(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

本屋大賞2017 第4位「ツバキ文具店」

僕は普段テレビを見ない生活をしているので、タレントさんや俳優・女優さんがほぼわかりません。

テレビを見ない変わりに何をしているのかというと、大概本を読んでます。

なので、毎年本屋大賞のシーズンになると、いつも以上に本屋に足繁く通って、ノミネート作品の動向を確認しちゃいます。
今年のノミネート作品には、筆記具がふんだんに登場する小川 糸さんの「ツバキ文具店」が上がっていたので気が気ではありませんでした。 

ツバキ文具店

ツバキ文具店

 

 文房具好きですので、直木賞を受賞して大本命な恩田 陸さんの「蜜蜂と遠雷」よりも、会社の本好きには猛プッシュしてました。

 

そして昨日、本屋大賞2017 の結果が発表されましたが、残念ながら「ツバキ文具店」は第4位でした。ちなみに大賞は、前評判通り「蜜蜂と遠雷」でした。
でも、これってスゴいですよ。
だって舞台は鎌倉の小さな文具店が舞台で、別に派手なことは何も無いですから。

本作中には実際にある筆記具がかなり出てきます。
面白いのは、ヒロインは代筆業も行っているのですが、代筆したお手紙がちゃんと作中で紹介された通りの書体・文体で収録されている点です。
本文中の書体とは明らかに違い、とっても目を引きます。

この作品を切っ掛けに、筆記具や紙に興味を持って貰えると嬉しいですね。