(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

おしゃれな「びわこ一筆箋」

地元愛溢れるコクヨ工業滋賀さん

コクヨ工業滋賀

昨年のISOTの日本文具大賞では、琵琶湖が描けるテンプレートの「びわこテンプレート」がデザイン部門の」優秀賞を受賞しています。

地元愛だけでなく、地元の環境保護にも力を入れています。

その環境保護活動は、ReEDEN プロジェクトとして葦(ヨシ)を使った商品がいくつか発売されています。

「びわこ文具」という独自ブランドで、滋賀県・琵琶湖の魅力を伝えています。

今回はその「びわこ文具」から、新商品の「びわこ一筆箋」を紹介します。

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びわこ一筆箋

これは環境保護活動のReEDEN プロジェクトの一つで、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用した紙で作られています。

ただヨシを使った紙が使われているだけでなく、「琵琶湖」と「湖魚」の透かし(water mark)2柄で24枚綴りです。

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透かし「琵琶湖」

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透かし「湖魚」
最初見たときは、透かしが分かりませんでした。

光にかざすと確かに琵琶湖と魚の透かしがありました。

一筆箋には罫線が印刷されていないので、まっすぐ文字が書けるかな?と不安になったのですが、ちゃんと罫線の下敷きが付いて来ていました。

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罫線下敷き

用紙が薄いので、この下敷きを敷くとちゃんと罫線が確認できて、まっすぐ書くことができました。

せっかくなので、ちょっと書いてみました。

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ゲルインクボールペンで試筆
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鉛筆で試筆

筆記面はツルツルとしているのですが、裏面はザラザラとしています。

和紙の温かみを感じて触っているだけで楽しく、幸せな気分になります。

万年筆でもよほど裏抜けすることはないんじゃないかな?と思う紙質です。

いい紙で気持ちを伝えると、書くときも楽しいのですが何より受け取った相手も嬉しいでしょうね。

こういう品質・デザインの優れた一筆箋はついつい購入してしまいます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

短くなったらおしゃれにエクステンションをつけましょう

皆さんは鉛筆を使っていますか?

よくてシャープペンシルを使うぐらいで、鉛筆を日常的に使う人は少ないのではないでしょうか?

僕が使う筆記具の頻度は、鉛筆 >>> ゲルボールペンです。

鉛筆はどんな姿勢でも書くことができるとっても優れた筆記具です。

寝転がっても、立って書いても、例えうえ向きでも書けちゃいます。

そんな優れた筆記具である鉛筆ですが、弱点は使って削り続けていると短くなってしまうところです。

僕の好きな長さは、10cmくらいの長さです。

ちょうど持った時に、親指と人差し指の間の部分にちょうど収まる長さです。 これくらいになると、本当に使っていて気持ちがいいんです。

それ以上短くなるとまだまだナイフで削れば使えるのですが、持ちにくなってしまいます。

そういう時に役立つのが、エクステンションです。

メインで使っているGraf von Faber Castell のPerfect Pencil は、キャップがエクステンションも兼ねているので、問題はないのですが、Perfect Pencil 以外のペンでは別途エクステンションを使っています。

僕が使っているのは、STAEDTLER のpencil holderです。

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STAEDTLER pencil holder

価格は1,000円くらいでした。

僕がこのSTAEDTLER のpencil holder を使っているのは、いくつか理由があります。

1:消しゴム付き

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頭に消しゴムが付いてます
エクステンションの頭の部分に消しゴムがあります。 これは繰り出し式になっていて、使わないときは飛び出していません。 ちゃんと仕舞われているので、消しゴムが汚れる心配がありません。

2:クリップがついている

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クリップもあります
このクリップがあるお陰で、ポケットにしっかりと収まっています。 これがあるのとないのとでは、出場頻度が変わって来ます。 またポケットに収まるだけでなく、転がり防止にもなります。

このエクステンション以外にも、Google などの検索サイトで「鉛筆 エクステンション」で検索するとお洒落なエクステンションが見つかります。 また鉛筆は標準の長さだと長すぎて、なかなかエクステンションを使う長さになるまで時間がかかります。 でも、エクステンションを使いたい!!という人には、ぷんぷく堂さんの「半分鉛筆」がオススメです。

ぷんぷく堂 鉛筆 B 半分鉛筆 6本入り P-038

ぷんぷく堂 鉛筆 B 半分鉛筆 6本入り P-038

エクステンションを使って、鉛筆で筆記する。というのはなかなか楽しい気分です。

万年筆のインクを気軽に楽しむボールペン

万年筆のインクが最近、各メーカーさんから沢山発売されています。 でも、このインクを楽しもうと思うと万年筆を使うしかない。と思って諦めていませんか?

万年筆は高価だったり、手間がかかるとして避けていませんか? 確かに万年筆はちょっとハードルが高いですし、日常で使うにはちょっと不向きです。

でも、多種多様なインクを楽しむことを諦めるのは早いですよ。

HERBIN さんから万年筆のインクが使えるボールペンが発売されています。

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HERBIN ローラーボールペン

エルバン ボールペン コンバーター付き スケルトン hb-pen08

エルバン ボールペン コンバーター付き スケルトン hb-pen08

これは万年筆のインクを吸入するコンバーターが付属で付いているので、このコンバーターにインクを吸い込んで使うことができます。

ボールペンなので、万年筆よりも気軽に使えることでしょう。

実際に僕の最近のお気に入りのインクを吸入して、試し書きしてみました。

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試し書き

筆記した感じは滑らかで、字幅も0.5mm程度で日常使いに問題ない品質です。

水性インクなので、油性ボールペンの時のような高い筆圧は不要でスラスラと書くことができます。

またボールペンなので、万年筆のように気を使うこともなく気軽に使えます。

1点使用上で気をつけたいのは、通常の油性・ゲルのボールペンよりも寝かせ気味にペンを持った方が良いということです。

万年筆を使うのと同じような感じですね。付いていた取扱説明書には、50度くらいに傾けて使用する。とありました。

僕は万年筆も使うので特に気にはなりませんが、ちょっと気になるのは、

1:水性ボールペンなので、筆記の際にはキャップを外す必要がある。

2:インクの補充時には、コンバーターを取り外してコンバーターで直接インクを吸入する必要がある。

1点目のキャップは、ローラーボールペンなので仕方がありません。

ノック式ではインクが乾いてしまいますからね。

2点目のコンバーターで直接インクを吸入するのは、なんとか改善できないかな?と思います。

万年筆のように、コンバーターをペン先に着けたままで吸入できると本当に便利なんですけどね。

多少の不便さはありますが、気に入ったインクがボールペンでも使えるというのは良いです。

またボディも透明なのでインクの残量がすぐに分かるので、インクの補充するタイミングがわかって嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Japanese Blue Black 「蒼墨」

SAILOR さんから発売されている万年筆用顔料インクには、「極黒」「青墨」とありましたが、新たに「蒼墨(SOUBOKU)」が仲間入りしました。

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蒼墨
www.sailor.co.jp

SAILOR さんの顔料インクは、独自開発による超微粒子顔料インクです。 この超微粒子顔料インクの特徴は、

【超微粒子顔料インクの特長】

◎水に強く、にじみにくい。

◎裏抜けしにくい。

ということです。

「極黒」は漆黒の黒で、「青黒」はブルーブラックです。

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蒼墨 試し書き
でも今回発売された「蒼黒」は同じブルーブラックなのですが、印象的に日本的なブルーブラックです。 このブルーブラックは好きな色味です。

最近は茶色系統のインクを多用していたのですが、この「蒼黒」は今持っているブルーブラックのなかで一番好きな色味なので、入れ替えて使っていこうと思います。

最近、本当に各メーカーさんが多くのインクを発売されています。

自分の好きなインクを使って文字を書く。という楽しみが気軽にできるようになったので嬉しいのですが、インクが増えてインク沼からなかなか抜け出せないです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

文具ミニチュアマスコットをゲット!!

文具ソムリエールの菅 未里さんが監修された、ケンエレファントのカプセルトイのミニチュア文具。

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THE 文具 Miniature Mascot
【5/4取り扱い店追記あり】ミニチュア文房具カプセルトイができました! | STATIONERY RESTAURANT

菅さんのTwitter で知ってから、これは購入しなければ!!と半ば使命感に燃えていました。 しかし、菅さんのHP では名古屋での取り扱いがないようでした。

それでもめげずにGW は愛知県のサブカル街である大須商店街、そして名古屋駅近くのサブカル系のお店などを徘徊しまくりました。(iPhone に標準インストールされている万歩計?で確認したところ、15km近く歩き回りました。)

諦めかけた頃に、大須商店街のドール専門店「アゾンレーベルショップ名古屋」にあるっぽい。という情報をゲットしました。

その情報を得て、ワクワクしながら同店に向かう道すがら、ケンエレファントさんのTwitter でなんとロフト各店でも取り扱いが開始されたとw

いやいや、数日前にロフトさんに行ったよ〜あと数日早く取り扱いを開始してくれていたらな・・・と思ってしまいました。 しかしここは初心貫徹、ドールショップに伺いました。

大須にドールショップがあることは知っていましたが、まさかそこで取り扱われているとは。 確かに菅さんのHP を見る限りも、めちゃくちゃ精巧にできているのでドールの小物として扱うというのは十分にありうる話です。ドールショップ、盲点でした。

初めてドールショップに足を踏み入れた感想は置いておいて、もう探す気力がないので店員さんに場所を教えてもらって、無事購入することができました。

文具ミニチュアマスコット

どういうラインナップがあるかは菅さんのHP を確認していただくとして、僕は下記の鉛筆削りとホチキス・セロテープをゲットしました。

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ゲットしたミニチュア文具たち

コンプリートも頭によぎったのですが、同店にはポスカやテプラの在庫がなかったので、それ以外を購入しました。 しかし、このミニチュアはパッと見ただけでどのメーカーさんのどの商品かが分かり、カプセルトイとは思えない精巧な作りです。

鉛筆が大好きなので、鉛筆削りの「エンゼル5 ロイヤル」は各色を購入しました。

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ミニチュア エンゼル5 正面
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ミニチュア エンゼル5 後ろ
この鉛筆削りの「エンゼル5 ロイヤル」ですが、ちゃんとハンドルが回るんですよ。これは驚きました。

そして紙にはその文房具とそのメーカーさんの説明がしっかりと書かれています。

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中の紙にはメーカーさんとその文具の説明がしっかりと
いや〜この説明を読むだけでワクワクします。

中の説明書を見て見ると、「1st season」と書かれています。 ということは、少なくとも「2nd season」はあるということです。一体次はどのメーカーさんのどの文具がミニチュア化されるのか興味津々です。

第2弾の発売情報も引き続き追いかけて、ぜひ第2弾も購入したいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

お洒落なRHODIA No.11レザーケース

文房具朝食会@名古屋でお世話になっている、NO DETAIL IS SMALL さんでお洒落なRHODIA(No,11)の カバーが数量限定で発売されています。

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RHODIA ブロックメモ カバー

nodetailissmall.com

前回、同店で文房具朝食会@名古屋を開催させていただいた時に、ご主人から商品説明があり、僕はその場で予約しました。 そして先日、NO DETAIL IS SMALL さんにお邪魔して商品の受け取りをしてきました。

RHODIA ブロックメモのカバーは色々なお店などから発売されていますので、カバー自体は決して珍しいものではありません。 しかし、NO DETAIL IS SMALL さんのカバーはお値段以上の価値がありそうです。

RHODIA カバー

滑らかで手に持った肌触りが優しいです。

(使われている革は、なんとあのルイ・ヴィトンと同じ素材だそうです。)

内側には書いたメモを入れるポケットがに付いています。

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内側にはポケット付き

本体の裏には、NO DETAIL IS SMALL さんのロゴが控え目ながらお洒落にエンボス加工されています。

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ロゴとパスケース
さらにここはパスケースに使えるようになっています。

僕はこのカバーに一目惚れしたのは、革の手触りが良い。という点と、側面がコバ磨き?されており、非常に丁寧な仕上がりになっている点です。

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全ての面がコバ磨き

ここまで丁寧な仕事がされた商品が、まさかの3,000円ということです。

持ち物には名前を書くように幼少期から言われているので、今回お願いして表面に名前を刻印しました。

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持ち物には名前を書きましょう
かなり綺麗に刻印できました。いや〜こういうことができるのも、NO DETAIL IS SMALL さんならではだと思います。

RHODIA ブロックメモNo,11 は、サイズがポケットに入れて使うのにちょうど良い大きさで重宝するのですが、そのままではちょっとお洒落じゃないんですよね。 このカバーなら人目に触れても、全く恥ずかしくないどころか、どんどん見せて使いたくなります。

気に入ったのでこれから僕のポケットには、このRHODIA カバーが常駐することになりました。 これはほんといい買い物ができました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

新入社員にオススメのボールペン

新入社員の皆さんも、GW の後半を楽しまれている事でしょう。
入社して色々と緊張して気疲れした1ヶ月でしたか?1ヶ月勤めたことで、何となく会社の雰囲気が分かったかな?
そして月末払いの会社ならば、初任給が支給されたのではないでしょうか?

初任給なので、親御さんを食事に招待したり、貯金したり・・・色々と用途が決まっていることでしょう。
でも、そのうち少しだけ自己投資に使ってみませんか?

自己投資には長期的なものと短期的なものがあります。
これから社会人として「頑張っていこう」という心構えとして、お仕事で使うものに投資してみませんか?
例えばボールペンなんていかがでしょうか。


昭和を代表する時代小説・歴史小説家の池波 正太郎 著の「男の作法」という本があります。

男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

この本は昭和56年(1981年)に出版された本で、35年以上前の出版ですが今でも通ずるものがあるとても良い本です。
文量は多くないので、ぜひ機会を見つけて読んで欲しいです。
この本の中で、池波さんは、

万年筆とかボールペンとかサインペン、そういうものは若い人でも高級なものを持ったほうが、そりゃあ立派に見えるね。万年筆だけは、いくら高級なものを持っていてもいい。つまり、いかに服装は質素にしていても万年筆だけは、たとえばモンブランのいいものを持っているということはね。アクセサリー的な万年筆がふえたけど、そういうのはだめ。そうじゃなくて、本当の万年筆として立派な機能を持った万年筆はやっぱり高いわけだから、そういうものを持っているということは若い人でもかえって立派に見える。

(それは別に、物を書くのが仕事であるという人ばかりではなくて、職業と関係なく、ですか・・・・・・。)

職業とは無関係。だから、トンネルの工事をしている人が、そこでモンブランのいい万年筆を出して書いても、それはもう、むしろ立派に見えるわけですよ。そりゃあ万年筆というのは、男が外へ出て持っている場合は、それは男の武器だからねえ。刀のようなものだからねえ、ことにビジネスマンだったとしたらね。だから、それに金をはり込むということは一番立派なことだよね。貧乏侍でいても腰の大小はできるだけいいものを差しているということと同じですよ。

気持ちとしてはキリッとするわけだよ。自分でも。高い時計をしてるより、高い万年筆を持っているほうが、そりゃキリッとしますよ。(略)男っていうのは、そういうところにかけなきゃだめなんだ、金がなくっても。

ということが書かれています。


実は筆記具って意外に人に見られています。
今までの生活と違って、本当に幅広い年代の方々と接するので、ぜひ大人の自分を演出するためにも、ちょっと良い筆記具に投資してみましょう。
今のご時世、万年筆は日常では使いにくいですので、現代的にボールペンにしましょう。
確かにモンブランは間違いなく良いものです。ですが安いものでも3万円近くしますので、ちょっとハードルが高いかと思うので今回は除外します。

ちなみに予算は1万円で選んでみました。

国産メーカー編

PILOT 「TIMELINE PAST」

www.pilot.co.jp

サクラクレパス 「SAKURA Craft_lab001」

craft.lab.craypas.com

セーラー万年筆 「DAKSレジェンド」

www.sailor.co.jp


海外メーカー編

CROSS 「クラシックセンチュリー」

www.parkerpen.com

WATERMAN 「メトロポリタン」

www.waterman.com



ざっくりと予算1万円程度で比較的入手しやすく、若者らしいデザインのボールペンを選んでみました。
実際にお店に行けば、売るほど大量の筆記具が扱われています。
ネットで購入せずに、ぜひ店舗で持った時のペンのバランスや太さなどを確認してください。
そして試筆して書きやすいボールペンを見つけてみてください。

その時はお店の人に、少しの勇気を出して予算を告げて、色々見せてもらいましょう。
そしてぜひ、その1本を持って連休明けの仕事に打ち込んでみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。