(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

今日は何の日、フッフ~

今日9月23日は「万年筆の日」です。
「1809年イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが金属製の軸内にインクを貯蔵できる筆記具を考案し、特許をとった。」ためだそうです。
出典:9月23日 今日は何の日〜毎日が記念日〜


ちなみに1883年に、アメリカのルイス・エドソン・ウォーターマンが、毛細管現象を応用したペン芯を発明したことが万年筆の基礎を作りました。
しかし1970年代に公文書へのボールペンの使用が可能となり、万年筆は実用筆記具としてあまり利用されなくなってしまいました。

万年筆は使ってみると良さが分かるのですが、今の主要な筆記具のボールペンに比べるとなかなか敷居が高いイメージを持たれているのも事実です。
せっかくの「万年筆の日」ですので、ちょっと万年筆を使ってみませんか?


えっ「万年筆は高級品でそんなの買えないよ。」ですか?いえいえ、今は各万年筆メーカさんから低価格で高品質な万年筆が販売されています。
特にオススメなのは、PILOTの「KAKUNO」の透明軸です。
www.pilot.co.jp

価格は税別1,000円。インクカートリッジもセットになっているので、これだけで万年筆のある生活を始められますよ。
字幅も極細(EF)・細字(F)・中字(M)の3種類あります。なにより1,000円とは思えない書き味で、某店舗で聞いた話では、このKAKUNOの書き味のために、1万円台の万年筆の売上が伸びなくなった。なってことも耳にしました。確かに「KAKUNO」の書き味は素晴らしいので、1万円台の価格帯の万年筆に影響を与えてしまうのも納得です。
「KAKUNO」自体素晴らしいのですが、透明軸だとインクが見えるので、残量が分かりやすくていいんです。そして、「KAKUNO」のペン先は特殊合金で出来ているので、普段ボールペンを使っていて筆圧の高い人でも問題無く使えるですよ。


僕が万年筆の最大の利点だと思っているのが、筆圧が要らないことです。紙をなぞるだけで文字が書ける。というこの感覚は、ボールペンでは味わえないものです。
そしてコンバーターというインクを自分で入れる事の出来る部品を使えば、色々な色のインクで文字を書くことが出来ます。
万年筆で書いた文字はボールペンと違い、インクの濃淡・字幅の強弱で気持ちが文字に乗るように感じます。
使う事が万年筆の最大のメンテナンスになるので、本当は毎日と言いたいところですが、1週間に1回ちょっと文字をしたためるだけでも十分だと思います。


ということで、万年筆を使い始めてみませんか?
ちょっと気分を変えてみたいな~と思ったら、万年筆で文字を書いてみるというのはお手軽で良いと思います。


最後にご案内です。
10月2日(月)19時から、名城大学ドーム前キャンパスの社会連携ゾーンshakeと言う場所で、「万年筆のイロハ」というイベントを行います。
入場無料で、僕がゆるく万年筆の初心者・これから万年筆を使ってみようかな。という方向けにお話します。