(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

A4 用紙を小さく持ち運ぶ「OLETTA」

僕は心配性な側面もあるので、初めての場所に行く場合には、必ず地図を印刷しています。
(ちゃんとGoogle カレンダーにも、場所を登録してナビも使える状態にしているにも関わらずです。)

また遊びに行く時にチケットがあったりすると、印刷した地図と一緒にクリアファイルに入れて持ち運んでいました。
でも、A4 サイズなのでけっこう鞄が大きくなってしまうんですよね。
また鞄によってはA4 サイズがギリギリで収まりが悪かったり・・・
もっと小さくしっかりと保護することは出来ないかな。っと思っていたら、ナイスな文房具がありました。

それはKING JIM さんから発売されている「OLETTA」です。

www.kingjim.co.jp


これはA4 用紙を入れると、あらかじめ3つ折りにしていなくても、「OLETTA」に入れて畳むと3つ折りになるんです。
3つ折りになることでWeb ページにもある通り、胸ポケットにも入っちゃいます。
しかもけっこう厚手の紙でも、問題無く3つ折りにしてくれます。

「OLETTA」を購入してから、どこか遊びに行く時の必需品になりました。
今はPP タイプを使用しているのですが、使い勝手がいいので縫製タイプの購入を検討しています。

いつ発売されるんでしょうね

昨年話題になった中村印刷所さんの「ナカプリバイン(通称、おじいちゃんの方眼ノート)」

印刷一筋79年印刷親父・方眼ノートの中村印刷所

町工場で手仕事で生産していて、一時入手困難な状況でした。
現在はAmazon などネット通販でも購入可能な状況になっています。

 

このノートが話題になっていたころに、ジャポニカ学習帳で有名なショウワノートさんが、去年の6月に中村印刷所さんと共同で水平開きの小学生向けのノートを製造・販売する契約を締結しているんです。

www.showa-note.co.jp

 

上記のプレスリリースでは、2017年春の商品化を目指しているとのことで、計画通りならば既に販売されているはずですが、未だショウワノートさんのプレスリリースには更新情報がありません。(2017/03/29 時点)

いまどうなっているのか、わたし気になります。

気持ちを伝える「そえぶみ箋」

ちょっとした気持ちを伝えたい。っと思ったことはありませんか?
付箋紙に書くには味気ない、だけど便せんを使うというと敷居が高い。
そんな時にお薦めなのが、古川紙工さんの「そえぶみ箋」です。

www.furukawashiko.com

 

WEB カタログをみると、ホントにいろいろなデザインが発売されています。

しかも先日、ZEBRA さんのジェルインクボールペン「サラサクリップ」とコラボした「サラサクリップ×そえぶみ箋」も発売されています。

www.zebra.co.jp

 

そんな「そえぶみ箋」は、30枚綴りで封筒が5枚入っています。
「そえぶみ箋」は小さな用紙なので、それこそTwitter などのSNS 呟くような文字数を書いたら一杯になります。例えばこんな風に・・・

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なので、便せんのような敷居は一気に低くなるでしょう。
かしこまったお手紙ではなく、ちょっと気持ちを伝えるのに最適なアイテムだと思います。

 

ちなみに、「そえぶみ箋」を製造・販売されている古川紙工さん、すごい会社ですよ。
なんと創業が天保6年、西暦にすると1835年です。今年で創業182年目です。
歴史の教科書を開くと、第12代将軍 徳川家慶の時代。
そんな頃から美濃和紙の商いを今でも続けているんです。

そんな歴史のある会社である古川紙工さんの「そえぶみ箋」は当然、美濃和紙で作られています。
書き味もさることながら、手触りが気持ちいいんですよ。

ちなみに枠線のみ印刷されている無地の「そえぶみ箋」もあるので、オリジナルの「そえぶみ箋」を作っちゃうこともできちゃいます。

ちょっとした気持ちや、普段伝えられない気持ちを「そえぶみ箋」に書いて、相手にさりげなく渡してみてはどうでしょう。

入社日に持っていたい文房具

本年度も残すところ今週のみ、来週からは新年度です。
ということは、来週から本格的に社会人デビューされる方も多いでしょう。


今回は新社会人に向けて、入社日に持っていたいお薦め文房具を紹介します。

多くの会社では必要最低限の文房具は用意されていることでしょう。
この最低限というと、ボールペンぐらいだと思った方がいいかもしれません。
後は、ネーム印と日付印が用意されていると思います。
それ以外は自分で用意する必要があります。


それでは、新入社員が持っていた方が良い文房具を項目ごとにピックアップします。

 

1.ボールペン等の筆記具
会社から支給されるでしょうが、最初から支給されないかもしれません。
念のためボールペンの1本ぐらいは用意しておきましょう。黒・赤・青のそれぞれがあるとベストでは無いでしょうか。
かといってフリクションに代表されるような、消せるボールペンはやめましょう。
特に最初は公的な書類に書くことが多いので、そういった文書では消せるボールペンの使用が禁止されているからです。

どうせなら、気持ちを新たにするためにも、ちょっと奮発してこんなのはどうでしょうか。

ジェットストリーム プライム 多機能ペン 3&1 | JETSTREAM PRIME | 油性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

ZEBRA | ゼブラ株式会社 | サラサグランド

 

2.メモ帳+ノート
メモ帳とノートのどちらか1つで良いと思うかも知れませんが、それぞれ用途が違います。できればそれぞれ用意しましょう。
メモ帳はいつでも記録できるように、ポケットに入るくらいの大きさが良いのではないでしょうか。
いつでもどういう状況でも、メモが取れるようにしておきましょう。
最初のうちは何でもメモするぐらいの気持ちで良いかもしれません。だって今まではとは全く異なる環境なので、覚えることが一杯です。
それに最初は緊張していて、覚えたつもりになっていることが多くあると思います。

Mnemosyne(ニーモシネ) 書くこと、考えることが仕事を創造的にする。

ますます用途が広がる測量野帳|商品情報|コクヨ ステーショナリー

 

ノートには仕事で調べたことや先輩から教えて貰ったことを纏めるために、A5 かA4 サイズのノートがあると良いでしょう。
できればメモ帳に書いた内容を纏めると良いかと思います。

少枚数タイプ|ソフトリングノート|商品情報|コクヨ ステーショナリー

大人キャンパスシリーズ|商品情報|コクヨ ステーショナリー

  

3.クリアファイル
会社でいろいろな書類を貰うので、1つではなく複数用意するといいでしょう。
例えば、提出期限毎に別けたり、用途毎に別けたりと出来るようにしましょう。
僕はパッと見て分かるように、絵柄の入っているものを使っています。

 クリアファイルは100均でも多数取りそろえているので、まぁこれは何でも良いでしょう。ただ最初から柄物は避けたほうが無難でしょう。

 

 

以上、3つは入社日に持っていた方がよい文房具をピンクアップしました。
入社日から新人研修の際には、まずはこれくらいの文房具で良いのでは無いでしょうか。
入社から1ヶ月とかOJT が始まったあたりから、職種に合わせてお気に入りの文房具を揃えてみてはいかがでしょう。
会社の備品の文房具ではなく、お気に入りの文房具をそろえると、仕事のモチベーションがあがったり、自分なりに効率よく仕事を行えるようになるかと思いますよ。

日本で初めての実用的シャープペンシル

学生さんがよく使う筆記具のうち、シャープペンシルが代表的な存在ではないでしょうか。
そんなシャープペンシルの日本で初めての実用的シャープペンシルは、1915年に今の電機メーカのシャープがエバー・レディ・シャープ・ペンシル(常備芯尖鉛筆)という名称で開発・販売したんですよ。
この名称が今の電機メーカのシャープの語源にもなっているそうです。
1915年って、今から100年以上も昔です。


そのエバー・レディ・シャープ・ペンシルがこれです。

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まぁ当然100年以上も前のものではなく、プラチナ万年筆さんが復刻販売したものです。

プラチナ万年筆/早川式繰出鉛筆


一時期ずっと使っていたので、錆が出てきていますが・・・

これはペンの頭をノックするのではなく、頭の部分を回すと芯が出てきます。


このシャープペンシルが進化を続けて、今では芯折れ防止機能があったり、シャープペンシルを振れば芯が出たり、書いていると自動で芯が回転したりと、凄いことになってます。

もしも、あなたが万年筆を買うのなら・・・

最近は万年筆も数千円で、しっかりとした品質のモノが幾つもあります。
PILOT の「カクノ」や「プレラ」、セーラー万年筆の「プロフィットJr.」や「レクル」・・・もう選択肢がたくさんあります。


上記のような入門向けの万年筆から、ステップアップしたい。と思っていませんか?
新年度から心機一転、万年筆デビューしてみよう。と思っていませんか?
確かに入門向けは気軽に使えますが、ちょっと奮発するともっと書き味が自分にフィットした万年筆があるんです。
もうちょっとオシャレで、書き味が自分にあった万年筆が欲しいと思ったら、どうしますか?

価格重視でネットショップで購入を考えているのであれば、ちょっと待って欲しい。


普段使っているボールペンでも、持った時のバランスや書き味に違いがあるように、万年筆も同じです。というか、書き味については、ボールペン以上に顕著に違いがあります。
なので、出来るだけ実店舗で試し書きをしてから購入して欲しいです。


たぶん入門向けの次のステップというと、国産メーカの2~3万円ぐらいの価格帯になると思います。
もう、この価格帯の国産メーカなら、間違いない品質だと僕は思っています。
予算を決めても、各メーカさんがたくさんの万年筆を販売していますので、どれを選んでいいか分かりません。
なので、実店舗で店員さんと相談・お話しながら選ぶのです。

 

 

先日会社の後輩が万年筆に興味があって、購入を検討している。と言っていたので僕の購入Step を整理してみた。

 

 Step 0:万年筆で使うノートを用意する
  別に新たにノートを用意する必要はありません。
  万年筆を使って書こうと思っているノートを準備します。
  これは店頭で試し書きで出される紙が、かなり高品質で万年筆と相性が良いので、普段使っているノートの紙質との差があることが多いからです。
  店頭で試し書きしたら、気持ちよく書けたのに、普段使っているノートに書いたら、試し書きの時の気持ちよさが感じられないことがあってから、僕は文房具店で何時でも試し書きできるように、ノートを持ち歩いています。

 Step 1:どういう万年筆が欲しいか、イメージを伝える
  数ある万年筆から、店員さんに何種類かチョイスしてもらいましょう。
  店員さんに声を掛けるのは緊張しますし、万年筆って高級で・・・と思っちゃうかもしれませんが、あくまでも筆記具です。ちょっと勇気を振り絞って声を掛けてみましょう。
  そして店員さんに字幅・ペン先の堅さ・バランス・ペン軸の太さ・用途等を伝えるて、何種類か万年筆を出して貰いましょう。
  別に具体的で無くても、「入門向けからステップアップしたい。予算はこれくらい。」と伝えれば、何種類か出して貰えます。

 Step 2:とりあえず持って、試し書きしてみる
  店員さんにチョイスしてもらった万年筆を持ってみて、しっくりくるものを選びます。
  持った感覚が自分に合うものだけ、まずは「永」の字を書きます。
  「永」の字には、漢字に必要な技法8種が全て含まれているためです。
  ここで、3本程度まで候補を絞ります。(1本には絞りません。

 Step 3:名前を書こう
  3本程度に絞った候補から、購入する1本を選択するために、自分の名前を書きます。
  なぜ試し書きで自分の名前を書くのか。それは、一番書き慣れた文字だからです。
  書き慣れた文字だからこそ、「永」の字では分からなかった違いが分かります。
  例えば仕事で使う前提なら、仕事でよく書く文字でOK です。

 

以上が僕が万年筆を購入するときの3 Step です。
あくまでも僕の選び方で、これが一般的だとは思いませんが、一つの参考意見にはなるのではないでしょうか。
雫井 脩介 著の「クローズド・ノート」の主人公の堀井 香恵のように、試し書きの時になんて書いて良いか分からず、「人間国宝」と書いて微妙な雰囲気になることもありませんw

そうして2本目を手にすると今度は、少し字幅の違う・書き味の違う万年筆が欲しくなったり、デザイン性を求めたり、違う色のインクを使う為に別の万年筆が欲しくなったり・・・
と気が付けば何本もの万年筆を所有するようになるので、楽しいのですが注意が必要です。( ← 自分への戒め

パラレルペンでカリグラフィーに挑戦

カリグラフィーってご存じですか?

Wikipedia で調べてみたら、こんな説明です。

西洋や中東などにおける、文字を美しく見せるための手法。

結構企業ロゴなんかも、カリグラフィーで書かれていたりします。

また、一時期話題になった以下の動画で描かれているのもカリグラフィーです。


Custom Namiki Falcon Resin Fountain Pen HD

これ、注意してください。
この万年筆は、PILOT さんのCustom Namiki Falcon という製品。
国内ではELABO という商品名ですが、タイトルにもあるCustom がくせ者で、Falcom やELABO を購入しても、動画と同じことは無理ですからね。
あんなにペン先を開いたらペン先が変になるだろうし、カリグラフィーをしたいならそれ用のペンを使うべきだと僕は思っています。

 

じゃぁカリグラフィーしたいと思ったらどうしたらいいのか。
同じくPILOT さんから「パラレルペン」という製品が発売されています。
このペンなら、カリグラフィータッチの文字やイラストが書けちゃいます。

www.pilot.co.jp

 

以下の写真は、僕がちょこっとカリグラフィーちっくな文字を練習した結果です。

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(写真が縦なっていないのはご愛敬で

ちょっと練習するだけで、それっぽく書けちゃいました。

普通の筆記具とはかなり違った描き方をするので、新鮮で面白いですよ。