(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

お手紙を書いてみませんか?「きれいな手紙が書ける便箋」

お手紙を書いたことはありますか?
たぶん多くの人が、直近で手紙を書いたことを思い出すことが出来ないぐらい、手紙を書くことは無いのではないかと思います。
今はメールやSNS で簡単に連絡が出来てしまいますから、改めて手紙を書く頻度は少ないですよね。
でも僕は去年から大体1ヶ月に2~3通書いています。
別に文通相手がいるわけではありません。

 

手紙を書くようになったのは、好きな作家さんへのファンレターがきっかけです。
あまりにも素晴らしく、この気持ちを作家さんに届けたい。と思ったのです。
別に出版社のHP から、感想を送ることだって出来ます。
でも、僕の気持ちは0 と1 のデジタルでは表現しきれないし、味気ないと思って悩みに悩んで、手紙を書いたのです。
それまでは手紙なんて書いたことがあるのか?という状態でしたが、1通出したら抵抗が無くなって、1ヶ月2~3通の手紙(ファンレター)を書くようになりました。
すると、いろいろなレターセットが欲しくなって、今では結構な量になっています。

 

というこで、今回は手紙を出すことに二の足を踏んでいる方に、お薦めするアイテムです。
今ではそこそこ手紙を書くようになった僕ですが、初めて「手紙を書いてみたい。」と思っても、キレイに書けるか?というのが僕の最初に躓きでした。

そんななとき、文房具屋さんでMIDORI 社さんの「きれいな手紙が書ける便箋」を見つけました。

www.midori-store.net

いろいろな種類が発売されています。
これは手紙を書く上で躓きそうな、時候の挨拶のパターンや、まっすぐ文字を書く為の下敷きなど付いているのです。初めて・久しぶりの手紙を書く方にもってこいではないでしょうか。
コレさえあれば、時候の挨拶を毎回調べる必要も無いですし、オシャレな無地の便せんでも、この下敷きを流用しちゃえばまっすぐ書くことができます。
またMIDORI さんなので、紙質も上質なので書いていて気持ち良いです。

 

手紙を書く。という非日常な行為も楽しいので、一度手紙を書いてみてはいかがでしょうか?

ちなみに最近は手紙を出す際にはポストに投函せず、郵便窓口で通常の消印ではなく風景印を押して貰うようにしています。

進学・進級にお勧めのアイテム(その2)

進学・進級のお薦めアイテム、その2 です。

昨日は筆記具に関連したアイテムでしたので、今日はその筆記具を持ち運ぶためのペンケースにします。

 

皆さんはどんなペンケースを使用していますか?
ちなみに僕はメインでつくし文具店さんの「つくしペンケース」、サブでサンスター文具さんの「DELDE」を使っています。

つくしペンケース | 文具 | つくし文具店

DELDE (デルデ)商品案内 | サンスター文具

 

f:id:Pi-suke:20170322175157j:plain つくしペンケース

f:id:Pi-suke:20170322175410j:plain DELDE

 

今回お薦めしたいのは、サンスター文具さんの「DELDE」のような自立するペンケースです。

 自立するペンケースというと、

KOKUYO さんの「ネオクリッツ」
NeoCritz ネオクリッツ|商品情報|コクヨ ステーショナリー

・LIHIT LAB さんの「SMART FIT ACTACT スタンドペンケース」
SMART FIT ACTACT スタンドペンケース|製品情報|株式会社リヒトラブ

サンスター文具さんの「DELDE」
DELDE (デルデ)商品案内 | サンスター文具

などなど多種多様です。

 

たくさんの筆記具を持ち運ぶなら、「DELDE」がお薦めです。
先ほど僕のDELDE の中の筆記具を確認したら、27本も入ってましたw
そんなにたくさんの筆記具は持ち運ばないよ。というならば、ネオクリッツなんていかがでしょう。

生徒・学生さんだと、授業中には机の上に教科書・ノートを広げるので机の上はすぐに一杯になってしまいます。でも、自立するペンケースならば、小さなスペースで大丈夫です。
しかも自立しているので、使いたい筆記具をすぐ探すことが出来ます。
それぞれ色々なタイプが出ているので、用途に合わせて選ぶことが出来ますので、進学・進級に合わせてペンケースを新調してみはいかがでしょう。

 

ちなみに僕は学生の頃にどんなペンケースを使っていたか記憶が曖昧です。なにせ最低限の本数の筆記具しか持ち歩かなかったですからね。
でも、今でも覚えているのは、女子生徒が使っていたポーチ型のペンケースです。
ペンケースがどうというよりも、いつもパンパンで何がそんなに入っているのか不思議で仕方が無かったことです。
そんな僕ですが、今では30本以上の筆記具を持ち歩いているのですから不思議なものです。

進学・進級にお勧めのアイテム

東京では桜が開花したそうで、もう春はすぐそこまで来ていますね。

ということで春は進学・進級の季節です。

僕は社会人なので、進学・進級には縁がないのですが、もし今学生だったら欲しい・お勧めの文房具を紹介します。

  

uni 三菱鉛筆「Nano Dia Color」です。
ユニ ナノダイヤ カラー芯 | uni NanoDia | シャープ替芯 | シャープ | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

 
これは消しゴムで消せるカラーのシャープペンシルの芯です。

通常の色鉛筆は消しゴムで綺麗に消すことが出来ませんが、これは問題なく綺麗に消せるのです。
ノートを色分けしようとしたら、たぶん今までは色鉛筆を使うか、カラーのボールペンを使っていたのでは無いでしょうか。
色鉛筆やボールペンは、キレイに消すとが出来ませんよね。
(今はフリクションに代表される消せるボールペンも出てきましたが・・・

 

ということで、実際に書いてました。
書き味はどうかな?と思ったのですが、色によって差はありますが、結構いい感じです。
uni Nano Dia Color と黒のシャープペンシルの芯、右の一番下は色鉛筆です。
それぞれ、どれどほキレイに消しゴムで消せるか試してみました。

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特に力を入れて消した訳では無いのですが、Nano Dia Color はキレイに消えています。
スゴいです。
色鉛筆はまぁ当然の結果ですね。
(なぜ鉛筆は消しゴムで消せるのに、色鉛筆は消しゴムで消せないのかは、別の機会に書こうと思います。

 

僕の個人的な思いですが、ノートにまとめる時には、同一の筆記具で書いた方が、キレイに見える。と思っています。
例えば鉛筆がメインで書かれているのに、急にボールペンで書かれていると違和感(たぶん発色とかが違うからかな)を感じてしまいます。
でも、これなら同じ鉛筆なので同じ印象で違和感が無くなって、より統一感のあるキレイなノートになるのでは無いでしょうか。

東急ハンズの「2017文具祭り」に行ってきました

この間の休日に、東急ハンズ 名古屋店に行ってきました。

先月末に発売された「文房具屋さん大賞」とコラボして、「2017文具祭」が開催されています。

www.tokyu-hands.co.jp

 

何度か同店にて、「文房具屋さん大賞」とのコラボ企画等を見ていたのですが、今回は「文房具王のLet's Try ラリー」に参加しました。

これは文具王 高畑正幸氏がオススメする、3種類の文房具を試してみよう。という企画です。

この3種類がなかなか面白い内容で、「針を使わないステープラー」「カドをまるくするパンチ」「黒い色の紙にも書けるペン」なんです。
個人的には「針を使わないステープラー」と「黒い色の紙にも書けるペン」が良かった。
一般の人が文房具を試そうと思っても、どう試して良いか分からないと思うんですよ。
ただ単に商品を並べて試して良いですよ。ではなく、ある程度商品を絞り込んで、比較の方針を示唆しているので、とっかかりが出来て良いかと思います。

 

さて、この「文房具王のLet's Try ラリー」の3種類を全てコンプリートすると、オリジナル ステッカーが貰えるのですが、3種類コンプしてステッカーを貰うまでが大変でした。
いや、試すこと自体は大したことでは無いのですが、3種類がそれぞれどこにあるのかさっぱり分かりません。小さな台にちょこんっと置いてあるだけなんですもん。

お店の中をぐるぐる徘徊して、やっと3箇所回ってコンプリートして、いざオリジナル ステッカーと交換してもらおうとカウンターに行ったら、「別フロアのカウンターです。」と店員に言われ、その指示された別フロアのカウンターに行ったら、「いやここではなくて、文具売り場のカウンターですよ。」と言われ・・・さいど文房具売り場のカウンターで聞いたら、やっと交換してもらえるカウンターに案内して貰えました。
まさかステッカーの交換でまで、ラリーをする事になるとは想定外でした。

 

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まぁ若干のトラブルはありましたが、無事に3種コンプリートして、オリジナル ステッカーが貰えたので良しとしましょう。

ボールペンを科学する

「ボールペンを科学する」なんて大層なタイトルですが、その大層なタイトル以上にスゴいんですよ、ボールペンは。

 

ボールペンは各ご家庭に1本は必ずあるでしょう。それに社会人の多くの方が一番よく使われる筆記具は、ボールペンではないでしょうか。

そんな普段何気なく身近にいて、利用しているボールペンですが、凄い技術の結晶なんですよ。

  

ボールペンの仕組みを簡単な絵を描いてみました。

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ボールペンの先端をよく見てもらうと、小さな小さな金属製のボールがあることが分かると思います。
筆記するときに、このボールが用紙と接地して回転することにり、インクを用紙に渡しているのですが、このボールの回転数が実は半端ないんです。

 

例えば、よく見かける0.5mm のペン先で、30cm の線を1秒で書いた場合の回転数を求めると、2回の計算で分かります。

  • ボールの円周を求めます。
    円周は、直径 x 円周率(3.14)で求められます。
    0.5 mm x 3.14 = 1.57 mm
  • 30cm を円周で割ると1秒あたりの回転数が求められます。
    300mm / 1.57 回転/秒 ≒ 191 回転/秒

 1秒間にほぼ191回転です。
イマイチよく分からないので、エンジンの回転数と同じく毎分に直すと

  • 191 回転/秒 x 60秒  11,465 回転/分
    ※論理上の値ですが、ボールが回転することによって書けるので大きな誤差は無いのではないでしょうか。

もし仮に、1秒で30cm の線を引いた速度を1分間続けたと仮定したら、1万回転を超えてしまいます。
一般車のエンジンの多くが6千~7千回転で過回転となるのに、ボールペンはあの小さな体で、一般車のエンジンの倍近い回転数に耐えているんです。
しかもそれだけ回転して、書き続けられるということは、ボールの精度とインクが優れていないとが実現出来ません。もしボールに歪みがれば、引っかかったりインクが出たり出なかったり・・・と不具合になっちゃいます。 

 

先日久しぶりにボールペンを使ったときに、回転数を計算したのですが、予想以上の回転数の値が出てきてしまったので検算して、さらにMS-Excel でも計算してしまいました。
この1万回転以上にも耐えうる構造・精度もスゴいですし、さらにインクを過不足なく供給し続けているんですよ。めちゃくちゃスゴいですよね。

 

このめちゃくちゃスゴい技術ですが、やっぱり日本製はダントツにスゴいです。
海外ブランドのボールペンも何本か持っていますが、書き味に関しては日本のクオリティはもはや過剰ではないか?と思える領域です。
1本何万円もする海外メーカのボールペンの替え芯は千円程度しますが、日本メーカのボールペンの百円程度の替え芯に、多くが足下にも及ばない状況だと思っています。
反対にデザインや所有欲には関しては、僕は海外メーカの方が優れていると思っています。
なので、僕は見た目は海外メーカ、芯は日本製にして使っています。

 

実は身近な文房具であるボールペンは、こんなとんでもない技術が使われているんですよ。

オリジナル ノートを作ろう

皆さんは普段使っているノートに不満はありませんか?

僕は一般的に販売されているノートに不満を持っていました。そんな不満を解消出来たのは、オリジナル ノートを作ったからです。

僕がオリジナル ノートでお世話になっているお店を今回は紹介します。

 

 

お店は名古屋の国際センターから、少し歩いた所にあるNO DETAIL IS SMALL さん。

このお店は、昨年の8月にオープンしたオリジナルのリング ノートの作製と週替わりの珈琲が飲めるのお店です。

お店の外観と中の様子です。(お店の了承済みです。

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珈琲はオーナー厳選の3種類から選べます。

淹れ方もドリップかフレンチ プレスから選択できます。

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 落ち着いたとても素敵なお店です。

 

 

珈琲もお勧めですが、何と言ってもオリジナルのリング ノートを僕は強くお勧めします。

 表紙・背表紙・中紙とリングを選択して、その場でオリジナル リング ノートが作れるのです。

中紙は4種類(バンクペーパ・OK フールス・トモエリバー・モンテルキア)から選べますので、用途に合わせて選択できます。

 

オーナーさんの本業が建築設計で、自分たちが書き味の納得出来るノートを作ることと、書くペンには皆さん注目するけど、書かれる紙にも気を向けて欲しい。という思いから開店されたそうです。(だいぶ前に聞いたので、確かこんな感じだったと思います。違っていたら御免なさい。

僕自身、万年筆を日常的に使用するようになってから、インクが裏抜けしたり、書き味が気持ち良くなかったりとノートに不満を持っていたタイミングでした。

そんな時にこのお店と偶然の出会いをしたのです。

 

さて、オリジナル リング ノートの話題に戻りましょう。

作製出来るノートのサイズはA5とB6 です。

リングも全て通さなくても、中心部を抜いたり、リングの色を変えたりも出来ます。

リング ノートなので書き切ったら、お店に持ち込めば中紙の入れ替えをしてもらえます。

 (了承を頂いて作製中に撮影させてもらいました。)

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ここまでは、東京のカキモリさんの様なオリジナル リング ノートと同じなのですが、このお店独自なのは、革に刻印が出来るワークショップがあるんです。

革の表紙なら、全面に刻印する事も可能ですし、紙の表紙の場合は小さな革に名前を刻印して、ノートに付けて貰えます。

僕もこのワークショップが始まった時に、しっかり名前を刻印しました。

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僕はここでノートを作ってから、ノートの心配をする事が無くなりました。

珈琲を飲みながら、同じ筆記具でも、用紙によっ書き味が違うので、個人的には書き味の違いを体験するだけでも楽しいかと思います。

オリジナル ノートはオシャレで愛着が湧いてとても良いので、試し書きだけでなく、ノートを作って使用してもらえると嬉しいです。

さらに進化するシャープペンシル

uni 三菱鉛筆から発売される『ADVANCE(アドバンス)』というシャープペンシルが気になります。

なにせうたい文句が「キレイな文字が書けるシャープ」です。
悪筆で名高い僕も、このシャープペンシルを使えば、キレイな文字が書けるようになるのではないでしょうか。

キレイな文字が書けるシャープ『アドバンス』|2017年|プレスリリース|三菱鉛筆株式会社

 

製品特徴として、HP からの抜粋ですが、

  1. 2倍の速さで芯が回転する機構 によって、濃さも太さもずっと変わらずキレイな文字を書き続けられる
  2. 精巧に加工したパーツで、クルトガ特有のペン先の振動が抑制されるため筆記感が安定
  3. 芯折れ防止機構 を搭載しているため芯が折れにくく、集中できる

だそうです。


1点目の2倍の早さで芯が回転というは、良さそうです。
僕は筆圧が弱いので、初めて「KURU TOGA」を使った時は、今までのシャープペンシルと同じように、書き続けていたら字幅が太くなったことがあります。
これで「KURU TOGA」を実感できるかもしれません。

2点目は、まれに芯を回転させるギアの振動に違和感を感じたことはありますが、どうなんでしょう。

3点目の折れ芯防止機構は、どうやらPentel 社の「orenz」のように、先端パイプをスライドさせる方式のようです。
発売されて購入できたら、「orenz」と「ADVANCE」の芯折れ防止機構を比較したいです。

 

どうでも良いのですが、「KURU TOGA」よりも芯の回転が3倍速いのであれば、ボディデザインは嬉々として赤を間違いなく僕は選択します。