旅する文房具「ゼムクリップ」
ちょっとした枚数の書類を綴じる時に大活躍な「ゼムクリップ」が最近、愛おしくて仕方ありません。
ゼムクリップのオーソドックスな形状は、楕円形ですよね。
なんかこの形状も、装飾されている訳でも無く、なんか江戸っ子のような粋な佇まいで好きです。
ちなみに自分用にZEBRAさんのハイマッキー発売40周年記念の「マッキーゼムクリップ」を使ってます。
www.zebra.co.jp
そんな「ゼムクリップ」は他の文房具と大きく違う点があることに最近気づきました。
それは人から人へ旅する文房具であるということです。
貴方の会社の引き出しにも、別に集めた訳では無いのに、気が付けば大量に生息しているのではないでしょうか。
果たしてこのゼムクリップは、どこから来たのか。そしてどこへ行くのか。
ゼムクリップほど、人と人の間を行き来する文房具は無いのではないでしょうか。
そもそも人に文房具を貸すというと、せいぜいシャーペンかボールペンぐらいですかね。
ステープラーやパンチでも、個人で所有していなくても部署の備品としてなので、部署から出ることも無いでしょう。
でも、このゼムクリップは部署どころか会社中を行き来する上、場合によっては会社からも飛び出して、別の会社で活躍するんですよね。
ここまで数奇な運命を経験する文房具は、ゼムクリップしかないでしょうね。
旅する文房具ということに気づいてから、一気にゼムクリップを愛おしく思うようになりました。
文才があればゼムクリップを主人公にした物語を書きたいぐらいです。