(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

万年筆の魅力を紹介

先月に引き続き今月も懲りずに名城大学ドーム前キャンパスの社会連携ゾーンshakeで、文房具ネタで90分お話してきました。
前回の時のブログは以下です。
pi-suke.hatenadiary.jp


今回のテーマは「万年筆のイロハ」という事で、万年筆に興味のある方・万年筆を使い始めて間の無い方を対象としたユルい内容です。
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今回はちょっと気分を変えて、珍しくネクタイを締めて日直をしてみました。僕がネクタイを締めている姿は非常にレアなので、当日参加された方はラッキーですよ。


まずは学びの場ですので、前回同様簡単に万年筆の歴史についてお話です。
その後、万年筆が書ける仕組みである「毛細管現象」「気液交換作用」を説明しつつ、バラした万年筆の部品を見て頂き、それぞれの作用を見て頂きました。

その後、実際万年筆を購入するには?ということで、以下のブログで書いた内容を簡単に説明。
pi-suke.hatenadiary.jp


その後インクのお話を簡単にして、僕が所有する万年筆の一部を持ち込み、実際に試し書きして頂きました。


相変わらずつたない進行で、反省点も多々ありますがなんとか無事行えることが出来ました。
終了後に文房具ネタで何か聞きたい事が無いか、参加者の方に聞いたところ「付箋紙」というキーワードがでましたので、来月日程は未定ですが付箋をテーマに行います。

選べるボールペン「エラベルノ」

選べるボールペンといえば、ZEBRAさんの「シャーボ」があります。ボールペンのボディと芯を選んで、自分の使いやすい組み合わせが行えるというので、今でも人気の商品です。

今回KOKUYOさんから、今までに無い選択肢のある選べるボールペン「エラベルノ」が発売されます。
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ボールペン<エラベルノ> | コクヨ

ボディ

「エラベルノ」も他の選べるボールペンと同じように、ボディとインクを選択するのですが、ボディのグリップの太さを選択出来ます。
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グリップ部の太さって、意外に筆記感に大きく影響を与えています。
男性と女性ではそもそも手の大きさも違いますし、筆圧によっても太い・細いに向いているものがあります。

手の大きさによる影響は想像出来ると思いますが、筆圧が強いのであれば細めのグリップ、筆圧が弱いのであれば太めのグリップが適していると思います。
今まではこのグリップ部の太さを選択できなかったので、この選択肢は非常にいいですね。

インク

インクは油性(シルキー油性)・ゲル(エアリーゲル)と選択できます。
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またボール径も0.5mm / 0.7mmの二種類です。色は黒・赤・青は共にありますが、ゲルインキにはブルーブラックがあります。
リフィル特徴に先端にあるボールの後ろにもう1つボールを配置して、先端のボールの回転を安定させる「ダブルボールチップ」が採用されています。イメージとしてはベアリングのようなものなのでしょうか。油性でも滑らかに筆記できそうです。




ボディとインクがそれぞれ100円で、組み合わせて200円で自分の使いやすいグリップ部のボールペンが選べるというのはいいですね。
せっかくなのでプラスチック素材ではなく、もう少し高級感のあるボディがラインナップに追加されると嬉しいです。

どこでも貼れる魔法の付箋「magnetic NOTES」

僕は名刺サイズぐらいの大きさの付箋をよく使います。

そんな付箋を何に使うかというと、アイデアや思考を整理するためです。
何でも良いので、思いついたキーワードを付箋に書いて、壁にペタペタと貼ります。ある程度出し切ったら、今度は関連する付箋をまとめたり、関連性が分かるように並び替えたりします。
そうすると、何度も剥がして貼ってを繰り返すことになるので、そのうちに粘着性が弱ってきて上手く貼ることが出来ずに新たに書き直していました。

強粘着性の付箋もいいのですが、ちょっとオシャレなモノは無いかと思っていたら、いい商品がありました。

それは「magnetic NOTES」です。
magnetic.jp
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貼る場所を選ばない

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フィルムタイプの付箋なのですが、フィルムとフィルムの間に静電気を閉じ込めてあるので、静電気の力で張り付きます。
そのため、普通の付箋が苦手な木材や布なんかにもしっかり張り付きます。多少の凹凸があっても問題無く貼れます。
また糊ではなく静電気でくっついているので、付箋を動かすのは滑らせるだけ。

裏面がホワイトボード仕様

裏面がホワイトボード仕様になっているので、ホワイトボードマーカで書いて繰り返し使うことができます。
イデアや思考をまとめる際に、このホワイトボードマーカで繰り返し使えるのはとてもいいです。

鉛筆でも書けちゃいます

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フィルムタイプの付箋なのですが、鉛筆でも書けます。そして当然消しゴムでキレイに消せます。
鉛筆を普段使いしている僕にとってはとてもありがたいのですが、世間一般にはどうなんでしょう。

パラパラしちゃダメ

magnetic NOTESさんのサイトにも記載されていますが、パラパラは禁止です。
パラパラをしてしまうと、フィルムに帯電している静電気が放出されて吸着力が弱くなってしまうそうです。
僕は購入時パラパラしたくなりましたが、いい大人なのでぐっと我慢しました。


※今回の写真は全てmagnetic NOTESさんのサイトからお借りしました。普通の付箋が付かないような場所が身近に無く、僕の悪筆を晒すのは憚れます。



このmagnetic NOTESは普通の付箋よりも値段が高額なので躊躇されるかと思いますが、試しに一つ買って使ってみてください。
今までの付箋よりも使い勝手がいいです。特に僕みたいに思考を整理するために使われている人は、一度試してみる価値があります。

大人なの仲間入り「SAKURA craft_lab 001」

子供のころにはあれほどお世話になったのに、大人になるとサクラクレパスさんの文房具に触れる機会はとんと減っている。
そんなサクラクレパスさんが「SAKURA craft_lab」というブランド?で大人向けの筆記具としてを発売しました。
craft.lab.craypas.com

大阪の展示会で発表されたのですが、当日の写真やHPから大人の雰囲気がひしひしと伝わってきて、これはぜひとも購入しなければと思い、某文具店さんに予約をお願いしました。

そうしたら先日、入荷した旨の連絡を受けて、引き取ってきました。


開封の儀

パッケージからしてカッコいいです。
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デザイン・持ちやすさ

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真鍮がふんだんに使われているため、結構な重量感と軸幅があります。軸がちょっと女性には太いかな?
しかし重心が中心にあるため、筆記時にこの重量が気になることはありません。
天冠にはサクラクレパスのマークが入っています。
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リフィル

インクは水性顔料ゲルですので、非常にサラサラとした書き味です。
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僕が購入したインクの色はブラウンブラックを選択したのですが、黒でもなくブラウンでも無いので非常にいい色味です。書いた直後に筆記部分を撫でてみたのですが、滲むこともありませんでした。
※インクの色は、ブラック・ブルーブラック・ブラウンブラック・ボルドーブラック・グリーンブラックの黒の5色展開です。

細かく計測できていませんが、リフィルはパーカータイプに非常に似ています。外形が若干パーカータイプより細いかな?っていう感じです。
ただペン先の部分の形状がパーカータイプとは異なるため、パーカータイプのリフィルとの互換性は無さそうです。
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国産のボールペンのデザインに満足できていなくて、ずっと海外ブランドを使っていたのですが、このSAKURA craft_lab 001はデザインが本当にカッコよくて使うことのワクワク感が半端有りません。
本当にこういう国産のボールペンを待っていたので、お値段はそこそこしますが非常に良い買い物ができたと思っています。
まだまだ店頭で在庫があるような状況ではないかと思いますが、見かけたらぜひ試筆してみてください。期待を裏切らない素晴らしいボールペンです。

やらかした!?「とび太くんテンプレート」

今年のISOTで日本文具大賞デザイン部門優秀賞を受賞したコクヨ工業滋賀さんのReEDENシリーズの「びわこテンプレート」。

このテンプレートの第2段として「とび太くんテンプレート」が発売されています。
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「とび太くんテンプレート」を発売|プレスリリース|コクヨ

プレスリリースを見た際に、コクヨ工業滋賀さん調子乗ってる?っと突っ込んでしまいました。

でも滋賀出身の友人曰く「滋賀から出て初めて知ったが、とび太くんが全国区じゃなかったことに、ショックを受けた。」とまで言わしめる「とび太くん」。愛知から出たことの無い僕は、コクヨ工業滋賀さんのReEDENシリーズで初めて知ったぐらいですが、「とび太くん」は、滋賀の路上の至る所にいて、飛び出し注意の交通安全のイメージを高める活躍をしているそうです。
そんな滋賀県民に愛されている「とび太くん」が簡単に書けるテンプレートです。

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文房具を通して、地域の知名度を上げるという試み応援したいですね。
「びわこテンプレート」のインデックスは上部、今回の「とび太くんテンプレート」のインデックスは中部にあるので、下部が余っているので第3段が発売されるのか、非常に気になります。

ルーズリーフの最高の組み合わせ(B5サイズ限定)

僕は学生の時にルーズリーフを使用していましたが、左側のページに記載する際にリングが手にあたったり、予備のルーズリーフの持ち歩きが面倒でいつからかルーズリーフを使わなくなりました。
特に予備のルーズリーフをパッケージから出すのに、パッケージの糊や薄いパッケージが破れないかといった心配していましたが、これらルーズリーフを使う上での気になる・心配事が一気に解決できる組み合わせがあります。

KINGJIMさんから発売されている「テフレーヌ」のリングノートタイプと、KOKUYOさんから発売されている「ルーズリーフケース」の組み合わせです。
※この組み合わせは、「ルーズリーフケース」がB5サイズにしか対応していないので、B5サイズを使っている人向けです。

テフレーヌ リングノートタイプ

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リングノート「テフレーヌ」 | 書くときにリングが手に触れないバインダーノート「テフレーヌ」 | ファイルとテプラのキングジム

リングが上下セパレート式なので、左側のページに書く際にもリングが手に触れません。
またリングが30枚までの対応なので、必要なページのみ綴じれば荷物も少なくなります。
色展開が豊富なので、授業ごとに使い分けることも出来ます。
また表紙が360度開くので、リングノートのように片面づつ使う事が出来るので、無駄に机のスペースを使うことがありません。

ルーズリーフケース

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キャンパス ルーズリース専用ケース|商品情報|コクヨ ステーショナリー

この商品が発売されるまでは、購入時のパッケージのまま予備のルーズリーフを持つ必要がありました。ただパッケージのままだと、粘着面が汚れたり、パッケージが破れないようにと結構気を使っていました。
しかしこの商品はクリアフォルダのような素材で出来ているので、粘着面も無いですしパッケージが破れるような心配も不要です。
1つのケースに100枚のルーズリーフが収納できるので、予備のルーズリーフ入れとしては最適です。
ただ先にも記載したとおり、B5サイズしかないので、A4やA5サイズも展開されると嬉しいです。



常に過去の部分を持ち運ぶ必要は無く、過去の部分は大容量のバインダーに綴じて、自宅に保管しておけば良いワケです。
本当に必要なページのみ、テプレーヌに綴じて、念のためルーズリーフケースで新しいページを持ち運べば荷物のカサは軽減されます。

学生の頃にこれらの商品があれば、ずっとルーズリーフを使い続けられたと思います。

懐かしの文具「バトル鉛筆」

ネットを徘徊していたら、こんな記事がありました。
nlab.itmedia.co.jp


「バトル鉛筆」懐かしいですね。てっきりバトル鉛筆が販売されるのかとワクワクしたのですが、オンラインゲーム内のお話だそうです。


そもそもバトル鉛筆ってご存じですか?
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鉛筆を転がして上向きになった面を乱数として使用するゲーム。またそれに使用する鉛筆。

Wikipediaバトル鉛筆

ただ数字が書いてあるのでは無く、ゲーム中の条件なども書かれているので、確か1/3以上削ってしまうとゲームに支障が出るという鉛筆です。
僕は買って貰えた記憶は無いのですが、小学生の時にクラスで流行っていました。

面白いのが、鉛筆のキャップにも鉛筆同様に条件が書いてあって、鉛筆本体の条件を向上させたりできたんですよね。そして鉛筆だけでなく、消しゴムも6角形とかの形になって、スリーブに鉛筆同様に条件が書いてあったりした気がします。

先にも書いた通りある程度削ってしまうと、ゲームに支障が生じてしまうので、鉛筆としてはどうのか?という話ですが、鉛筆なので大手を振って学校に持って行けたんです。そして授業と授業の間や、お昼休みにワイワイ遊んだんですよね。
学校によっては持ち込み禁止になったりしたんでしょうけど、僕の記憶では持ち込み禁止になってなかったような気がします。持ち込み禁止になるほど問題にならなかったのか、禁止になる前に別の遊びに移ったのか。


今でもバトル鉛筆って販売されてるんですかね。というか今の小学生はバトル鉛筆を知っているのかな?