(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

投票所に用意されている筆記具はなぜ「鉛筆」なのか?

再来週の21日(日)は、第25回参議院議員通常選挙です。

僕は投票日にイベントに参加するため、不在となるため不在者投票に行ってきました。

文房具好きとしては、地方選挙・国政選挙に関わらず選挙は一大イベントです。
それは投票用紙がユポ紙という特殊な紙で、なかなか筆記する機会がないからです。
ユポ紙の筆記感は独特で、サラサラしつつも、しっかりと紙面の凹凸を感じることができます。
特殊な紙なので単価が普通の紙よりも高いんですよね。単価については、過去に投票用紙(ユポ紙)について書いた記事を参照ください。

pi-suke.hatenadiary.jp

単価も高いのですが、非常に面白い紙です。
ユポ紙はポリプロピレン樹脂を使った合成紙です。
そのため折っても、しばらくすると自然と開くんです。自然に開くので、開票作業時に投票用紙を開く手間がかからないんですね。
僕は以前、本当に自然に開くのか確認するために、投票者を悩んでいる振りをして開くのを確認したほどです。

投票用紙についてはこれくらいにしておいて、今回は投票所においてある筆記具について取り上げます。

投票を行ったことがある人はご存知の通り、投票所には筆記具が用意されています。
その用意されている筆記具は「鉛筆」です。
なぜ「鉛筆」なのでしょう?ボールペンでもいいと思いませんか?
わざわざ「鉛筆」が選ばれてるのには理由があります。

「鉛筆」が選ばれている理由は、削りさえすれば確実に筆記することができるからです。
ボールペンだと、書こうとしたら書けなかった。なんてこと経験ありませんか?
さっきまで書けたのに・・・
インクも残っているのに・・・
余白でグリグリしたら書けるようになって、さっき書けなかったのは何だろう・・・

鉛筆なら芯が出ていれは確実に筆記できるので、そういったことがありません。
しかも鉛筆削りを使えば、簡単に芯を出すことができます。

この信頼性と利便性から投票所では「鉛筆」が用意されているんです。

多くの社会人はボールペンが主流となって、なかなか鉛筆で筆記する機会がないと思います。
ぜひ選挙に行って、生徒・学生の頃に使っていた鉛筆に改めて触れてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。