(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

万年筆と相性ばっちり「ノーブルノート」

先日、僕の大好きなコミック「きまじめ姫と文房具王子」の記事を書きました。
pi-suke.hatenadiary.jp

僕は文房具の中でも、特に筆記具が好きです。好きな割りに記事にしてこなかったのは、タイミングを失っていたからです。
でも「きまじめ姫と文房具王子」の第5話はノートがメインで、作中に紹介されたノートで所有していないのは、かの子さんが冒頭で壮大にインクをにじませたノートだけで、それ以外のノートはすべて所有しているので、ちょっと集中的にノート特集を行いたいと思います。

初回の今回は、冒頭でヒロインの姫路かの子さんが抱えているノートです。
これはライフ株式会社さんの「ノーブルノート」です。
life-st.jp


僕も一番よく使うノートです。ただし僕はA5の6穴タイプのリフィルタイプですが。
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特徴的な表紙ですね。もう遠めでも「あぁノーブルノートだ!」とわかります。
用紙はオリジナル用紙「Lライティングペーパー」です。なんでも製造段階から品質を指示して抄造したオリジナルペーパーだそうです。

書く前に紙に触れた感触が気持ちいです。紙に適度がコシがあるので、ページも捲りやすい。
そして筆記感ですが、めちゃくちゃ滑らかな書き心地です。ツルツルではなく滑らかなんです。この用紙を使うと、書くという行為が本当に気持ちいいです。ボールペンでも鉛筆でも気持ちがいいのですが、この用紙の本領が発揮されるのは万年筆で筆記した際です。今まで使ってたノートの紙質との違いに驚かれることでしょう。
万年筆を使い始めて気になるのが、滲みと裏抜けでしょうが、下の写真を見てもらうと、滲みも裏抜けもまったく気になりません。
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※すべての万年筆で同じ結果になるとは限りませんので、注意が必要です。
今回撮影した際に使用したのは、海外ブランドの万年筆のM(中字)です。国産のM(中字)より、若干字幅が太いかも知れませんが、それでも滲みや裏抜けは気になりません。

あとこの「Lライティングペーパー」は、透かしの技法で「簀目レイド(縞)模様」が入っています。
※写真を撮影したのですが、上手に透かしのレイド模様が撮影できませんでした。
この透かしのレイド模様ですが、ただおしゃれのために入っている分けではありません。規則的な模様が光の反射を軽減するため、長時間の使用においても目の負担を和らげる役割があるそうです。


万年筆に適したノートは何かないか?と聞かれたら、このライフの「ノーブルノート」をまずはお勧めします。
なぜなら上記の理由もそうですが、そこそこの売り場面積のある文房具店なら取り扱っていることが多いからです。ノートも実物を見て触ってから購入してほしい。と思っているからです。
万年筆デビューをして、今使っているノートにいまいちしっくり来ていないのであれば、まずはこのライフさんの「ノーブルノート」を使ってみてください。