【文房具マンガ】「きまじめ姫と文房具王子」第11話
今月も楽しみな月刊スピリッツで連載中の「きまじめ姫と文房具王子」です。
先月号からの続きです。
さて副部長の黒田さんの想いに、部長の花瀬くんは気づくのかドキドキです。
前回からキーとなる文房具は「カッター」です。
作中で、黒田さんがカッターの安全な使い方を説明されています。
ちょっと長いですが、引用します。
・刃を出す時は出し過ぎに注意
・折り目の最初のラインのところまでしか出さないこと
・使うときは絶対に刃の進む先に手を置かない
・刃を出したまま机に置かない
・人にも向けない
・人に渡すときは刃をしまう
・刃先を自分に向けて渡すこと
これとっても大事です。昨今の学校などでは危ないからと小刀とかを使わないと聞きました。
作中で黒田さんも言っていますが、「使い方をちゃんと知れば危ない物じゃない」んです。
作中では日本の2大カッターメーカーを紹介しつつ、カッターの誕生秘話が披露されています。
「オルファ株式会社」と「エヌティー株式会社」の2社です。
オルファさんのカッターは黄色を使った製品で、エヌティーさんのカッターは赤色を使った製品が多いのが特徴です。
実はカッターは日本生まれの文房具ってご存知でしたか?
オルファの創業者の岡田良男氏が考案された物なんですよ。そんなお話が分かりやすく説明されています。
「きまじめ姫と文房具王子」は、ただ楽しい・面白いだけではなく文具王の高畑さんが資料提供されているだけあって、文房具がとっても分かりやすく説明されている作品で、今回は本領発揮といった感じです。
物語は蜂谷先生が、部長の思いつき?のコンテストに部員の気持ちを一つにするために、ちゃんと先生をしています。
今回はコマ割りにドキッとさせられました。
黒田さんのグループ展で部長が取った行動が、すっごい良いコマ割りなんですよ。
コマ割りであってるのかな?ページ配分というか、ほんとにドキッとしました。これはアニメではなく漫画ならではの表現だと思います。
また最後もほろっとさせられ、甘酸っぱくまさに青春といったところでしょうか。
(僕自身、こんな青春を送ってみたかった・・・研究室に引きこもってちゃ、こんな青春は送れないよな・・・
今回のお話でますます「きまじめ姫と文房具王子」が好きになりました。
ほんとに藤原嗚呼子先生には、こんな素晴らしい作品を生み出してくれてありがとう。と感謝の気持ちしかありません。
今後、どうお話が進むのか全く予断が許しません。
最新話を読んだばかりなのに、すでに早く続きが読みたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。