスムーズな書き味で「トメ」「ハネ」「ハライ」も美しく書けます。熟練の職人の手技でしか作ることができないと言われるほど希少性が高く、味のある美しい文字を滑らかにしたためることができます。単なるレトロ万年筆とは一線を画す風格の一本です。

長刀研ぎの注意

特殊仕様ペン先のため、受注が一時停止しております。受注停止の案内があった当初は本年の6月ごろまでの一時処置だったのですが、2018年7月現在生産体制の整備に時間を要しており、販売開始は今しばらく先となる見込みとのことです。

「セーラー万年筆オリジナルペン先」製品に関するご案内

でも、セーラーフレンドリーショップには優先的に卸されるのか、タイミングが良いと購入することができます。

また字幅も、長刀研ぎには中細字(NMF)、中字(NM)、太字(NB)の用意がありますが、通常の線幅と比べ1、2段階ほど太い印象を受けます。

ペンポイントを拡大

通常のペンポイントと長刀研ぎのペンポイントを拡大写真です。

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通常のペンポイント(左:1枚目)と、長刀研ぎのペンポイント(右:2枚目)

ペンポイントが通常のペンポイントは、丸いのでどの角度で書いても字幅が変化しません。

しかし長刀研ぎのペンポイントは、細長くなっています。そのため字幅は、横に筆記した時には太く、縦に書いた時には細くなります。

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横書きは太く、縦書きは細く

このため日本語特有の「トメ」「ハネ」「ハライ」が美しく表現できるのです。

 

汚文字なので長刀研ぎの万年筆になったからといって、残念ながら劇的に文字が上手く描けるようになった訳ではありません。でも、今まで以上に味のある文字が書けるようになったような気がします。

もし売り場で「長刀研ぎ」を見かけたら、ぜひ一度試筆させてもらってこの「トメ」「ハネ」「ハライ」の表現を味わってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

インク工房の楽しみ方

今日(7月28日)、明日(7月29日)と松坂屋名古屋店の万年筆売り場で、セーラー万年筆のインク工房が開催されています。

www.sailor.co.jp

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オリジナルのインクが作れるインク工房

ここ数年、近所でインク工房のイベントが開催される場合は、ほぼ参加しています。今日は、インク工房を楽しむための方法をお教えしますね。

インク工房とは

まずセーラー万年筆の「インク工房」について説明します。

万年筆の豊かな書き味と共に、そこから流れ出るインクの色を楽しんで下さい。万年筆のインクをブレンドしてお好みの色を調合致します。 書いた時の色、紙に滲み込んでゆく時の色の変化、僅かに色のついた紙との組み合わせなど、楽しみ方は色々です。
セーラー万年筆:イベントページから引用

1色のみ自分の好きな色のインクを作ってもらえます。
インクを調合してくれる人は、セーラー万年筆のインクブレンダーの石丸 治さんです。

今では万年筆のインクはそれこそ何百色と発売されていますが、自分の本当の好きなインクが欲しいと思ったら、このイベントに参加することがオススメします。

そこでインク工房に行ってみたい。と思う人にインク工房を楽しむ方法をお伝えします。

インク工房を楽しむために

1.開店前から並ぼう

「インク工房」は大人気のイベントですので、開店前から並ぶことをお勧めします。
今日、僕は開店時間のおおよそ1時間前に松坂屋名古屋店に並びました。それでもインク工房の受付番号は7番でした。

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今回の受付番号は7番でした

おおよそ1人の時間が15分程度なので、受付番号1桁でギリギリ午前中に順番がくるかな?というレベルです。受付番号1桁が欲しい場合は、開店前から並ばないとほぼ無理だと思います。

ちなみに受付番号の配布は、イベント会場で発行されるので、事前にイベント会場を把握しておくと当日安心です。

2.インクの色を決めておく

受付を済ませて、順番がきたらインクブレンダーの石丸さんに、「どんな色かな?」と聞かれます。そのため、欲しいインクの色をできるだけ言葉で伝えられるようにしましょう。
例えば「青」と言っても濃淡がありますし、紺色に近いのか、空色に近いのか・・・ほんとに多くのパターンがあります。
さらにインクは書いた時、紙に滲み込んでゆく時、乾いた時とで微妙に色が変化します。そこも踏まえて、できたら決めておきましょう。

作りたい色ができるだけ具体的に決まっていると、最初のベースの色を石丸さんがスムーズに作ることができます。最初に作ってもらったベース色から、微調整して欲しい・イメージしている色に近づけるのです。

3.インクの名前を決めておく

イメージしていたインクの色ができたら、その色はあなたのための世界にない色になります。そのため、名前をつける必要があります。一応セーラー万年筆さんの管理番号もありますが、色の名前を付けるまでがインク工房です。

僕が初めてインク工房に参加した時に、インクが完成した後に石丸さんに「名前は何にする?」と聞かれて慌てて命名しました。
そうならないためにも、名前の方向性ぐらいは決めておきましょう。

4.石丸さんとお話し

インクブレンダーの石丸さんとお話ししましょう。なにせこの人は今までに何万色も作ってきたインクブレンドの第一人者です。
今回もインクをブレンドしもらいなが、お話を楽しみました。インクやインク工房の話で盛り上がりました。

インクブレンダーの石丸さんは、とっても気さくな方でお話も面白いです。
他の参加者の方も、自分のオリジナルのインクを作ることが目的なのか、石丸さんとおなしすることが目的なのか・・・

 

以上が、インク工房を楽しむ僕なりの方法です。
ぜひ機会があれば、一度参加してみてください。運がいいと他の参加者さんと仲良くなって、秘蔵のインクリストを見せてもらったり、インクの楽しむ幅が広がることでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ノートのようでノートでない「NOUTO」

ノートであってノートでないという不思議なノートを購入しました。思った以上のクオリティで色々感動したので紹介しますね。
注:ただ正直、ノートとしての実用性が皆無と言っていいノートかも知れません。

それは「NOUTO」です。

nouto.co

このノートは、MOZU君(現在二十歳)が中学生の時にノートに落書きしたものがベースになっているのですが、実際に見ると落書きというレベルを超えています。

このノートは視差やトリックアートが満載で、ノートというよりは作品集的なノートです。

高校生や大学生なら、知識や技術で描けるかもしれませんが、この内容を中学生が書いたということに驚きです。彼の目を通した世界は、どう見えているいるのか不思議です。
MOZU君もすごいのですが、中学生の息子が勉強そっちのけでこんな落書きをして、「こんなの書いた!」と見せられた親御さんが怒らずにその才能を肯定したことも素晴らしいと思います。

実際に視差を体験

両目で見るのでは無く、レンズを通して見た方が驚くこと間違いなしです。 お試しであれば、片目で見てみても同じように驚きます。

表紙は某ノートのデザインをオマージュしていますね。その表紙からすでにトリックアートになっています。

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表紙

このノートを見せた時に、多くの人が表紙の消しクズを退けようとしました(笑) もうその時点で、このノートを見せた甲斐があります。
ページをめくれば、視差・トリックアートが満載です。一部を紹介しますね。

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ノートに虹がかかってます

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まるで本物の消しクズ

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1番のお気に入り作品

Webでいくつか作品を見ていたのですが、実際のノートを肉眼で見て、それをカメラを通して見てみた時とで見え方が本当に違って感動しました。

うまく撮影するコツは、撮影する角度と実際に置く小物の影を意識することだと思います。
消しクズのページをよく見てみると、鉛筆の影とトリックアートの消しゴムの影が矛盾していることがわかると思います。

このノートは視差・トリックアートとして楽しむことも良いのですが、ページの余白に自ら書き加えてよりリアルなノートにすることが可能です。

 

このノートは文房具か?と聞かれると、正直答えに窮してしまいます。しかし、誰もが生徒・学生の頃には一度はノートに落書きをしたことがあることでしょう。このノートを見て、トリックアートのすごさに感嘆しながら、自分が生徒・学生の時に書いた落書きのレベルとの違いにため息が出てしまいました。
このノートを見て、僕は当時落書きをしていたある種の余裕が今は無いな・・・と思いました。何事も余裕がないというのは、褒められた事ではないと思っているので、この機械に余裕を持てるようにしていきたいと思います。

ノートとしての実用性については正直疑問を持ちますが、ノートって自由に使って良いんだ。そして自由に使うためには、余裕がないとダメだ。ということを思い出させてくれました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

糊を携帯しないなら「AQUAPiT強力ペンタイプ」

ペンケースにあると便利な文房具に、ハサミや糊があります。これらは常に使うということは無いのですが、ペンケースに入っていると安心する文房具です。

ハサミはスティック型のタイプが色々なメーカーさんから発売されていますが、糊となるとテープのりやスティックのりだと嵩張ってペンケースの中にいれにくくないですか?先日、文房具屋さんに行ったら携帯し易い糊を見つけたので紹介しますね。

それはトンボ鉛筆の「AQUAPiT強力ペンタイプ」です。

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AQUAPiT強力ペンタイプ

www.tombow.com

製品紹介

細く、美しく、強く。紙と異素材を強力に接着できるペンのり「アクアピット強力ペンタイプ」。ボールペンと同じ形で書くように持ち、直径約1ミリから塗布できます。ラインストーンもガラスも金属も紙と紙以外の材料を新開発の架橋性ウレタン成分が強力に接着します。

詳細は以下に記載しますが、携帯し易い形状でシワになることなくしっかりと貼ることができたので、携帯糊の決定版かもしれません。

特徴

形状がボールペン型

形状がボールペン型なので、ペンケースに収納しやすいです。

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ペン先がボールペンのような形状

そして、ボールペンと同じようなペン先になっているので細かな場所に糊を塗布し易いです。

塗り幅は約1mmのため、細かなものに塗ることも簡単にできます。

強力粘着

試しに紙同士をくっつけたのですが、塗った後に少し抑えているだけでしっかりとくっつきました。剥がそうとしたら、接着した部分が破れてしまいました。

また紙同士だけではなくガラス、金属、ラインストーン、ボタン、セロファンなどの素材を貼り付けることができるそうです。
残念ながら適当な金属類が無いので、試していませんがそれらを貼り付けることができるということは、グリーティングカードなどがより一層華やかにすることができるんですね。

その他

この糊はさらっとしているので、糊が手についてもベタつかないです。通常のノリだと手につくと手がベタつくし、紙に触れようものなら糊が移って汚れてしまいます。

ボールペンのように糊を塗るので、大量に糊を付ける必要がなく、また乾いた時にシワが発生しませんでした。塗った後にシワシワになると、見栄えが良くないのですが、これはシワにならず綺麗に貼ることができました。

使い方に若干の癖が

ボールペン型なので、ボールペンと同じようにペン先を斜めにして使うと、糊を綺麗に塗ることができません。綺麗に塗るためには、ペン先を垂直に軽く押し当てながら使うと良さそうです。
あと、結構早めに糊が乾いてしまうので、糊を塗った後は素早く貼り付ける必要があります。

僕は上記の癖よりも、糊は無色透明で塗った場所がちょっとわかりにくいことが気になりました。

 

使い勝手や粘着力がとても良いので、携帯できる糊の決定版かもしれません。
ペンケースに糊は無くても困らないのですが、何かあった時に便利です。どんな時に便利なのか、パッと思い浮かばないのですが、少なくともいつでも貼ることができる。という安心感はあります。
糊を携帯したけいど、テープのりやスティックのりは嵩張って携帯しにくいと考えている人は、ぜひ一度この「AQUAPiT」を使ってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

メモ帳にはバインダー形式のナローサイズがいい感じ

ふとした時に思い浮かんだことは、泡沫のごとく油断すると忘れてしまいます。僕がよくあるのはブログのネタやキーワードがそれに当たるのですが、そういう物に限って後から思い出そうとしても、なかなか思い出せない。
こういうことが度重なって、メモ帳を持ち歩くようにしているのですが、なかなか気にいるメモ帳に出会えなかったです。

先日思い切ってデザインフィルから発売されている「PLOTTER」のナローサイズを購入したところ、予想以上に使い勝手が良いので紹介します。

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PLOTTER ナローサイズ

PLOTTER

PLOTTERとは

www.plotter-japan.com

PLOTTER は、本革を使用したバインダーです。本商品は2016年の日本文具大賞の機能部門のグランプリを受賞した「LUFT」の後継商品です。

サイズや材質

サイズは、
・A5:H220mm × W170mm × D15mm
・バイブル:H180mm × W115mm × D15mm
・ナロー:H180mm × W105mm × D15mm
・ミニ:H140mm × W100mm × D15mm
の4種類です。

バインダーのリングは全て6穴リングの11mm径です。

革の種類

PLOTTER には、「プエブロ」「ホースヘアー」「シュリンク」の3種類の革が用意されています。それぞれに特徴があって甲乙つけがたいのですが、僕はエイジングが楽しめる「プエブロ」を選びました。

以下はHP から3種類の革の説明を引用です。

プエブロ

「プエブロ」は、イタリアの名門タンナー「バダラッシー・カルロ社」が仕上げた、ダイナミックなエイジングが特徴の革です。

PLOTTER(プロッター)公式通販|5001 6穴リングレザーバインダー プエブロ

ホースヘアー

「ホースヘアー」は日本でも指折りの本格派タンニンレザーを作りだすトップタンナーとともに開発したPLOTTERオリジナルレザーです。

PLOTTER(プロッター)公式通販|5002 6穴リングレザーバインダー ホースヘアー

シュリンク

シュリンク」はタンニンとクロムを絶妙に配合したコンビ鞣しの革にオリジナル染料を塗装し、こだわりのスモールシュリンクエンボスを施しました。

PLOTTER(プロッター)公式通販|5003 6穴リングレザーバインダー シュリンク

メモ帳にはバインダー形式のナローサイズがベスト

PLOTTER は全てのサイズでリング径が11mmです。このリング径だと大凡80枚ほどを綴じることができます。
メモ帳として使用するには、十分なページ数を綴じることができます。

バインダー形式を勧める理由は、残りページが少なくなってきたら不要なページを抜いて用紙を追加できるので、残ページを気にしなくて良いというメリットがあるからです。通常のメモ帳では、残りのページ数が少なくなってきたら、新しいメモ帳を用意しておく必要がありましたが、バインダーならば用紙さえ差し替えれば空白のページを一定量を保持することができます。

サイズとしてナローサイズを勧めるのは、筆記スペースが十分にありながら、携帯性が高いためです。
携帯性で言えばナローサイズは、長財布に近いサイズなので携帯性抜群です。男性ならイメージしやすいのは、スーツの内ポケットに入る大きさです。(僕はよくズボンの後ろのポケットに入れています。)
これくらいの大きさなら、女性でもポシェットなどに入れても邪魔にならないと思います。
筆記スペースとしても、ナローサイズというH170mm × W80mmという用紙サイズは、A5サイズより縦に4cm、横に7cm小さいサイズです。小さすぎないか?と思われるかも知れませんが、通常のA5ノートでも端までしっかり記載するということはあまりないのではないでしょうか。閲覧しやすいように、無意識にも端に余裕があるのではないでしょうか。
そうすると横に7cm短いというのは、大きな問題にはならないと思います。

PLOTTER の嬉しい誤算

バインダーなので、360度折り返して使うことができない。と思っていたのですが、PLOTTER は背表紙部分の革が薄くなっています。そのため、360度折り返して使うことができました。

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ぐるっと360度折り返すこともできます

360度折り返して使用することができると、立ったままでもメモを取りやすくなります。180度開いた状態だと、書いていない側のページがブラブラとして気になってしまいますが、折り返すと筆記面の硬さが増して、書きやすくなります。そもそもメモなので、椅子に座って机の上で書けるとは限りません。そのため、立ったままでも記述できるというのは、本当に嬉しいです。

先日行ったISOT でもこのPLOTTER でメモをどんどん書いていたのですが、立ったままでも不自由を感じることはありませんでした。

唯一の難点

唯一の難点は、ナローサイズのリフィルが数少ないということです。
純正のリフィルは、トモエリバーのような非常に薄い用紙ですが、特別抄造のオリジナル手帳用紙となっており、万年筆で筆記しても裏抜けは発生していません。紙の厚さだけではなく、筆記感もサラサラとしてトモエリバーのような印象を受けました。

リフィルの選択肢が少ないという難点はありますが、純正リフィルは書き味も良いのでよほど思い入れがなければ、メモ帳として使用するのであれば純正リフィルで問題ないと思います。

 

メモ帳という人目に触れる機会の多い物ですので、ちょっと良いものを使うと目にした相手から「おっ、こいつ出来るぞ」と好印象を与えることが出来るかもしれません。
使い始めてから2ヶ月近く経過しましたが、使い勝手がよくて何でもこのメモ帳に書き込むようにしています。これほど使い勝手が良いとは、使い始めるまでわかりませんでした。

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背表紙もカッコイイのでお気に入りのポイントです
個人的に気に入っているポイントは、背表紙の金属とそこに「PLOTTER」と刻印があるので、結構いいアクセントになっている点です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。