カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

【文房具マンガ】「きまじめ姫と文房具王子」第19話

今年も残すところ1ヶ月です。
12月は旧暦で師走と呼ばれ、”年末は「師」が忙しくて走り回るから「師走」”と言われるほど慌しい時期です。11月の中旬ごろから、気がつけばもう11月も終わりで、12月を待たずに師走感がありました。

さて月末恒例の月刊スピリッツで連載されている「きまじめ姫と文房具王子」も今号で19話です。早いものです。

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「きまじめ姫と文房具王子」第19話

さて、先月の18話で蜂谷先生の昔馴染みの嵯峨野さんという女性が本格的に物語に絡んできて、姫路先生の心中はモヤっとして穏やかではなさそうです。

今回は骨董市から帰り道、突如猫が飛び出してきます。

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文具マニアが思わず叫ぶ!!

そうしたら蜂谷先生と嵯峨野さんが、「松煙墨(しょうえんぼく)」や「2B」と大反応を起こします。
これは昔、書道教室に一時来ていた猫の名前で、今回飛び出してきた猫と似ていたから、思わず反応したようです。
さすが文具好きの二人ですね、猫の名前に文具のキーワードをつけてしまうとは・・・

ちなみに「松煙墨」は、松の木を直接焚き付けて燃やした煤で作った墨のことです。
ということで、今回の文具紹介は「墨」です。
「墨」は、「煤」と「にわか」を練り合わせた物で、日本の小学校に通っていた人なら、墨を擦った経験はあることでしょう。
あれ、めっちゃくちゃ時間かかりますよね。子供の頃、親に「墨をする時は力を入れず、書くときは力強く書く」と言われたことがあります。
子供心に、力を入れずに擦るとどれだけあっても、擦り終わらず途中で力任せに擦った物です。

「墨」って面白いですよね、擦り具合で濃淡が違うし、書いたときにも濃淡が表現されて、今から思うとなかなか興味深い物だと思います。
その「墨」の濃淡だけで描かれた「水墨画」なんて、ほんとため息が出るほどすごいです。

しかし、蜂谷先生と幼馴染の嵯峨野さんが会話されている時の、姫路先生のちょっとした表情に読んでいる僕がキュンとしてしまいました。

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歩道橋の標語が遊び心満載

キュンとしつつ今号でクスッとなったのが、回想シーンで歩道橋の交通安全標語がなんと「そのインク いきてるうちに つかいきる?」と描かれています。
思わずドキっとしました。インクって、消費量よりも購入量の方が上回って、メーカー推奨の使用期限内に使い切れる自信がないんですよね・・・

最後にとある事が発覚して、姫路先生が思いつめてしまいます。
その時の嵯峨野さんのセリフ、すごい刺さります。正論なんですが、正論だからこそ如何しようも無い。時として正論ってここまで突きつける物なのか・・・
わざとでも悪意があった訳ではない、だけど落ち度はある。そんな時に突きつけられる正論。つらいな・・・

 

今回も文具の豆知識を織り交ぜながら、心揺れる登場人物。
珍しく波乱万丈で、今後どうなるのかハラハラドキドキです。
毎月のことですが、早くも次のお話が読みたくて仕方がありません。

最後までいただき、ありがとうございます。