(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

あなたは何を入れますか?「あなたの小道具箱(各4色)」

千葉県の市川にあるぷんぷく堂さんの「あなたの小道具箱(各4色)」
www.punpukudo.jp
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僕の大好きな夕方5時からユルく開いている文具店 ぷんぷく堂さん。
文具店としてだけではなく、オリジナル製品も開発している文具メーカでもあるんです。


昨年末に東京界隈の文具店ツアーをした際に、市川まで足を伸ばして行ってきました。
お店も約2.5坪という、まさに街の文具店。そして店主の櫻井さんの人柄がいいです。

その時に店主の櫻井さんから新商品として「あなたの小道具箱」をオススメしてもらったのですが、残念ならが使用用途が思いつかず購入しなかったんですよね。なんでも櫻井さんが、この大きさの箱が欲しいから製品化したそうです。
見た目は小学生の時に使っていた道具箱を小さくした感じなのですが、素材・作りがしっかりしているのでちょっと重量があります。
持ち運ぶ為の箱というより、まさに道具箱です。

大きさ

外寸:縦19.4cm x 横12.5cm x 厚さ3.7cm
内寸:縦17.3cm x 横10.5cm x 厚さ3.0cm

はがきの大きさが縦14.8cm x 横10.0cmですので、はがきよりも少し大きいぐらいです。

素材

丈夫な「パスコ」という素材で出来ているので、耐久年数は50年だとか。
また製造は、東京の下町の工場だそうです。


ぷんぷく堂さんのblogにもありますが、店頭購入すると外箱と内箱の色を変更することができます。
punpukudo.jp

なのでISOTに行った際に、ぷんぷく堂さんにお邪魔して購入してきました。最初は筆箱のような使い方をしていたのですが、せっかく耐久年数が半世紀なので、大事な思い出を入れる宝箱として今は使っています。

万年筆のようなヌラヌラな書き味かも知れないボールペン

セーラー万年筆さんから、「ICリキッドボールペン」という新しいボールペンが発売されました。
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プレスリリースを確認しただけで、実際の持った感じや筆記感は体験出来ていませんが、なかなか良さそうです。


商品名のICは、「Ink Collection(インク・コレクション)」を意味するそうです。
僕は職業柄、ICと聞いて集積回路(Integrated Circuit)を思わず想像してしまいましたが、集積回路が組み込まれたボールペンって、何でしょうね?



インクは粘度の低い水性染料インクが採用されているので、万年筆のようなヌラヌラとした筆記感を体験できるのではないでしょうか。

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字幅は0.38mm / 0.5mm / 1.0mmの3種類あるので、手帳・メモ書き・宛名書きなど用途に合わせて選択できます。

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カラーは、ブラック・レッド・ベビーピンク・ブルー・ライトブルー・イエローグリーン・イエロー・オレンジの全8色です。インク・コレクションというだけあって、かなりの色展開です。これだけの色展開がされていると、手帳などの色分けにも使えていいですね。
ただし1.0mmについては、ブラック・レッド・ブルーの3色のみとのことです。1.0mmの字幅となると、用途が宛名書きなど限られてくるので3色展開も致し方ないのですが、せっかくの低粘度の水性顔料なので、1.0mmでももう少し採用される色が増えるといいんですけどね。1.0mmの字幅であれば、色の濃淡も万年筆のように楽しめるのではないかな。将来的に展開色が増えることを期待します。

字幅に合わせてボディデザインが異なりますが、全て流線型のくびれた形になっています。独特なデザインですが、持った感じはどうなんでしょうね。


9月3日(日)からの発売なのですが、残念ながらまだ購入できていません。来週にでも購入しようと計画しています。

男の子の心を鷲づかみです「コンパクトパンチ」

男性の方は身に覚えが、女性は身近な男性の言動から、「男性はいくつになっても子供だな~」と思うことはありませんか?
かくいう僕自身、身に覚えがありますし、今まで何度指摘されたことか、数え切れません(笑)

いくつになっても子供心を忘れられない、そんな男性にお勧めな穴あけパンチがLIHIT LAB.さんから発売されている「コンパクトパンチ」という製品です。
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http://www.lihit-lab.com/products/catalog/P-1040.html


大きさは手のひらに収まるくらいですが、ワンアクションで穴あけパンチにトランスフォームします。
LIHIT LAB.さんの動画を見てみてください。

コンパクトパンチ P-1040

矢印のボタンを押すというワンアクションで、パンチ部とハンドルが同時に飛び出しパンチできる状態になります。カッコいいですよね~意味もなく変形させたくなります。
変形できる、色物文具のように思われますが、穴あけパンチとしてしっかり機能しますので、さりげなく普段はデスクの引き出しという秘密基地に待機させておいて、いざ書類に穴を開ける際には颯爽と取り出して、トランスフォームさせて活躍。その後は速やかに秘密基地という引き出しに戻す。想像しただけでワクワクします。


戦隊モノのように、赤・青・黄緑の3色を無駄にそろえたい欲求に駆られますが、大人なのでぐっと我慢して、どれか一色を購入して、友人には別の色を購入させて、並べて悦に浸りたい。そんなことを思わずにいられません。
記事を書きながら、本当にいくつになっても子供だな~と実感します。

古い鉛筆

会社の備品を整理していたら、少なくとも20年以上昔の鉛筆を発掘しました。
さすがに文房具朝食会@名古屋の主宰のイグチ フミヒロさんが所有しているような大戦中の鉛筆ではありませんが、そこそこの年代物です。

僕がこの鉛筆を見つけた時に、直ぐに古い物だと気付きました。それはJISマークがある点と、トンボ鉛筆のロゴが旧タイプのロゴだからです。
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普通なら廃棄されてしまうので、嬉しくてこの鉛筆ください。と言ったら、さすがに驚かれました。

僕ぐらいの世代の人だと、鉛筆にJISマークがあったことを何となく覚えているのではないでしょうか。今の鉛筆もJIS規格で製造されていますが、業界の取り交わしで1998年4月からJISマーク表示をしないことになったそうです。
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またトンボ鉛筆のロゴも昔はトンボのロゴが下向きだったのですが、近年上向きに変わっているのです。
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トンボのロゴの向きが変わった際に、トンボ鉛筆の小川晃弘社長が

「お客様へ頭を下げる意味で、下を向いていたトンボを、トップを目指すために、敢えて上を向かせた。羽の形が無限大に似ているのは、事業領域の無限大に伸ばす決意の表れ」と発言されたそうです。

トンボ鉛筆、創立100周年に向け新トンボマークを導入 | オフィスマガジン online




ちょっとJISマークの表示がある鉛筆が欲しくて、探していたのでよかったです。

スケジュールとタスクを1冊で管理「yPad」

手帳ネタで1種類忘れてました。それは8月の文房具朝食会@名古屋において建築家の方がプレゼンをしてくれました「yPad」です。
最初見た時は、なんだコレ?という状態でしたが、説明を聞くと非常に良く出来ている手帳です。
ちなみにネーミングの「yPad」ですが、林檎のロゴで有名な某社の某Padとサイズ感を会わせているからっぽいです。


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yPadには3つのラインナップがあります。

種類 期間 厚さ・横・縦
yPad half X 1週間 1cm x 18.6cm x 12.9cm
ypad7 2週間 1.2cm 24.2cm x 18.6cm
yPad Pro 1ヶ月 1cm x 25.7cm x 36.4cm


使い方は基本的に一緒で、左側にスケジュールを、右側にタスクを記入するようになっています。
画像はAmazonから拝借ですが、左側はスケジュールを記述
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右側にはタスクを記述です。タスクは15個まで書けます。
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そして各週、月の翌ページには方眼のメモページが挿入されています。週でのメモなどを記載できるので、なかなか便利なレイアウトだと思います。
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具体的な使い方も説明が付いています。
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このイラストを見て、あれ?どこかで見たことある雰囲気だな?と思って調べたら、駅の構内などで見掛ける日本たばこ産業の「大人たばこ養成講座」の寄藤文平さんが作られた手帳なんですね。



手帳にはそれぞれ特徴というか、強みがあるのですがこの手帳はまさにスケジュールとタスクの管理を行う事に特化した手帳です。

【文房具マンガ】「きまじめ姫と文房具王子」第6話

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「きまじめ姫と文房具王子」の記事を書くと、その月が終わるな~と実感しつつあります。

第6話は前回文具研究会書記の駒山君が、大学を辞める。というところで終わった続きです。
今回もノート回ですが、相変わらず素敵な物語です。

ちなみに前回、メモ魔な駒山君にノートについて延々と説明を受けた姫路さんはノーブルノートを購入されたようです。
ノーブルノート、いいですよね~デザインも素敵ですが、なにより中紙のLライティングペーパーの書き味が最高に気持ちいいんですよね。
※ノーブルノートについては、先日記事にしましたので、気になる方は読んでみてください。
pi-suke.hatenadiary.jp

そして駒山君が所有しているノートのショットが作中にありました。
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さすがメモ魔の駒山君ですね、すっごい量のノートの種類です。フラットに開くことで話題になった「おじいちゃんの方眼ノート」や文具王 高畑正幸さんが作った検索性抜群な「AccessNotebook」、日めくりカレンダーの用紙で出来た「365notebook」、僕がノート・紙に目覚めた「ツバメノート」などなど、本当に素敵なノートがたくさん書かれてます。このショットだけでワクワクしちゃいました。


前回からフラフラとどこか地方に行ってしまっていた蜂谷先生の目的が今回判明しました。それは、なんとKOKUYOさんの歴代のキャンパスノートをコンプリートするためだったのです。
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懐かしいですね~さすがに初代は見たことが無いのですが、2代目は幼少期のころに見た記憶があります。実際に何かとお世話になったのは3代目からですね。
相変わらず蜂谷先生は一言多いというか失言でこんな目にもあってます。
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いいですね~姫路さんが蜂谷先生との間が親しくなったことを感じ取れるワンシーンです。


歴代のキャンパスノートのデザインを見て、ふと学生時代のことを思い出しました。学生の時は今と違って、ノートの違いを意識していなかったので、いつでもどこでも販売されているキャンパスノートを使っていました。そのため歴代のキャンパスノートのデザインを見ただけで、学生のころを思い出しました。
新品のノートももちろん素敵ですが、使い込まれたノートにはその人の想いが詰まっていて、大げさに言えば使用者の人生の一部を切り取った文房具だと思います。実際に僕も非常に大切なノートが数冊かあります。そのノートは人から見ればただのゴミでしょうが、僕にとっては間違いなく僕の一部であり、僕の人生の一時の記録で非常に大切なものです。

ノートというのは、新品の時にはどれも一緒ですが、使うことによって使用者のオリジナルになります。また、書ききった際にいったん役割を終えるのですが、その後書いたものが記録となり、その記録を読み返すための存在になります。ノートは状態によって役割が変化する稀有な文房具です。
第5話・6話は、そんな素敵な文房具のノートの存在を見つめ直すよい機会になりました。

プリントがきれいにはれるのり

小学生の夏休みも、明日で終わりですね。
1学期や夏休みの間に道具箱の中の道具を活用したのではないでしょうか。もし消耗している物があれば買い足しておかなければいけませんね。でも、同じ物を購入するのではなく、使ってみて不便だと思った物を、この機会に買い換えてみてはいかがでしょうか。

独り者の僕は小学生の使う道具の中の消耗品として、糊ぐらいしか思いつかなかったのですが、オススメの糊があります。主原料をとうもろこしでんぷん100%で、子供が口にしても安全なフエキ糊で有名なフエキ糊工業さんから発売されている、「プリントがきれいにはれるのり」という液状糊です。
www.fueki.co.jp


この糊は、名前の通り液状糊でありながら、貼った後にシワになりにくいのです。また大きさも小さな容器なので道具箱の中に入れても、嵩張ることがありません。

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購入したいな~と思いながら、まだ手にしていませんが、HPを見る限り本当にプリントを貼ったのか?と思うぐらいシワが発生していません。

この商品、児童・生徒に限らず、資料を糊付けしたり、レシートを家計簿に貼ったりっといった場面でも活躍するので、大人にもお勧めです。