【文房具マンガ】「きまじめ姫と文房具王子」第22話
早いものでもう月替わりです。
僕のブログで月替わりといえば、月刊スピリッツで連載されている藤原 嗚呼子先生の「きまじめ姫と文房具王子」のレビューです。
今号も表紙からワクワクします。
これは学生の頃の蜂谷先生と嵯峨野さんでしょうか。
バランスゲームの「ジェンガ」で遊んでいるように一見見えますが、よくよくみてみると先端の部分に線が入っているのできっと消しゴムでしょうね。
大量の消しゴムを積み上げて、遊んでいるようです。大量の消しゴムがあれば、一度やってみたいですね。
雑誌だと途中から読み始めた人もわかりやすいように、コマの外にキャラクター紹介があるのですが、気がついたらかの子さんの紹介に「文具研副顧問」という肩書きが(笑)
これ、テレビ東京の「TVチャンピオン極」に出演した際に、僕を「人気ブロガー」と紹介されたのと同じくらい驚きました。
確かに副顧問的なポジションになっていましが、びっくりしました。
今回のキーとなる文房具は「硯」です。
嵯峨野さんが中国に渡った理由が明かされます。
何かの本で昔の硯を見たことがあるのですが、細かな彫刻が施されており道具というよりも工芸品のような印象を受けました。
そんな古い硯が嵯峨野さんが中国に渡るきっかけになっているんですね。
詳しい内容は本作をぜひ読んでください。
この話の中で学生の頃の蜂谷先生と嵯峨野さんが言い争うというか、意見が対立しているシーンがあります。
ざっくり説明すると、蜂谷先生は、貴重なものでも本物かどうか実際に使って確認しよう。という立場ですが、嵯峨野さんは、貴重な歴史的価値がある物であるかも知れないからそんまま残すべき。という立場です。
どちらの意見も納得です。実際に僕がその場に居合わせたらどうするだろう。と考えると、持ち主の了承がある。という前提であれば、実際に使って確認したい。という立場を取ると思います。
だってどれだけ歴史的・美術的価値があろうと、道具であるならば使うことが一番だと思うからです。
さて今回はがっつり文房具の話題が織り込まれるというよりも、人間ドラマに重点があるように感じました。
蜂谷先生と嵯峨野さんの過去・未来がどうなるのか・・・
嵯峨野さんの気持ちを忖度しつつも、自分の形になっていないモヤっとした気持ちを抱えつつ、かの子さんが嵯峨野さんの本心を確認しに行く。というところで金剛は終わります。
相変わらずいいところで終わって、続きが気になってしまいます。
発売されたばかりなのに、1日でも早く続きが読みたいです。
連載開始時は、文房具をネタとしている漫画。ということで読み始めたのですが、今では登場人物たちの人間ドラマが気になって、僕の中で文房具推しなのか、人間ドラマ推しなのか、どちらを軸にしているのか分からなくなってきました。
それに登場人物たちの表情が、セリフ以外の感情を想像させるんですよね。
テレビに出演したら欲が出てきたのか、大好きな作品であるこの「きまじめ姫と文房具王子」にモブキャラでもいいから出たい!!という夢を持ってしまうほど、この作品が大好きです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。