(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

あなたの好きな・お気に入りの文房具は何ですか?(その2)

前回の記事に引き続き、今回も僕の好きな・お気に入りの文房具の紹介です。
 
2つ目は、FABER CASTELL 社のGRAF VON FABER CASTELL のパーフェクト ペンシルです。
 
これはペンシルという名前の通り鉛筆です。
ただ鉛筆とは思えない価格です。定価で3万円ぐらいします。
ちなみに換えの鉛筆1本が、定価で1,300円します。(鉛筆の頭の消しゴムは別)
鉛筆1本で、会社の備品の鉛筆が何ダース買えるのか、怖くて計算できません。
 
そんな超高価格な鉛筆ですが、これも一目惚れからの憧れの存在でした。
「趣味の文房具箱」で見たときの凜とした佇まい、ただ武士や公家的な和風の佇まいではなく、騎士や貴族的な洋風の佇まい。
オシャレなんだけど、野暮ったくない。そんな印象でした。
そして某百貨店で実物を見て、持たせて貰った時に、思わず背筋が伸びて大げさに言えば「ノブレス・オブリージュを感じました。
 
この鉛筆のスゴい所は、価格だけではありません。
下の写真は、パーツをバラしたところです。
 

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鉛筆に消しゴムが付いているのはよくありますが、これに消しゴムのキャップが付いています。
さらに鉛筆のキャップはエクステンションになるだけでなく、キャップの先に鉛筆削りが入っています。
まさにパーフェクト、これさえあれば後は紙さえあれば大丈夫。
これだけ全て揃っているのに、野暮ったくなく、本当にオシャレな佇まいです。
 
 
ちなみにこのFAVER CASTELL 社は、1761年に事業を開始しています。
この当時の日本は、江戸時代の第10代将軍の徳川家治の時です。
 
この会社、ただ単に歴史が古いだけでは無く、現在の鉛筆の基を作ったスゴい会社なんですよ。
以下、HP から一部引用です。
1761年にドイツ・ニュルンベルグ郊外のシュタインで事業を開始、今日のファーバーカステル グループの基礎を築きました。その後19世紀半ば、六角形の鉛筆を発明、鉛筆の長さや太さ・硬さの基準を作るなど、木軸の鉛筆と色鉛筆製造において業界をリードする存在となりました。 
 
この画期的な取り組みを行った4代目の経営者ローター・フォン・ファーバーは、筆記具に初めてブランド名を刻印し、ブランドが世界中にひろまるきっかけを作りました。
 
 
この鉛筆を僕は日常的にガシガシ使っています。
知人には呆れられ、某文房具店のGM には驚かれました。
また某百貨店で換えの鉛筆を頼んだ際には、「日常で使うって、とてもオシャレですけど、勇気が入りませんか?」っと聞かれました。
 
 
そんな超高価格な鉛筆ですが、僕は何となく過ぎ去る日常も、この鉛筆を持つと背筋が伸びる感じがして大好きです。