カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

昭和より以前の大正時代のホッチキスの針をゲット!!

「平成」も残すところあと数日・・・
メディアの多くでは、「平成の○○○」や「平成最後の○○○」など改元ならではの特集が多く組まれていますね。

そんな世間で起こっている平成フィーバーを無視して、今日は「大正」の文房具を紹介しちゃいます。
なんでそんな流れになったのかというと、Webマガジンの「文具のとびら」の懸賞で「大正時代のムカデ型ホッチキスの針」が当選したからです。

ホッチキス(JIS規格では「ステープラ」)って身近な文房具の一つではないでしょうか。(JIS規格に従って本ブログでは、「ステープラ」と呼称します)
それこそ各ご家庭に1台、会社に至っては一人1台だったり・・・と普及率はすごいのではないでしょうか。

ステープラ

ステープラの歴史

ステープラの発明者は、実ははっきりしていないそうです。
一説には「ベンジャミン・B・ホッチキス」と言われています。この人は、機関銃の発明者でもあります。
機関銃のマシンガンの弾送りをヒントに、ステープラの機構を考え出したではないか?と言われています。

そして日本には明治36年1903年)に、伊藤喜商店(現イトーキ)が日本で初めてステープラを販売したそうです。
この時販売されたステープラが、アメリカ製でボディに大きくHOTCHKISS No・1と刻印されていました。そのため「ホッチキス」と一般に広く呼ばれるようになったそうです。

この「HOTCHKISS No・1」は、現在普及しているような手に握るタイプではなく、卓上タイプで上からハンドルを押し込むタイプでした。
そして針は現在のように隙間なく繋がっているのではなく、まるでムカデのように針の1つ1つが隙間を持って連続した形をしています。

HOTCHKISS No・1

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HOTCHKISS No・1

このムカデ型ホッチキスも、現在のステープラと基本的な仕組みは一緒のようです。
上から針を押し出して、紙を綴じる。

ムカデ型の針なのですが、次の針をちゃんと爪が針を押し出してくれる機構になっています。

詳しくは「文具のとびら」の「【連載】文房具百年 #12「大正時代のホッチキス番外編 ムカデ針ホッチキスの使い方」」をご覧ください。

www.buntobi.com

ムカデ型ホッチキスの針

写真は懸賞で当選して入手した、大正自体のステープラの針です。

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ムカデ型ホッチキスの針

大正末の1926年製と仮定しても、90年以上も昔の道具です。
少なくとも第二次世界大戦を生き抜いて、今僕の手元にあるのかと思うと感動します。

よく見ると片一方だけ足がなく背だけですが、別に不良品というわけでないそうです。
これは最後の1回分の針を支えるために、あえて背だけになっているそうです。

懸賞で届いた物に、一つこのムカデ型の針が綴じられていました。

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綴じ面(表側)

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綴じ面(裏側)

今のステープラの針より幅がありますが、なかなかの存在感がありますね。
今の針は針の幅が少ないのでなんだか味気ないのですが、ムカデ型の連結部分が中央部で上下に出っ張っているのでアクセントのように感じます。

 

今はムカデ型ホッチキスの針だけ入手して、まるでゲームソフトはあるのにゲーム機が無い。という状況に近い状態です。
どこかでムカデ針の使えるステープラを見つけたら、購入しちゃいそうです。
約100年前から基本的な機構が変わることなく、現代でも使い続けられているステープラって改めて考えてみるとすっごいですよね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。