(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

KANMIDO WEEKend に行って来ました

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今週から開催されているカンミ堂さんで開催されている「KANMIDO WEEK」に行って来ました。今日と明日は一般公開です。

【News】カンミ堂 初の自社展示会「KANMIDO WEEK」開催のお知らせ(2017.06.09) | カンミ堂

 

場所は東京目黒のカンミ堂 本社オフィス(JR恵比寿駅より徒歩10分)です。

 

 

今回のメインは、新商品のTATE TOKOのお披露目・ワークショップと従来商品の紹介です。

 

 TATE TOKO

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タテトコ 商品紹介TOP|カンミ堂 | カンミ堂

 

TATE TOKOは付箋が自立する商品。従来のSUTTOのようなボードは不要です。

今までの付箋では、机に貼っても書類の下敷きなる可能性があったので、キーボードに指したりして目立つように工夫していました。しかしこのTATE TOKOは自立するので、下敷きになる事はありません。

 

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粘着面がフィルムでできているので、押さえられても負荷が無くなればまた自然に自立します。そのため追記しても自立性を失うことはありません。そして非常に細かな点ですがストッパーがあるため、付箋が前に倒れてくる心配がない。

実際にTATE TOKOを試用できるコーナーもありました。
試用コーナーには無地だけでしたが、追記しても自立するので、ToDoリストのデザインもラインナップに含まれています。

 

 ワークショップ

ワークショップでは、オリジナルのPENtONEやcocofusenが出てくるノートを作れます。

オリジナルPENtONEはすべての種類のPENtONEリフィルから、オリジナルの組み合わせで作れます。

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パッケージも今回のイベント用になっています。

 

cocofusenが出てくるノートは、自分の使用しているノートにcocofusenが出てくるようにできます。自分の使用しているノートが無くても、マルマンさんのCROQUISを用意してくれているので、ノートを持ってこなくても大丈夫です。

僕はNOT DITAIL IS SMALLさんで作成した革の表紙のノートを持っていたら、表紙が分厚すぎるとcocofusenが出てこなくなるので適さないということで、CROQUISのノートで作りました。

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ちょっと分かりにくいのですが、CROQUISの「Q」の丸からはみ出した線から、cocofusenが出てくるようにしました。
cocofusenのMサイズなら1つ、Sサイズなら2つ入る仕様になっています。

 

 

ワークショップのエリアでは、カンミ堂さんの商品が販売されています。このイベントならではなのが、SUTTOやPENtONEのリフィルが好きな組み合わせで購入できるのと、カンミ堂さんのPETICA(Kanmido Online Store)限定の、cocofusenのリフィルの「チャージふせんパック」がオフラインで行われています。パッケージがオフライン限定仕様です。

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今回はたまたまISOTで東京に来ていたので、このイベントに参加できてよかったです。

【ISOT】日本文具大賞機能部門グランプリおめでとうございます

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ISOTで発表された日本文具大賞 機能部門のグランプリを受賞したカール事務器さんの「エクスシザース
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ISOTの文具大賞の商品紹介

切り“落とす”を商品コンセプトに従来の2倍の厚さ3mmのステンレス鋼板を採用。職人が一本一本水研ぎ作業で丁寧に刃付け。ハンドル部まで鋼板を伸ばしたクールなデザインフォルムで切れ味を表現した。

高品質だということは推察できるのですが、実際使用してみないと分からない・分かりにくいのでISOTのカール事務器さんのブースで試用させてもらってきました。
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実家で使用していた業務用の布立ちばさみの如く、予想以上の切れ味です。価格は7,000円だそうですが、ハサミを日常的に使用されるのであれ価格以上の価値がある商品です。
こればかりは実際に試用していただくしか伝えようがないという状態なのですが、ぜひ文具店さんで試用してこの素晴らしい切れ味を体験していただきたい。きっとこの切れ味に驚かれることだろう。


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またかしめるのではなくネジで閉じているので、切れ味が悪くなっても研いで使い続けることが可能です。刃の厚みも3mmでハンドル部まで鋼材が来ているので、力がしっかりと刃に伝わるので、分厚いフェルト生地でも難なく裁断することができます。
業務用の数万円価格のハサミに限りなく近い品質を、この価格で購入できるとは驚きです。

第28回ISOTに文具PRサポーターとして参加してきました。(その1)

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昨日の7月5日(水)から東京ビッグサイトで開催されている「第28回 国際 文具・紙製品展」(通称:ISOT)に文具PRサポーターとして参加してきました。

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ISOTへの入場パスと、受付時に受け取った報道(PRESS)腕章です。
入口には撮影禁止の看板がありましたが、この腕章のお陰で大手を振って撮影の可否をメーカさんに確認できます。

ISOTのHPには400社(予定)のブースがあるとのことですが、実際の出店社数を数えたわけではないのですが、本当に多くの企業が参加されており、今日1日だけでは半分も回れたか怪しいところです。


非常に数多くの企業が製品を展示・説明していただけます。実際にその製品の開発にかかわった方だったりして、話をしていて驚きが多くあります。ちょっと話に夢中になって写真撮影を忘れてしまいました。(最終日も参加するので、今度は撮影を忘れないようにします

出店企業も大手さんから中小までさまざまで、その企業の目玉商品から新商品や開発中のような商品までホントに多くの商品が展示されています。


そんななか、日本文具大賞 機能部門のグランプリを受賞したカール事務機さんの「エクスシザース」の実物を確認しにいったら、文具ソムリエールの菅美里さん監修の「カレンダー手帳」(新商品)を、監修者の菅さんが実際にプレゼンを行っていました。
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せっかくの機会ですので、一緒に写真を撮っていただきました。
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これから何回になるか僕自身分かりませんが、ISOTの内容を報告していきます。お付き合いのほどよろしくお願いします。

第26回 日本文具大賞グランプリ

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本日から東京ビッグサイトで「第28回 国際 文具・紙製品展」(通称:ISOT)が開催されています。
これは文具業界日本最大の商談会で、出展者はなんと400社(予定)とのこと。
そしてこの展示会において、昨年のISOTの開催期間以降に発表された文具の新商品・リニューアル商品のなかから、機能・デザイン部門をもうけそれぞれ5商品が選定され、ISOT初日にそれぞれの部門のグランプリが発表されます。


そして本日ISOT初日に、第26回 日本文具大賞のグランプリが発表されました。
www.isot.jp


機能部門:カール事務器「エクスシザース

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商品紹介から引用

切り“落とす”を商品コンセプトに従来の2倍の厚さ3mmのステンレス鋼板を採用。職人が一本一本水研ぎ作業で丁寧に刃付け。ハンドル部まで鋼板を伸ばしたクールなデザインフォルムで切れ味を表現した。

カール事務器さんのホームページで、「エクスシザース」のページを探したのですが、ちょっと見つけられませんでした。
でも厚みのある刃で、しかも職人さんが1本ずつ刃付けという時点で、すっごい切れ味なんだろうなっと想像出来ます。デザインもハンドル部まで鋼板なのでオシャレです。

デザイン部門:ぷんぷく堂「あなたの小道具箱」(各4色)

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商品紹介から引用

あなたの小道具を入れるちいさなお道具箱。50年は持つと言われている硬質パルプパスコで一つ一つ職人さんが製造しています。ぷんぷく堂初のロングライフ文具。

材質も作りも追求されており、本当に高品質な道具箱だ。
昨年、ぷんぷく堂さんに行った際に店主の櫻井さんにえらくプッシュされました。しかし、はがきサイズよりもちょっと大きいこれは商品としてはスゴく魅力的だったのですが、使用用途が思いつかず購入に至らなかった。最近筆記具等が増えてきたので、筆箱に使いたいっと思うようになって近日中に購入予定だ。



今年の日本文具大賞のグランプリ商品を見て感じたのは、その商品の本質をとことん突き詰めていった高品質な商品だということだ。部門に関わりなく本物志向に受け入れられる商品がグランプリとなったと感じた。


僕は明日からISOTに、文具PRサポーターとして参加してきます。
当日の模様は僕のFacebookで順次紹介していきます。またこのブログでも紹介しようと考えています。
Facebookhttps://www.facebook.com/yasuyoshi.morikami

日本文具大賞 グランプリ賞品を予想してみた

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明日、7月5日(水)14時からISOTにおいて2017年の日本文具大賞のグランプリが発表されます。
www.isot.jp

機能部門・デザイン部門のそれぞれから5商品が日本文具大賞を受賞している。そして、いよいよ明日それぞれの部門のグランプリが発表される。どの商品も素晴らしいのだば、勝手に機能部門・デザイン部門の予想をしてみます。

機能部門

ソニックさんの「トガリターン 手動鉛筆削り」
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電動鉛筆削りに鉛筆削りの地位を奪われて久しいであろう、手動鉛筆削りがまさかここに来て機能進化するとは思いもしなかった。
従来の手動鉛筆削りは、鉛筆を押し込む為に前方部分を引っ張る必要があったが、これはその必要が無い。それなのに削ることができる。さらに削り終わると自動的に排出までされる。これにより無駄に鉛筆を削ることが無くなる。
鉛筆をメインで使う児童に対して、安全性がより高くなったので安心して使用できるだろう。

デザイン部門

ぷんぷく堂さんの「あなたの小道具箱」
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形状としては小学生の時に使っていた道具箱を小さくした形だ。ただ小さくしただけでなく、道具箱としての本質を可能な限り高められている。
材質も硬質紙の「パスコ」というもので、何でも約50年は持つといわれる堅牢な材質だ。さらに東京都内の下町の工場でひとつひとつ手作業で製作されています。実物を見た際には、まさに優れた品質に裏打ちされた本物という印象を受けた。

実は昨年東京の文具店ツアーをした際に、ぷんぷく堂さんもお邪魔して店主の櫻井さんからプッシュしてもらったのだが、当時は僕なりの使用用途が見えなくて購入をしなかった。今なら増えた筆記具等を片付けるのに使用したい。
ちなみにぷんぷく堂さんの実店舗なら、中箱・外箱を4色から自由に組み合わせて購入できる。



以上が僕が予想する日本文具大賞グランプリ賞品です。実際どの賞品がグランプリを受賞するのか、今から非常に楽しみです。

「テスト」にオススメ文房具

今週のお題「テスト」

社会人になって、気が付けば10年選手。大人になればテストから解放させると思っていたら、相変わらずテストに悩まされている。
SE(システムエンジニア)という職種なので、定期的に資格試験を受験している。このテスト勉強にこそ文房具が役に立つ。ということで、テスト勉強にオススメの文房具を紹介する。

筆記具

筆記具として紹介したいのは、マークシート式のテストに最適なシャープペンがある。(記入式のテストは使い慣れた筆記具を使って欲しい。
オススメなのは0.5mmよりも太く、2Bのように柔らかい芯のシャープペンシルだ。
多くあるシャープペンシルの中でも、プラチナさんから発売されている「プレスマン」がオススメだ。
プラチナシャープペン

「プレスマン」は0.9mmの芯なので、マークシートを容易に塗りつぶせる。そしてこの「プレスマン」は通常のシャープペンシルの芯よりも長いのだ。通常のシャープペンシルの芯の長さは60mmが多いが、プレスマンはなんと100mmだ。そのため途中で芯が無くなって繰り出す頻度は減少する。
さらに「プレスマン」は速記士や記者といった「筆記のプロ」向けに開発されました製品で、強い筆圧がかかると芯が引っ込む「セーフティースライド機構」が組み込まれている。

単語帳

英単語や年号など暗記するのに、僕は単語帳を使っていた。
例えば英単語であれば、表面に日本語訳・裏面に英単語を書いて、隙間時間に見返していた。
今は専用のノートと専用アプリで行うぺんてるさんのスマホ暗記文具シリーズの「SmaTan」がある。
ぺんてるスマホ暗記文具シリーズ|暗記に取り組むすべてのひとへ

またノートや教科書に緑や赤のマーカーで覚えたい単語を塗って、緑で塗った場合は赤のシート・赤で塗った場合は緑のシートのZEBRAさんの「CHECK PEN」を使っていた。
これも今は赤や緑のシートを使わずに、スマートフォンの専用アプリを使う「AnkiSnap」がある。

「SmaTan」「AnkiSnap」は、シートを使用せずにスマホで完結するのが、まさに今時だ。



ぱっと思いついたテストにおススメ文具をピックアップしてみた。これらの文具を有効に使ってテストを乗り切ろう。

僕も「字が汚い!」

話題になった新保 信長著の「字が汚い!」を読みました。

字が汚い!

字が汚い!


僕自身、過去に自分の書いた文字が読めない事があったぐらいです。

たぶん日本人は潜在的にキレイな文字を書きたいという願望があると思います。
文字に対する気持ちは、古くは代書や祐筆という職業・役職があったぐらいだから、このキレイな文字に対する思いは独特なのかも知れません。

キレイな文字を書きたいという願いは、たぶん幼少期に「字は体を表す」「書は人なり」という諺とともに、親に文字が汚いことを注意されてきたからではなかろうか。僕自身、どれだけ頑張ってもキレイな文字が書けず、キレイな文字・大人らしい文字を書きたいと切に願っているが、未だこの願いにはほど遠い状態だ。
※今は手書きをするように心がけているので、若干マシにはなっているがそれでも大人らしい文字とはほど遠い。


さて本書の特徴に、各章の扉絵に著者の書いた文字、章内には編集者や文筆家の文字、そして美文字のテキストや美文字のための書籍の感想にある。

各章の扉絵には、著書の書いた文字が写真になって紹介されているが、お世辞にも美文字や大人らしい文字とはほど遠い。
(自分の汚文字を棚に上げてますが・・・
一般人より遙かに文字を書いてきたであろう編集者で、この文字か・・・っと驚いた。

この本では、著者が編集者ということで色々な文筆家や編集者の方に「六甲おろし」を書いて貰っている。
文筆家や編集者だから、さぞキレイな字をを書いているのだろうと思うと、実はそうでは無かったりしている。

また美文字のためのテキストや書籍を、実際に使ったり読んだりの感想もなかなか興味深い。
章が進むごとに、扉絵の著者の文字が成長しているのも、上記のテキストや書籍のたまものではなかろうか。



さてそんな本書であるが、字が汚いことと文房具は関係しているのか?っと思うだろうが、実は関係している。(と思う。特に字が汚い人は)
文字を書く為には筆記具が必要になるわけだが、本書ではボールペンを取り上げているが、ボールペンと一枠に収めてしまうには種類がありすぎる。筆者は「弘法筆を選ばず」というが、道具の力を借りて少しでもマシな文字を書けないかと思い文具店でボールペンを色々試すのだ。

インキだけでも、油性・水性・ゲルとある。果たしてどのインキが美文字に向いているのか、こればかりは人それぞれという面は確かにある。
僕は低い筆圧でインクが潤沢に出てくる、水性やゲルインキが好きだし、細字よりも太字の方がまだマシな文字が書けるような気がする。


性霊集という空海漢詩文集には、「良い筆を使うことができなかったので、うまく書けなかった」という諺とは逆のことが記述されているそうだ。
さらに空海嵯峨天皇に書体に併せて使い分けるようにと、4本の筆を贈ったというエピソードもあるそうだ。
空海は諺とは違い、実は筆に一家言合ったのかも知れない。


筆者は文具店であまりの大量のボールペンの種類に驚きつつ、インクによって書き味が違いを体感し、大人らしい文字が書けそうなボールペンを選んでいる。

僕は文房具が好きで、人より若干頻繁に文具店に行っているので、今の多品種のボールペンも見慣れたもので、それぞれ異なった特徴があることも当たり前のように感じている。しかし会社から支給される・あるいは家にあるボールペンを何気なく使っているのであれば、筆者同様に文具店に一度行って欲しい。まずは三菱鉛筆さんのJETSTREAMとZEBRAさんのSARASAを試筆してみてその違いを感じて欲しい。きっと今まで何となく使っていたボールペンとの違いに驚くことだろう。文具店に行かなくてもこの2種類なら会社内で聞いてみたら、誰かが持っているだろう。

この本をきっかけに何気なく使っていたボールペンを見直し、自分の好みのボールペンを使う人が1人でも増えると嬉しい。