(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

気になって仕方がない「POSTALCO SNAP PAD A5」

ここ半年くらい、ずっと気になっている商品があります。
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それは、POSTALCOの「SNAP PAD A5」です。


知ったのは、何かのWebサイトの記事です。
A4 やA5 の裏紙などを2つ穴を空けて、この「SNAP PAD」で綴じて再利用できるということを紹介されていました。
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裏紙を使おうとしても、紙をそのまま持ち歩くことは憚れますし、何よりオシャレじゃないです。でも、これならオシャレに持ち歩ける。
そしてただ綴じるだけだと、ページがめくれて折れたりしてしまうが、ちゃんと表紙があるので、そういった心配も不要なのです。
デザインもシンプルで、僕の好みにマッチしている。

実物を見たのは、文房具朝食会@名古屋でのプレゼンです。
実物を見るとやはり良かった。作りがしっかりしているうえに、オシャレだし、使いやすそうでした。


僕は裏紙を綴じるのではなく、好きな紙を綴じてメモパッドとして使いたい。と考えています。しかし、なぜか購入に至っていない。
なぜなのか・・・不思議なんですよね。価格がネックかというと、特にそうでもない。お値段は4,000円ぐらいで買えないことは無い。そして使用する頻度は高いから、決して無駄にはならない。特に先日職種が変わって、立ってメモなどを書き込む頻度が増えたので、絶対に重宝するのに・・・
それなのに、購入に至っていない。なぜなの非常に不思議です。


せっかくBlogの記事にして、改めてPOSTALCO SNAP PAD の魅力を確認したので、来月中には購入したいです。

特殊なノートを見せてもらいました「無塵紙」

最近、お邪魔するようになった名城大学ドーム前キャンパスの名古屋フューチャーセンターで知り合った方が、とっても珍しいノートを見せてくれました。

それは「無塵紙」という中紙のノートです。

あまりに嬉しくて、表紙の写真を取り忘れたことに帰宅後に気づくという失態を犯してしまいました。

このノートは、知財管理が行えるように、支給する会社がシリアル番号を採番しており、誰がどのノートを持っているか、その番号から判明するようになっていました。そして、最大の特徴の「無塵紙」ですがクリーンルームに持ち込みが出来るんです。
クリーンルームとは、「空気中の浮遊塵埃が限定された清浄度レベル以下に管理され、必要に応じて温度・湿度等を一定の基準に制御する部屋」

クリーンルームには、浮遊塵埃が発生するようなモノは持ち込みが出来ません。一番管理されているクリーンルームは、稼働中は人の出入りが出来ないそうです。
そんな浮遊塵埃を徹底的に管理される環境では、通常のノートは持ち込みできません。なぜなら、通常の紙は木材パルプから作られるので、浮遊塵埃の素だからです。そこでクリーンルームで使用できるノートとして「無塵紙」という特殊な紙が使われているそうです。この「無塵紙」は樹脂?かなにかでコーティングされているのか、塵埃が発生しないものです。

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手触りは、トレーシングペーパーよりもサラサラしています。クリーンルームで鉛筆を使うと、黒鉛が浮遊塵埃となるので使えませんが、せっかくなので試してみました。鉛筆での書き味はサラサラしすぎて気持ち良くありません。
クリーンルームで使える筆記具は、ボールペンや万年筆など浮遊塵埃の発生しないモノに限られるそうです。

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各ページにページ番号が印字され、ページの下には記入日や名前を書き込む欄があります。
さすが知財管理のためのノートです。


さすがにクリーンルームに入るような事は無いのですが、こういう特殊な紙は惹かれます。

第80回 文房具朝食会@名古屋 開催されました(その2)

昨日に引き続き、10月28日に開催された第80回 文房具朝食会@名古屋のまとめの後半です。


後半は小栗さんから。
小栗さんは僕でも知っている高級ブティックのシステム手帳の使用を開始されたそうです。
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価格を聞いたのですが、驚きました。でも、システム手帳はリフィルを入れ替えれば何年も使用できるので、本当に気に入った良いものを使えば、コストは気にならないでしょう。
システム手帳の良いところが、大切なメモも来年の手帳に引き継ぎが行える点です。ポケットのリフィルを使えば、付箋などを一緒に持ち運べます。オススメなのは「パンチ穴シール」です。
重要なメモがリングで負けないように、リフィルの穴を補強するために、使う頻度がシステム手帳では高いからです。


次は山内さん。
デジタル派の山内さんは、メインはiPad / iPhone
Refills

Staccal 2

というアプリで管理されているそうです。
そんなデジタル派の山内さんですが、やはりアナログの手帳も必要と感じ、「ほぼ日」や「ジブン手帳」も検討されているそうですが、「日曜始まり」が必須条件のうちの1つで模索中だそうです。


次は田村さん。
凄すぎです。手帳を自作して、製本までされているのです。
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さらにすごいのが、手帳の記入欄ですが、マインドマップで管理されているんです。確かにマインドマップに慣れると、関連した情報が紐づいているので分かりやすそうです。
手帳にマインドマップを導入されるとは、本当に驚きました。


次は大澤さん。
「ほぼ日」のウィークリーをライフログ的に、日記のように使われています。
使い方が確立されているので、本当に手帳がキレイなんです。
予定の内容によって色分けなされてる。僕は今まで単純に一色で書いていたので、来年からは見習って、予定ごとに色を使い分けていきたいです。


最後の締めは主宰のフミヒロさん。
もともとマンスリーしか使っていなかったから、来年は「カレンダー手帳」を使われるそうです。
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LIFE のカレンダーノートも、紙質が良いのでおススメだそうです。見せてもらったのですが、LIFE のノーブルノートと同じく「L ライティングペーパー」が使用されています。
間違いなく書き味は最高です。
フミヒロさんの手帳術では、「自分の予定を先に入れる。1日を午前・午後に分割して、それぞれにはタスクを2個までしか入れない。」
これがフミヒロさんがライフワークバランスの素なんでしょうね。



駆け足でしたが、第80回の記念すべき文房具朝食会@名古屋のまとめでした。
皆さんのお話しを聞いて、手帳とは本当にその人の人生そのもので、仕事と私生活に密着している。
そして手帳で何をするのかを決めることが、手帳を使う上で非常に大切だということを学びました。
手帳をうまく使うと、仕事をコントロールすることも、心に余裕を持たせることもできる。非常に優れた文具であることを認識しました。
皆さんもご自身にあった素敵な手帳に出会えるといいですね。

第80回 文房具朝食会@名古屋 開催されました(その1)

本日、キリ番の第80回 文房具朝食会@名古屋が開催されました。
会場は、NO DETAIL IS SMALLさんです。
nodetailissmall.com


今回もちょっとボリュームがあるので、2回に分けてまとめます。


なんと開催された10月28日は、主宰の猪口フミヒロさん(id:fumihiro1192)がブログ(『本と文房具とスグレモノ』)を開始して8年目という記念日です。
フミヒロさんはスゴイです、8年間休むことなく毎日更新を続けているのです。
目標の10年毎日更新まで、残り2年ですが目標を達成してほしいです。


そんな記念日に開催された、文房具朝食会@名古屋のテーマは「のんびり語ろう!来年の手帳」とのことです。

今日は僕からプレゼンが開始でした。
僕が紹介したのは、カール事務器さんから発売されており、文具ソムリエールの菅未里さんが監修されている「カレンダー手帳」です。
詳細は以前に書いた、こちらの記事を参照してください。
pi-suke.hatenadiary.jp


そして「カレンダー手帳」と併せて紹介したのは、自分でデザインできる「ネットde手帳工房」です。
こちらも以前紹介した記事がありますので、参照してください。
pi-suke.hatenadiary.jp



続いては、重鎮の春日さん。
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春日さんは「ほぼ日手帳」のオリジナルとウィークリータイプを使用されているとのことです。
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なんでも貼っており、エーワンさんのシールなども活用して、さらにカシオさんのポムリエでオリジナルスタンプを作成して、オシャレな手帳になっています。


続いては、松岡さん。
なかなかスゴイです。記入量を考えてA5サイズを使用されており、春日さんと同じようになんでも貼っているそうです。
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そのため、手帳の重量が約1kgとなり、重たく携帯性が・・・とおっしゃってました。すごいですね、手帳で約1kgって。
トラベラーズノートやCa.Creaに、Mnemosyne の長型 メモパッド 特殊罫(1週間が一目で分かるウィークリーToDoリスト)を使っておられるそうです。
そして、この時に興味深かったのが「手帳に予定がいっぱい書いてあると、心の余裕が無いように感じるから、書くスペースに余裕があるものを使いたい。」とおっしゃっていたことです。
手帳を使い始めた当初など、手帳に空白があると何か書かなければと、一種の強迫観念ではないですがそんな気持ちになりそうなものです。やはり死後のできるオトナは違いますね。

本日のまとめのラストは中尾さん。
「CITTA」という青木千草さんが考案された手帳を来年使用されるそうです。
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青木千草さんが書かれた「未来を予約する手帳術」という本を教本として、勉強している最中だそうです。
そして今までは手帳には、消せるボールペンのフリクションを使用していたそうなのですが、今は通常の消せないボールペンを使用しているとのことです。
この「CITTA」のスゴイな~と驚いたことが、毎月「ワクワクリスト」という108個の楽しかった・ワクワクしたことを書き込むページがあることです。
最低毎日3個は、何かワクワクを発見する必要があります。昨日何か3つワクワク・楽しかったことってあったかな?と考えたのですが、思いつかなかったです(笑)



手帳の使い方や求める機能は、その人の生活に非常に密着しているので本当に興味深かったです。
僕はCa.Creaを使用しているので、松岡さんのプレゼンにあったMemosyne を使ってみます。

最近、愛用しているペンケース「ペンサム No.2002」

私事ですが、先日社内転職をしました。
社内転職といえば、大げさに聞こえるかもしれませんが、今までとまったく異なる業務に携わることになり、さらには自分のデスクも現状は無いです。作業机はあるのですが、今までのような広さがないので、資料とノートを広げるとペンケース(つくしペンケース)を置く場所がありません。

ペンケースを置く場所が無いという事態に非常に困りました。
文房具、特に筆記具が大好きなので、その時の気分で何本もの筆記具を使い分けている事を楽しみにしていたのですが、つくしペンケースが置けません。どうしようか・・・と考えていたら、自分の作業場所のいたるところがスチール?なのか、磁石がくっつくことに気づきました。

試しにKING JIMさんから発売されている「ペンサム No.2002」をくっつけたところ、筆記具が入った状態でもホールドしてくれることが判明しました。

本来、ペンサムは表紙にマグネットで表紙などにくっつけて持ち運びを容易にするためのモノなのですが、僕は移動時には本来の使い方のノートの表紙をマグネットで挟んで持ち運び、自分の作業場所に着いたら、回りの壁にくっつけることにしました。
今までのつくしペンケースよりも、若干筆記具の収容本数が減ってしまいましたが、まぁ満足のいく環境になりました。

これで少しは作業がしやすくなったかな?ちょっとした不便は、文房具が解決してくれそうです。

方眼罫線のススメ

ノートの罫線は何ですか?
一般的には横罫線のA罫線(7mm)かB罫線(6mm)のどちらかを使用しているのではないでしょうか?
いやいや、罫線に縛られる事なく自由に書きたいから無地一択ですか?

絵を描くのであれば、無地がいいでしょうが、忘備録や記録として残す用途でノートを使うのであれば、方眼をオススメします。
僕はここ何年かは方眼か無地のどちらかしか使用していません。

数年前に方眼が注目を浴びましたが、あれほどしっかりした使いたかったをしなくても、横罫線と同じような感覚で使うにしても方眼はオススメです。

僕が方眼をオススメする理由はいくつかありますが、方眼を1x1マスや2x2マスで1文字を書くと決めれば、文字の大きさが揃うので悪筆でもそれなりに見れるようになります。また文書の頭出しが容易になる点です。

また方眼の良い点が絵や図形を書く際に、方眼を無視しやすい点です。
従来の横罫線だと、この罫線を無視するのが意外と苦というか、罫線が気になってしまいましたが、方眼だとなぜか無視しやすいです。たぶん、横罫線より罫線の密度が高いので、無視しやすいのかな?と思っています。
あとフリーハンドで矢印などの図形を書いた際に、線がブレにくいので、かなり使いやすいです。

ちなみに普通に購入すると、罫線が油性インキで描かれているので、場合によっては万年筆のインクがはじかれる可能性があります。若干ですが、水性インキで描かれた罫線もありますが、なかなか探すのが大変です。
僕はいろいろなノートを購入して、使用する万年筆のインクをはじかない罫線のノートを探しました。
僕がメインで使用する万年筆のインク(名古屋 三光堂オリジナルインク)だと、LIFEさんのノーブルノートの罫線は大丈夫でした。

特に理由も無く横罫線を使っているのであれば、今度ノートを買い替える際に方眼ノートを購入してみてください。
最初は戸惑うかもしれませんが、 細かなことを考えずに自分なりの使い方でも、すぐに方眼の良さが分かることでしょう。

ノートと書類を一緒に持ち運ぶ「キャンパス書類収容カバーノート」

KOKUYOさんから、ノートと書類を一緒に持ち運ぶことのできるカバーが発売されます。
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社会人向け「キャンパス書類収容カバーノート」を発売|プレスリリース|コクヨ


今まではノートと書類を持ち運ぶ場合は、書類をクリアフォルダなど別にまとめておいて、ノートとは別々になっていました。
僕は横着にノートに書類を挟んだりしていましたが、どうしても見栄えが良くなく、気になっていました。
たいして気になる訳でも、たいした手間でもないののも事実です。

考えてみると世にはノートを複数冊持ち運べるノートカバーはあったのに、書類を一緒に持ち運ぶことのできるノートカバーはありませんでした。

ラインナップは、A5、B5、A4の3サイズ。
ポケットはA5・B5サイズのカバーは2ポケットタイプ、A4サイズのカバーはA4書類を折らずに収容できる3ポケットタイプです。
カバーの色は、外から中の書類が見えにくい不透明のブラック、外からノートが見分けやすい半透明のスモークグレーの2色です。
本商品には、「キャンパスノート(ドット入り罫線):通称、大人のキャンパスノート」が1冊セットされているとのことです。

プレスリリースの写真からは、ポケットも不透明タイプのようです。
店頭で見かけたら、どれくらい書類を収容できるのか、使い勝手はどうなのか、ちょっと調べてみたいです。