用途は考えずに感じるんだ「とび太くんテンプレート」
今年の日本文具大賞のデザイン部門の優秀賞を受賞した、コクヨ工業滋賀さんの「びわこテンプレート」の第二弾として、「とび太くんテンプレート」が発売されています。
先日、コクヨ工業滋賀さんの工場見学に行った際に、滋賀の文具店のスミ利文具店さんで購入しました。
「とび太くんテンプレート」の紹介は、プレスリリースから引用させてもらいます。
「とび太くん」は、ドライバーに対して子どもやお年寄りによる飛び出し注意を啓発するために、滋賀県東近江市の久田工芸がデザイン・制作した人形型の看板です。滋賀県で広く普及しており、近年では全国的にもその名を知られるようになってきました。
今回発売する「とび太くんテンプレート」は、滋賀の路上で活躍する「とび太くん」と、電柱や道路標識、飛び出し注意の動物など、交通安全をイメージしたカタチが描けるテンプレートです。
滋賀県ではこの「とび太くん」はメジャーだそうです。
そのため、コクヨ工業滋賀さんの工場の敷地内にも、工場内にも「とび太くん」がいました。
さっそく開封して、「とび太くんテンプレート」で「とび太くん」を書いてみました。
スラスラと「とび太くん」が書けました。
書けましたが、今後「とび太くん」を書く機会があるのでしょうか・・・
「びわこテンプレート」と同じく、どうなんでしょうね。
でも、なんか持っているとワクワクします。手帳に「びわこテンプレート」と「とび太くんテンプレート」を忍ばせていますが、いつか何かの機会に話のネタに使いたいです。
原稿用紙をもっと身近に「飾り原稿用紙ユーザー会」
昨年の日本文具大賞のデザイン部門のグランプリを受賞した「あたぼう」さんの「飾り原稿用紙」のユーザー会がTwitter で発足しています。
【募集中】 #飾り原稿用紙ユーザー会 発足。当社代表が事務局、特別顧問に小日向京様、horirium様を迎えました。 入会ご希望の方は、飾り原稿用紙、またはふたふで箋に、その旨を書き、撮影、ハッシュタグ #飾り原稿用紙ユーザー会 をつけてアップしてください。
— スリム発売、あたぼうステーショナリ (@atabo_coltd) 2017年11月8日
特別顧問に、「飾り原稿用紙」の監修の小日向 京さん、設計のhoririumさんです。
めちゃくちゃ豪華です。どーでもいい話ですが、監修の小日向 京さんに僕はめちゃくちゃお会いして、ご挨拶したい。だって、彼女の鉛筆に書ける気持ち・想いがすっごくて、イチ鉛筆好きとしてリスペクトしている。僕の文具関連で会いたい人のトップ3に入っている憧れの人です。
閑話休題
皆さんは、原稿用紙を最後に使ったのはいつですか?ひょっとすると小学校の読書感想文が最後だったりしませんか?
僕は昨年の日本文具大賞の受賞で知ってから購入しました。それからちょいちょい使っています。
ブログのおおざっぱな流れを書いたりしていますが、原稿用紙は良く出来ています。
枠と枠の間に空間があるので、訂正事項などが書き込めるんですよ。この訂正事項などが書き込めることに気づいて、手紙の下書きなどにも使っています。
そして「飾り原稿用紙」は枠が普通の線ではなく、模様がデザインされています。
また通常の原稿用紙がB4サイズですが、この「飾り原稿用紙」はA4サイズです。現在、A4用紙が主流となっているので、このサイズは有難いです。
開発秘話については、あたぼうさんの以下のHPを読んでみてください。なかなか面白いです。
飾り原稿用紙の誕生秘話 - あたぼうステーショナリー、文房具開発販売
そんな「飾り原稿用紙」をもっと使ってみよう。という試みが今回紹介する「飾り原稿用紙ユーザー会」です。
ちなみに、僕は発足当日に入会届を書いたら、会員番号11でした。
まだ発足したばかりで、今後どういう展開がなされるのか非常に気になります。
第一回の作文企画として「私のお気に入りの文具店」というテーマが行われています。いろいろな人の作文を読みつつ、自分の悪筆が恥ずかしくて仕方ありません。
「第7回 OKB48 選抜総選挙」文房具朝食会@名古屋の集計結果について
先日の記事で、発表した文房具朝食会@名古屋での「第7回 OKB48選抜総選挙」の集計結果です。
第1位 | パイロット | ドクターグリップ Gスペック | 油性 | 22ポイント |
第2位 | 三菱鉛筆 | ジェットストリーム プライム | 油性 | 18ポイント |
第3位 | ぺんてる | エナージェルユーロ | ゲル | 11ポイント |
第4位 | パイロット | アクロボール 150 | 油性 | 10ポイント |
ゼブラ | サラサクリップ | ゲル | 10ポイント | |
OHTO | 筆ボール | 水性 | 10ポイント | |
コクヨ | エラベルノ シルキー油性 | 油性 | 10ポイント | |
第5位 | 三菱鉛筆 | ユニボール エア | 水性 | 8ポイント |
サクラクレパス | ボールサインノック | ゲル | 8ポイント |
※集計方法は、第1位に5ポイントとし、順位が下がるごとに1ポイントを減らし、第5位は1ポイントとしました。
ちょっと量が多いので、1位から3位に絞って集計結果を僕なりに掘り下げてみます。
引用部は、選抜メンバーの紹介記事です。
第1位 パイロット ドクターグリップ Gスペック(油性)
人間工学に基づいた重量バランスと太さ。手が疲れないソフトグリップ。発売から四半世紀を超え、学生を中心としたヘビーライターたちから今なお熱い支持を集めている。
僕が中学生の時に、シャープペンシルですがドクターグリップが大流行しました。クラス全員持ってるんじゃないか?ってぐらい普及していました。
やっぱり持ちやすい上に、油性インクが滑らかなので、改めて筆記してみて良さを再確認しました。普段異なるボールペンを使っていても、改めてこの機会に触れて、改めて良さを再認識された結果ではないでしょうか。
第2位 三菱鉛筆 ジェットストリーム プライム(油性)
約160種類あるジェットストリームのファミリーから、高級モデルを別枠でエントリー。ノック機構の押し心地はまるで高級車のドア。重量感のあるボディも指先にしっくり馴染む。
さすが過去6回のOKB48選抜総選挙で優勝を続けている絶対王者のジェットストリームの高級モデルです。
今回48本のボールペンを試筆して、改めてジェットストリームの完成度の高さに驚きました。今回は文房具好きが多かったので、ジェットストリームと比較してボディバランスやノック感が良いので、ジェットストリーム プライムが選ばれたのではないでしょうか。
第3位 ぺんてる エナージェルユーロ(ゲル)
バリエーションの多いエナージェル・ファミリーから、キャップタイプのモデルをピックアップ。ペン先が固定されているためガタツキがない。「ユーロこそ至高」という声も
自分にあうボールペンは無いかとボールペンジプシーの時に出会って、同じエナージェルのノック式を一時期ヘビー利用していました。
ゲルインクの滑らかなヌラヌラとした書き心地が高ポイントの要因のようです。
第3位 ゼブラ サラサクリップ(ゲル)
ゲルインクボールペンの大定番。軽くてしなやかなタッチで長時間筆記もなんのその。インクのカラーバリエーションも豊富で、女性から絶大な支持を誇る。トップ2の牙城を崩せるか?
僕の中のボールペンの2大巨頭(ジェットストリーム・サラサ)がここにランクインです。
普段から使い慣れている点や価格が高評価のポイントのようです。やはり2大巨頭です。全国での集計結果で、ジェットストリームのトップ2に食い込めるか気になります。
全体を通して、普段使っているモノも高評価なのですが、それ以上に今まで気にしていなかったボールペンの書き味の良さを実感できて、とても良い機会になりました。僕も5位のサクラクレパスさんのボールサインノックは、思った以上の持ちやすさと書き味の良さに、購入しようと決めました。そしてキャップがあるので、ちょっと避けていた水性インキの書きやすさがとっても気持ちいい。このヌラヌラと書ける書き心地はなかなか魅力的です。
過去に使っていたボールペンの試筆をすると、使っていた当時のことを思い出しました。これは僕だけでなく、アンケート結果にも思い出があるから、という理由でランクインをしているものもありました。
ボールペンに限らず、文房具は身近にあるものだからこそ、改めて触れると使用していた当時のことを思い出すきっかけになるのですね。
なお全国で握手会が開催されており、Web投票(12月31日締め切り)も受け付けている「第7回 OKB48選抜総選挙」の結果発表は、2018年1月中に発表予定なので要チェックです。
第81回 文房具朝食会@名古屋 「OKB選抜総選挙」を開催
18日の土曜日に、第81回 文房具朝食会@名古屋を開催しました。
今回は「第7回 OKB48選抜総選挙」です。
sugobun.com
午前はいつも通り、参加者枠を絞っての文房具朝食会@名古屋を開催し、午後からは自由参加の文房具朝食会@名古屋としました。
いつもすぐに募集枠がいっぱいとなり、満員御礼となりなかなか参加できないので、今回は午後の部を自由参加としました。
今回の会場も名古屋の国際センター近くのNO DETAIL IS SMALLさんにご協力を頂きました。
nodetailissmall.com
当日はあいにくの雨模様でしたが、多くの方に参加して頂きました。
さて、今回のテーマの「OKB48選抜総選挙」ですが、各メーカーさんが推薦するボールペン、総勢48本のなかからお気に入りのボールペンを見つけよう・推薦しようというイベントです。
選抜された48本のボールペンは、
チームM(三菱鉛筆)
ジェットストリーム スタンダード | 油性 |
ジェットストリーム プライム | 油性 |
ユニボール シグノ | ゲル |
ユニボール シグノRT1 | ゲル |
ユニボール ビジョンエリート | 水性 |
ユニボール アイ | 水性 |
パワータンク スタンダード | 油性 |
No460 証券細字用 | 油性 |
ユニボール シグノ 307 | ゲル |
ユニボール エア | 水性 |
ユニボール R:E | ゲル |
チームP(パイロット)
フリクションボール ノック | ゲル |
ドクターグリップ Gスペック | 油性 |
アクロボール 150 | 油性 |
ハイッテクC | ゲル |
Vコーン | 水性 |
ジュース | ゲル |
Opt | 油性 |
スーパーグリップ | 油性 |
マルチボール | 水性 |
コクーン | 油性 |
ジュースアップ | ゲル |
チームZ(ゼブラ)
スラリ | エマルジョン |
サラサクリップ | ゲル |
ジムノック | 油性 |
サラサドライ | ゲル |
サラサグランド | ゲル |
チームE(その他国内メーカー)
サクラクレパス | ボールサインノック | ゲル |
セーラー万年筆 | G-FREE07 ボールペン | 油性 |
セーラー万年筆ICリキッドボールペン | 水性 | |
トンボ鉛筆 | エアプレス | 油性 |
トンボ鉛筆 | ZOOM 505bw | 水性 |
OHTO | 筆ボール | 水性 |
OHTO | 水性ボールペン リバティ(太軸) | 水性 |
コクヨ | エラベルノ シルキー油性 | 油性 |
コクヨエラベルノ エアリーゲル | ゲル | |
スリップオン | SIERRA 木軸ボールペンL | 油性 |
チームW(海外メーカー)
ラミー | サファリ ローラーボール | 水性 |
BIC | オレンジ EG 0.7 | 油性 |
BIC | クリックゴールド | 油性 |
カランダッシュ | 849 クラシック ボールペン | 油性 |
パーカー | ジョッター ブラック CT ボールペン | 油性 |
以上の48本から、お気に入りのボールペンを見つける。なかなか出来ない体験です。
店頭だとどうしても立って書くので、座って書くのと感覚が違うのですが、今回は椅子に座ってじっくりと握手(試筆)が出来ます。
最初は書きやすいとか、ワーワー楽しく皆さん握手されていたのですが、なにせ48本もあるので途中でどれが良かったのか、混乱してきていました。
そうですよね~僕も自宅で試し書きをしながら、握手をしたのですが、途中で比較が難しくなってきました(笑)
そして、みなさん段々と集中してきて、今まで僕が参加してきた文房具朝食会@名古屋では見たことない沈黙が・・・
いったんモーニングのパンなど食べて、休憩です。
休憩後は、雑談をしながらも皆さん改めて真剣モードで、どの子が一番か悩んでいました。
ノック感やキャップを締めたときの感覚、そしてどういう時に使うことを想定するか。確かに使う状況によっては、キャップがあっても問題ないけど、ノック式の時の方が良い場合もありますよね。
みなさんそれぞれの判断基準で最後に投票していただきました。
午後からは自由参加ということで、午前中に参加できなかった方など参加して頂きました。
親子でご参加いただいたり、ご夫婦で参加して頂いたり、予定が終わり次第走って参加して頂いたりと、多くの方に参加して頂けました。
それでは最後に「第7回 OKB48選抜総選挙」の文房具朝食会@名古屋の集計結果の発表です。
集計方法は、第1位に5ポイントとし、順位が下がるごとに1ポイントを減らし、第5位は1ポイントとしました。
順位発表
第1位 | パイロット | ドクターグリップ Gスペック | 油性 | 22ポイント |
第2位 | 三菱鉛筆 | ジェットストリーム プライム | 油性 | 18ポイント |
第3位 | ぺんてる | エナージェルユーロ | ゲル | 11ポイント |
第4位 | パイロット | アクロボール 150 | 油性 | 10ポイント |
ゼブラ | サラサクリップ | ゲル | 10ポイント | |
OHTO | 筆ボール | 水性 | 10ポイント | |
コクヨ | エラベルノ シルキー油性 | 油性 | 10ポイント | |
第5位 | 三菱鉛筆 | ユニボール エア | 水性 | 8ポイント |
サクラクレパス | ボールサインノック | ゲル | 8ポイント |
貴方のお気に入りのボールペンは、ランクインしていましたか?
この順位については、明日のブログで深く?掘り下げてみようと思います。
今回参加できなかったけど興味があるという人は、11月24日(金)19:00から20:30の時間帯ですが、名城大学ドーム前キャンパスの社会連携ゾーンshakeでも行います。こちらも自由入場・途中退出可能となっています。ぜひご参加ください。
滋賀の文具店といえば「スミ利文具店」
コクヨ工業滋賀さんの工場見学の帰りに、以前から気になっていた文具店の「スミ利文具店」さんに行ってきました。
スミ利文具店のホームページにようこそ! 滋賀県、万年筆、販売、全国通販、修理、限定品、万年筆なら滋賀県近江八幡市のスミ利文具店へ!通販対応もおまかせ!
場所は滋賀県近江八幡市です。旧城下町のような味のある通りに面しています。
実はコクヨ工業滋賀さんで、新発売の「とび太くんテンプレート」を購入しようと思ったのだが残念ながら品切れだった。しかしスミ利文具店さんは、コクヨ工業滋賀さんが製造・販売している「びわこ文具」の品揃えがとても充実しているので、きっと「とび太くんテンプレート」の在庫があると思って行ってきた。
目的は「とび太くんテンプレート」の購入だが、せっかくなので店内をぐるっと徘徊できた。
素敵ですね、万年筆の品ぞろえも充実していますが、本当に地域に根ざした文具店さんです。
特別奇をてらう訳ではなく、地元の人が使うものを重点に置きながらも、文房具好きが手にしたくなるような品をしっかり押さえている。
商品の陳列の仕方はオシャレではないが、雑然としているようでしっかり整理されており、昭和の街の文具店の雰囲気そのままだ。今の若い子も、ワクワク楽しめるのではなかろうか。
来店したのは平日の16時頃だったのですが、地域の人がフラッと文具を購入にみえていました。
「こんなの無いか?」や「この商品はあるか?」と、ご主人と奥さんがお客さんと会話しながら、接客をされていた。今は少なくなりましたよね、文具店に限らずこういうコミュニケーションのあるお店。
なんだか他のお客さんの会話を聞きながら、気持ちは子供のころにタイムスリップしたような気持ちになりました。僕が小学生ぐらいの時はまだ、こういった会話をしながら買い物をすることが普通でした。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアが多く出来てからでしょうかね、こういうお店の人との会話が減ったのは。
こういう地域に根差したお店は応援したくなります。地元にもこういうお店が欲しいですね。
出来ることなら、週1で通いたい、気持ちがいいお店でした。
大人の社会見学「コクヨ工業滋賀」
先日、ついに「コクヨ工業滋賀」さんの工場見学に行ってきました。
工場見学の概要
見学内容:概要説明、製造工程ビデオ、工場見学、体験アトラクション、お土産、販売
開催日時:毎月2回開催 午前10:00~
所要時間:約90分
参加費 :100円(税込)※小学生以下無料
※びわ湖環境保全活動に活用させていただきます
定員 : 25名(1回あたり)(※完全予約制)
アクセス:
コクヨ工業滋賀では、コクヨの紙製品(キャンパスノートなどの無線綴じノートやコピー用紙や複写伝票など)や、独自ブランドのReEDENの製造を行っています。
文房具好きの方であれば、今年の日本文具大賞のデザイン部門のデザイン部門の優秀賞を受賞した、琵琶湖がすらすら描けるテンプレートの「びわこテンプレート」の製造・販売元であることをご存知でしょう。
多くの人が一度ならずお世話になったキャンパスノート、その生まれ故郷です。
工場に入って、集合場所まで歩いていると「とび太くん」が居ました。
工場に向かう途中にも、ところどころにとび太くんが居ましたが、まさか工場の敷地内にも居るとは・・・
※滋賀県東近江市で生まれた、飛び出し注意のキャラクター。
どれだけとび太くんは滋賀県に愛されているのでしょう。
集合場所について、工場見学の開始です。
まずは、コクヨ・コクヨ工業滋賀の会社説明です。
コクヨさんの社名の由来はご存知でしょうか、創業者の黒田善太郎氏の「故郷 富山の誉れになる」の誓いから「国誉」→「コクヨ」となりました。一緒に聞いていた他の参加者からは、「へぇ~」となかなか良いリアクションがありました。そうですよね、なかなか企業名の由来は気にしないですもんね。
そして独自ブランド「ReEDEN」の由来は、「Re:戻る」「EDEN:楽園」「reed:葦」の造語で「葦でもう一度美しい琵琶湖に還そう」という願いが込められているそうです。
そして、コクヨ工業滋賀で年間に製造されるノートは、なんと約1億冊。積み上げると富士山100個分の高さになるそうです。この製造量は、日本一です。
そんなコクヨ工業滋賀の説明を聞いて、展示ブースにあるコクヨの歴史の展示ブースで説明を聞いて、いざ工場に。
残念というか当然ですが、工場内は撮影禁止です。そうですよね。
まず集合場所から工場に入ると、工場全体が見渡せました。もうね、この場所だけで少なくとも10分は居たかったです。それくらいスゴイです。
最初に説明を受けたのは、ノンカーボン複写伝票の機械。当然ですがデカいです。
昔の複写式伝票はカーボン紙を1枚目と2枚目の間に挟んでいたのですが、今はこのカーボン紙を挟まなくても1枚目に書いた内容が2枚目に複写されます。その伝票を製造する機械です。
ちなみに、カーボン紙を挟まなくても複写できるのは、用紙の裏にカーボンと同じ役割を果たすモノがカプセル状になって付着しているからです。1枚目に書いたら、カプセルが弾けて2枚目に写るという仕組みです。
そして次はいよいよキャンパスノートを製造している機械です。
機械1台で1日5万冊も製造可能で、1分間に120冊も作られるそうです。とんでもない速度でキャンパスノートが生まれています。
ちなみにノートの罫線ですが30分に1回、罫線が表と裏とでズレて印刷されていないか確認されているそうです。
工場内では、3冊が縦につながった状態で製造されています。これは最終的に1冊ずつに裁断する際に、3冊なら切り捨てる部分が最小限になるためだそうです。
面白かったのが、工場内で最古参の機械を見学できたことです。
昭和46年に導入された機械です。もうすぐ半世紀です。この機械もまだまだ現役で、出納帳や楽譜の5線のノートなどはこの機械で作られているそうです。
工場内にもとび太くんが居ました。工場内なので、特別版のとび太くんです。これはぜひご自身で工場見学をされて、見てみてください。めちゃくちゃ可愛いです。
工場見学の最後には、罫線の印刷で使われて廃棄されるインキや、ノートやコピー用紙の製造により発生した切り屑の対応についてです。
インキは工場内の廃熱を利用して乾燥させて、焼却場の燃料としているそうです。
ノートやコピー用紙の切り屑は、ノートの場合は罫線などでカラーなので段ボールなど向けにまとめ、コピー用紙は罫線などがないので再生紙として利用するために、それぞれ製造ラインごとに集約されるようになっています。
極力ゴミが発生しないように工夫がなされています。
工場見学を終えて、集合場所の部屋に戻ってきたら、今度は体験学習です。
キャンパスノートなどの無線綴じノートの強度がどれくらい凄いのか。確かに学生の頃、糸綴じノートと違いキャンパスノートはページを破ることが上手にできませんでした。必ず糊付けされたところで、綺麗に破ることはできませんでした。
表紙と裏表紙をクリップで挟んで、ノートのページにもクリップをつけて、ペットボトルを吊るして、どれくらいの強度があるのかのテストです。
この日は用意した2Lのペットボトルを20本も吊るすことが出来ました。最後にちょっとした拍子で落下しましたが、糊付けの部分で千切れたのではなく紙が耐えられずに、紙が破れて落下しました。説明のあった強度基準を大きく上回る内容でした。
以上で工場見学の内容は終了で、最後はお楽しみ?工場限定販売の物販です。
冒頭にあった展示ブースのすぐ隣で物販でしたので、改めて展示ブースを見学していました。
キャンパスノートの歴代の表紙がありました。懐かしいですね、今は5代目なのですが、僕が初めて触ったキャンパスノートは2代目なんです。
他の参加者の方も、自分がどのキャンパスノートを使ったのか、そんな会話が聞こえてきました。
工場限定販売ではさすがに製造ラインに流れている3冊が繋がったキャンパスノートは販売されていませんでしたが、2冊が繋がったノートが販売されていました。そして、さすが製造元ですReEDENのノートが全ラインナップありました。
あっという間の工場見学でした。また機会があれば、改めて見学したいです。
そして、このブログを読んで見学に行きたくなった方、残念ながら来年の2月まで工場見学はお休みとのことです。
大人向け「ネオクリッツ フラット ビズ」
立つペンケースの代表格、コクヨさんの「ネオクリッツ フラット ビズ」の大人向けが発売されました。
従来のネオクリッツはサラサラした手触りで、大人とくに男性が使用するのは躊躇するのようなラインナップでした。
でも今回発売された「ネオクリッツ フラット ビズ」は、落ち着いた色合いです。
店頭で見かけたのですが、これなら役職者のオジサマが使っていても、変に目を引くこともなさそうです。ビジネスの場に自然に馴染みそうです。色合いもそうですが、ファスナーが金属製になっていたので、安っぽい印象は受けない。
ネオクリッツ フラットがベースですが、大人向けということでHPを確認したらファスナーだけでなく、改良されているようです。
使いやすいサイズと形状
ペンケースを使う社会人の半数以上(男性では3人に2人)が使用している6本以下※のペンを収容するのにちょうどいいサイズ。また、フラットな形状で書類やノートと重ねても収まりよく持ち歩けます。
※コクヨ(株)調べ
確かに会社を見渡してみれば、数本の筆記具を持っている人が非常に多いです。
通常のネオクリッツ フラットは収納可能本数は約15本とのことなので、社会人には容量が大き過ぎる。でも、この「ネオクリッツ フラット ビズ」は収納本数を6本以下と絞っている。
店頭で見かけた時には、デザイン面のみ見てしまった。容量が変わっているのであれば、もっと詳細に確認したのに・・・
聞くところによると、リーマンショック以降は会社によってはボールペンなどが支給されなくなって、各々で購入するようになったところもあるそうだ。いくら100円のボールペンでも、個人で購入したものをデスクにそのまま置きっぱなしというのは気が引けるだろう。
これなら収納も出来るうえ、自立するので業務中はペンスタンドにもなるので、ペンケースを持っていない社会人の人は導入するべきだ。