(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

川崎文具店さん新オリジナルインク「月華紅蘭」

岐阜県大垣市にある川崎文具店さんで、新作のオリジナルインクの発売が開始されました。

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月華紅蘭

この川崎文具店さんは、入り口は地域に根ざした文具店さんなのですが、奥に進むにつれて文具のデープな世界に誘われるという素敵なお店です。
店主さんは万年筆への造詣がとても深く、お話しするたびに勉強になります。

川崎文具店さんの詳しい紹介は、以前の記事に譲りましょう。

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川崎文具店さんのオリジナルインクは、既存に「大柿セピア」というものがあります。この「大柿セピア」は以前購入しており、こちらも以前に記事にしました。

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月華紅蘭

新色のオリジナルインクは、「月華紅蘭(げっかこうらん)」という名前です。
商品説明には・・・

時は幕末、美濃の国(現在の大垣)で生まれた紅蘭は、夫 漢詩人・堀川星巖の指導を受け、自らも女流漢詩人隣、夫婦ともに全国を旅していきます。星巖のしご、安政の大獄で捉えられるなど激動の人生を生きました。そんな一途で聡明な彼女をイメージし、彼女の雅号と名前から「月華紅蘭」という深緋色のインクに仕上げました。

とあります。地元の偉人をイメージして作られた深緋色です。
店主さん曰く、「普段使いできる赤色をイメージした。」とのことです。

試筆

深緋色ですが、描いた直後と落ち着いてからとで色味が若干変化します。

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月華紅蘭 試筆

そして店主さんの思惑通り、普段使いできる赤色です。赤色ってどうしても目立つのですが、この「月華紅蘭」は周りに溶け込む落ち着いた色味だけど、目立ちすぎるということは無さそうです。なかなかこの色味はいいですね。
文房具朝食会@名古屋のメンバーで購入した方は、「血が騒ぐ色」とか「愛人」とか様々に表現されています。このコメントを聞いて、まさに!!と膝を打つ思いです。

 

今メインで使っているインクが、川崎文具店さんの「大垣セピア」を使っているのですが、強調したいところやアンダーラインに今回購入した「月華紅蘭」を使おうと思います。
これからも素敵なオリジナルインクを発売して欲しいです。でも、すでにインク沼にどっぷりはまっているのに、これ以上素敵なインクに出会ったらどうしよう・・・と戦々恐々です。でも、後悔はしていません。本当に素敵な色なんですよ!!
ぜひ大垣に遊びに行く機会があれば、ぜひ川崎文具店さんに行って、素敵な文具店を満喫しつつ、この素敵なインクを見てみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。