(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

メモ帳にはバインダー形式のナローサイズがいい感じ

ふとした時に思い浮かんだことは、泡沫のごとく油断すると忘れてしまいます。僕がよくあるのはブログのネタやキーワードがそれに当たるのですが、そういう物に限って後から思い出そうとしても、なかなか思い出せない。
こういうことが度重なって、メモ帳を持ち歩くようにしているのですが、なかなか気にいるメモ帳に出会えなかったです。

先日思い切ってデザインフィルから発売されている「PLOTTER」のナローサイズを購入したところ、予想以上に使い勝手が良いので紹介します。

f:id:Pi-suke:20180724211348j:plain:w200
PLOTTER ナローサイズ

PLOTTER

PLOTTERとは

www.plotter-japan.com

PLOTTER は、本革を使用したバインダーです。本商品は2016年の日本文具大賞の機能部門のグランプリを受賞した「LUFT」の後継商品です。

サイズや材質

サイズは、
・A5:H220mm × W170mm × D15mm
・バイブル:H180mm × W115mm × D15mm
・ナロー:H180mm × W105mm × D15mm
・ミニ:H140mm × W100mm × D15mm
の4種類です。

バインダーのリングは全て6穴リングの11mm径です。

革の種類

PLOTTER には、「プエブロ」「ホースヘアー」「シュリンク」の3種類の革が用意されています。それぞれに特徴があって甲乙つけがたいのですが、僕はエイジングが楽しめる「プエブロ」を選びました。

以下はHP から3種類の革の説明を引用です。

プエブロ

「プエブロ」は、イタリアの名門タンナー「バダラッシー・カルロ社」が仕上げた、ダイナミックなエイジングが特徴の革です。

PLOTTER(プロッター)公式通販|5001 6穴リングレザーバインダー プエブロ

ホースヘアー

「ホースヘアー」は日本でも指折りの本格派タンニンレザーを作りだすトップタンナーとともに開発したPLOTTERオリジナルレザーです。

PLOTTER(プロッター)公式通販|5002 6穴リングレザーバインダー ホースヘアー

シュリンク

シュリンク」はタンニンとクロムを絶妙に配合したコンビ鞣しの革にオリジナル染料を塗装し、こだわりのスモールシュリンクエンボスを施しました。

PLOTTER(プロッター)公式通販|5003 6穴リングレザーバインダー シュリンク

メモ帳にはバインダー形式のナローサイズがベスト

PLOTTER は全てのサイズでリング径が11mmです。このリング径だと大凡80枚ほどを綴じることができます。
メモ帳として使用するには、十分なページ数を綴じることができます。

バインダー形式を勧める理由は、残りページが少なくなってきたら不要なページを抜いて用紙を追加できるので、残ページを気にしなくて良いというメリットがあるからです。通常のメモ帳では、残りのページ数が少なくなってきたら、新しいメモ帳を用意しておく必要がありましたが、バインダーならば用紙さえ差し替えれば空白のページを一定量を保持することができます。

サイズとしてナローサイズを勧めるのは、筆記スペースが十分にありながら、携帯性が高いためです。
携帯性で言えばナローサイズは、長財布に近いサイズなので携帯性抜群です。男性ならイメージしやすいのは、スーツの内ポケットに入る大きさです。(僕はよくズボンの後ろのポケットに入れています。)
これくらいの大きさなら、女性でもポシェットなどに入れても邪魔にならないと思います。
筆記スペースとしても、ナローサイズというH170mm × W80mmという用紙サイズは、A5サイズより縦に4cm、横に7cm小さいサイズです。小さすぎないか?と思われるかも知れませんが、通常のA5ノートでも端までしっかり記載するということはあまりないのではないでしょうか。閲覧しやすいように、無意識にも端に余裕があるのではないでしょうか。
そうすると横に7cm短いというのは、大きな問題にはならないと思います。

PLOTTER の嬉しい誤算

バインダーなので、360度折り返して使うことができない。と思っていたのですが、PLOTTER は背表紙部分の革が薄くなっています。そのため、360度折り返して使うことができました。

f:id:Pi-suke:20180724211601j:plain:w200
ぐるっと360度折り返すこともできます

360度折り返して使用することができると、立ったままでもメモを取りやすくなります。180度開いた状態だと、書いていない側のページがブラブラとして気になってしまいますが、折り返すと筆記面の硬さが増して、書きやすくなります。そもそもメモなので、椅子に座って机の上で書けるとは限りません。そのため、立ったままでも記述できるというのは、本当に嬉しいです。

先日行ったISOT でもこのPLOTTER でメモをどんどん書いていたのですが、立ったままでも不自由を感じることはありませんでした。

唯一の難点

唯一の難点は、ナローサイズのリフィルが数少ないということです。
純正のリフィルは、トモエリバーのような非常に薄い用紙ですが、特別抄造のオリジナル手帳用紙となっており、万年筆で筆記しても裏抜けは発生していません。紙の厚さだけではなく、筆記感もサラサラとしてトモエリバーのような印象を受けました。

リフィルの選択肢が少ないという難点はありますが、純正リフィルは書き味も良いのでよほど思い入れがなければ、メモ帳として使用するのであれば純正リフィルで問題ないと思います。

 

メモ帳という人目に触れる機会の多い物ですので、ちょっと良いものを使うと目にした相手から「おっ、こいつ出来るぞ」と好印象を与えることが出来るかもしれません。
使い始めてから2ヶ月近く経過しましたが、使い勝手がよくて何でもこのメモ帳に書き込むようにしています。これほど使い勝手が良いとは、使い始めるまでわかりませんでした。

f:id:Pi-suke:20180724211407j:plain:w200
背表紙もカッコイイのでお気に入りのポイントです
個人的に気に入っているポイントは、背表紙の金属とそこに「PLOTTER」と刻印があるので、結構いいアクセントになっている点です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。