(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

歴史と物語が詰まっている「MOLESKINE」

連日ボールペンが続いたので、今日は気分を変えて書かれる物であるノートを取り上げよう。

 

ノートといっても、それこそ星の数ほどある。
その中から所有欲を存分に満たすこと間違いなしな「MOLESKINE」を紹介します。

www.moleskine.co.jp


MOLESKINE」にはさまざまな種類があるが、一番オーソドックスな「クラシック ノートブック ハードカバー Large」が1冊3,132円(税込み)の価格だ。
※ノートだけではなく、ダイアリー、さらにはパッションジャーナルという本やワイン・レシピを記載するフォーマットが整ったものまである。
※さらに限定で「START WARS」や「星の王子さま」のカバーの販売されている。

 

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写真では分かりにくいかもしれないが、表紙がハードカバーなので立った状態でも筆記に困ることはないし、裏表紙にはポケットが付いているので、ちょっとした物を入れておくことができる。
それにMOLESKINEの特徴の1つであるゴムバンドは、鞄に入れた際にページが開くことを防ぐ上、筆記時には右側のページを押さえることもできる。

ただノート1冊3,000円は、一般的に見て信じられない価格だろう。人によっては正気の沙汰とは思えないだろう。
1冊240ページとページ数は多いが、文房具屋さん大賞2017を受賞した「大人キャンパス」が、B5サイズ80枚で421円(税込み)なので、約2.5倍の価格差がある。
それでも、多くの熱狂的・ある種の狂信的なユーザが生まれ続けている。


なぜこれほどMOLESKINEは、多くの人に支持され続けているのか。
それはこのMOLESKINEというノートに、歴史と物語が詰まっているからではないか。

MOLESKINEは19世紀後半にフランスで発売が開始され、かの有名なフィンセント・ファン・ゴッホや、パブロ・ピカソが愛したというもはや伝説的ノートブックだ。
ただ残念な事に、1996年に生産が中止され、1998年にイタリアの別会社(現:MOLESKINE社)が似せてMOLESKINEとして復刻させたものだ。

生産が中止されたにも関わらず、別会社があえて復刻するとは、それだけのニーズがあったのだろう。
この復刻する時に、現MOLESKINE社の副社長マリア・セブレゴンディは「製品には“物語”があることが重要である」としている。

 

僕は今現在もMOLESKINEが支持される理由は、この副社長の発言が表していると思う。
ゴッホピカソが愛用したノートが、例え製造・販売元が代わっても発売が続いており、この先も続くであろう。
その過去から現在、そして未来へと繋がるMOLESKINE文化を担う一員になりたい。と思わせるだけの雰囲気がこのノートにはある。

 

 

っとここまで熱を入れて書き綴ってきたが、僕の現在の主のノートは実はMOLESKINEではない。
確かに一時期熱狂的・ある種の狂信的な気持ちでMOLESKINEを愛用していた。
その当時は、「MOLESKINEにあらずんば、ノートにあらず」な状態だっただろう。
ふとある時、その熱から醒めた。
それからはMOLESKINEは素晴らしいノートである事には違いは無いが、僕が使用することは無かった。

 

そんな状態だったが、今年の年始に縁があり数ヶ月前からMOLESKINEの使用を再開している。
使用を再開して改めて、このMOLESKINEはノートには違いはないが、独自の世界観を有していると改めて感じた。
もし現状使っているノートに不満があれば、このMOLESKINEを選択肢に入れてはどうか。

 

 

AB型の貴方に「Cross Edge」

先日、僕が尊敬してやまない文房具の達人・文房具ライターのイグチ フミヒロさん

『本と文房具とスグレモノ』

の以下の記事に「僕はAB型なので、AB型もお願いします。」とコメントしたところ、自分で考えてね~ (^_^) っとボールが返ってきました。
(確かに文房具コンシェルジュを名乗っているので、そうなりますよね。)

fumihiro1192.hatenablog.com

ちなみにA型の人向けに

fumihiro1192.hatenablog.com

 


パスされては仕方ありません、AB型の自分がAB型にオススメする筆記具を選びましょう。
(心情的には自分が主賓の呑み会を自分でセッティングするような、若干の悲しさがありますが、気にしないことにしましょう)


僕自身、血液型による性格診断的な物にまったく興味が無いので、世間一般的にAB型がどう分類されているのか判らないので、まずはそこから調べてみました。

物事を器用に無駄なくこなせる能率的なタイプだよ。二重人格的に思われがちだね。

血液型 性格 相性 判断 アタリマッセ


能率的なんだけど、それだけじゃない一面がある。ということでしょうか。

ということで、AB型の僕がAB型の貴方にオススメする筆記具は、「Cross Edge」です。

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サイズは男性の手のひらに収まるぐらいのサイズです。(1枚目)
多くのボールペンより一回り短いぐらいです。
筆記する際には、軸を引っ張ると2cmほど伸びて、芯が出てきます。(2枚目)
ノック式のように一般的な芯の出し方ではありませんが、効率面では引けをとらないです。
なにより効率的で有りながら、軸が伸縮するという他には無い一面があります。
また現在3種類の替芯(ジェルインク芯/ボールペン芯(油性)/ポーラス芯(水性))から選択できるので、自分に合ったインクを選ぶことができます。

 

能率的に物事を進めるためには、目的のために時間を使いたいので、手間のかからないモノが良いのではないでしょうか。そして、ただ機能性を求めるだけでなく、芯の出し方がチョッと違った一面も併せ持っている、まさにAB型に最適な筆記具ではないでしょうか。 

 

 

 

 

常に貴方の傍らに「ZOOM 707」

社会人になるとペンケース・筆箱を使う頻度が一気に減るのではないでしょうか。
筆記具は、机やカバンに置きっぱなし・入れっぱなしなんて事になっていませんか?

そして手帳やノートにいざ書こうと思っても、筆記具がない。なんて経験はありませんか?

そうならないために、常に筆記具を持ち歩けばよいのですが、習慣が無いと難しいですよね。

でも、このトンボ鉛筆さんの「ZOOM 707」は、超極細ですので胸ポケットに入れっぱなしでも気になりません。

www.tombow.com

 

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※写真のZOOM 707 は、30周年モデルなのでカラーリングがちょっと違います。

 

写真を見てもらうと分かりますが、滅茶苦茶細いです。
軸の部分なんて、替え芯が剥きだしなんじゃ?っと思える華奢な姿ですが、しっかりとした品質のボールペンです。

これだけ細いと、実用的にどうなのかと気になりますが、持ち手のところだけ太くなっているので、「ちょっと細いな。」と感じる程度です。

 

これだけ細いので、ペン差しの無い手帳でもスルッと同居できちゃいます。
手帳に差さなくても、ポケットに入れていても苦にならないです。
胸ポケットにボールペンを差すと、ボールペンの重さで胸ポケットの形が変わって変な感じになりがちですが、これは細身なので、そういった事も起こりにくいです。(胸ポケットにある事を忘れてしまいそうになるほどです。)

 

僕の中では、予備のボールペンとして不動の地位にいます。
インクがかすれるなどの品質面の心配がない点も、安心して控えて貰える点です。

 

念のためにもう1本、ボールペンを持ちたいけど、嵩張るのは避けたい方にお薦めです。

 

トンボ鉛筆 シャープペン ZOOM 707 0.5mm SH-ZS1 グレー/ブラック

トンボ鉛筆 シャープペン ZOOM 707 0.5mm SH-ZS1 グレー/ブラック

 
トンボ鉛筆 シャープペン ZOOM 707 de Luxe 0.5 SH-ZSDS

トンボ鉛筆 シャープペン ZOOM 707 de Luxe 0.5 SH-ZSDS

 

 

【文房具コンシェルジュ】キャップレスマーカー「マッキーノック」

 先日、久しぶりに会った友人に、最近どうよ?っと聞かれたので、文房具愛が溢れて大変だ。と話したら、文房具店に行く流れになった。

 

入店してから、プチ文房具ツアー状態となって、その友人のお仕事環境でオススメな文房具を中心にアテンドしてました。

 

その友人は工場の設備管理がメインなので、現場で役立ちそうな筆記具として、ゼブラさんの「マッキーノック」を紹介したから、予想以上に喜ばれました。

www.zebra.co.jp

 この「マッキーノック」は、特徴はノック式である点です。

通常、油性マーカーはキャップがあります。

デスクワークでは、さほど不便とは思わないキャップですが、現場作業ではこのキャップが曲者です。なぜなら、片手が塞がってる時が多々あるからです。

 メジャーで寸法を測りながら、油性マーカーで印を書こうにも、キャップがあると事前にキャップを外しておく必要があるが、これならノック式なのでそういった準備が不要だ。

それに外したキャップが行方不明になるという事も避けられる。キャップがあるとよく口にキャップを口に咥えたりして、衛生面でちょっと・・・ということもあった。

 

現場仕事に限らず、油性マーカーを多用する方は、このキャップレスの「マッキーノック」に切り替えてはどうでしょう。 

 

 

ゼブラ 油性マーカー マッキーノック 細字 P-YYSS6-BK 黒

ゼブラ 油性マーカー マッキーノック 細字 P-YYSS6-BK 黒

 
ゼブラ 油性マーカー マッキーノック 細字 P-YYSS6-R 赤

ゼブラ 油性マーカー マッキーノック 細字 P-YYSS6-R 赤

 

 

ライフログのハードルを下げます「暮らしのキロク」

読者の中には、ひょっとして今年こそはライフログを書こう。と年初に思ったものの、長続きせず、年度が改まった4月から再度ライフログを書いている方も見えるのではないでしょうか。

ライフログを書き慣れていないと、どうしても三日坊主とは言わないけど、なかなか習慣にならないのではないでしょうか。
その理由は、ちゃんと内容のある事を書こうとして、自らハードルを上げているからかもしれません。(僕がそうでした。
普通の生活を送っていたら、そうそうライフログに書こうと思うような出来事は起こらないでしょう。(劇的な生活を送っていて、書くことが多すぎて書けないパターンの人は、ページに縛られることなく、ノートに思いっきり書きたいだけ書いてください。

 

そんな三日坊主予備軍の皆さん(失礼)にお薦めなのが、KING JIM さんから発売されている「暮らしのキロク」です。

www.kingjim.co.jp

ざっくり紹介すると、各テーマに沿った記入項目が予め用意されている付箋です。

 

僕もこの商品を使っていますが、なぜお薦めかというと、書く内容が予め決まっているうえに、書き込む量が少ないんです。
それに内容によってデザインが全て異なるので、手帳に貼るだけでオシャレです。
たくさんの種類が発売されていますが、その中から興味のあるものだけ買って、手帳に入れておきます。
そして、ちょっと時間が出来たときにとかに、「暮らしのキロク」に書いて手帳にペタッと貼るだけです。
書く量が少ないので直ぐに書けますし、書いた後は手帳に貼るだけでサマになります。

僕は本を読むのが好きなので「BOOK」と、書くと願いが叶うと思っているので「DREAM」を使っています。

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僕は備忘録に何でも書いているので、ここに読んだ本のタイトルと著者だけ書いて、あとは本を読み終わったら、読了管理しているノートに「BOOK」をペタッと貼って、「BOOK」 に書き切れなかった事とかをノートに追記しています。
最初は「BOOK」以外に書くことが難しかったのですが、使い切る頃にはちょいちょい書くようになりました。

 

この「暮らしのキロク」は書く内容が決まっているので、習慣になるまでのきっかけに最適です。

 

 

 

会議のお供に「ECRIDOR」

今日はノック式のボールペンのCARAN D'ACHE 「ECRIDOR」の紹介です。


やはり現代社会で一番使用されている筆記具は、ボールペンですからね。

www.carandache.co.jp

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あえてこのノック式ボールペンを紹介するのはなぜか?
このCARAN D'ACHE の「ECRIDOR」は、他のノック式ボールペンには無い特徴があります。


金属製の軸に施されたデザインも豊富ですが、それだけはありません。
金属製の軸なのでしっかりとした重量があります。持っていてペンがフラフラすることがありません。
また軸が細身で太すぎないので、女性にもオススメできます。

軸の形状が鉛筆と同様に6角形なので、とても持ちやすいです。

 

そして最大の特徴は、ノック式なのにノック音がほぼ鳴らない事です。耳を澄ませば、かすかに聴こえる程度です。
会議とかで、カチカチとノック音を鳴らしている人っていませんか?
あの音って意外と気になるんですよね。
そう言いつつも僕も手持無沙汰だと、ついついノック音を立ててしまいがちです。
でもこの「ECRIDOR」なら、ノック音がほぼ鳴らないので、会議中に手持無沙汰でノックしても他の方の気になることは無いでしょう。

 

もし会議とかでノック音を頻繁に立てている人が居たら、さりげなく勧めてみてはいかがでしょうか。

第5世代世代ペン PARKER 「ingnuity」

多くの人と同じ筆記具は避けつつ、出来たらちょっとオシャレがいい、だけどボールペンのように気軽に使いたい。という想いのある方にオススメな筆記具があります。

 

それはPARKERが第5世代ペンとして販売している、「ingnuity(インジェニュイティ)」という筆記具です。

www.parkerpen.com

いきなり第5世代と言われても、なんじゃそりゃ?第4世代とかあるの?と思います。
一応、以下のようです。
第1世代:万年筆
第2世代:油性ボールペン
第3世代:ローラーボールペン(水性ボールペン)
第4世代:シャープペンシル

言われてみると納得する世代だと思います。
じゃこの第5世代と言っているingnuityは、今までの筆記具とどう違うのか。
万年筆の高級感とローラーボールペンの長所を兼ね揃えているそうです。

万年筆の高級感と謳っているだけあって、モデルが豊富にあり、PARKER らしくオシャレです。


発売された当初に購入したのが以下の写真です。
購入してから長期間ずっと使い続けて、塗装が剥げてきてしまったので、剥げた場所の塗装だけ綺麗に剥がしてしまったので、地の真鍮がむき出しになってしまっています。
※現在販売されている軸は、モデルチェンジしています。

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特筆すべき点は、第5世代と言われるリフィルです。
ボールペンのように気軽に使えるのですが、万年筆のように筆圧を必要とせずに書くことできる点です。
また、ペン先が使っていくと摩耗して、自分の書く角度に馴染むのです。
そして第5世代と名乗っているだけあって、書き味は今までの筆記具とは全く違います。
書き味の印象は、サインペンに近いかな?
軽い筆圧なのに、鉛筆のように「書いている」という感じがしっかりと味わえます。

 

ちょっと他の人とは違うオシャレな筆記具が欲しい。
筆圧が弱くてボールペンが苦手だけど、万年筆はちょっと・・・という人にお薦めです。