(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

Pineider の万年筆はデザインだけじゃなく書き味がスゴい

昨年12月に発行された「趣味の文具箱 Vol.48」の表紙を飾ったイタリアの「Pineider」(ピナイダー)というメーカーの万年筆。

www.pineider.com

この雑誌を見たときに、一目惚れして憧れの万年筆です。

まだ日本での取り扱いが開始されて日が浅く、僕の住む愛知では取扱店はないよな〜もう少ししたら取扱店が増えるだろうから、そのときにゆっくり購入を考えればいい。と悠長に構えていました。

そうしたら僕の大好きな文具店さんに遊びに行ったら、さりげなく?取り扱いされてました。
本当にびっくりしました。普段だと、店長さんが試筆を勧めてくれるのですが、今回は「森上くんは試筆したら間違いなく欲しくなるから、試筆しない方がいいよ。」と僕の物欲を制御してくれました。
万年筆貯金が貯まったら、そのときに試筆しよう。と思っていたら、GM(グランドママ)が「せっかくだから、試筆していきなさいよ〜」と誘惑されてしまいました。
女性から声を掛けられて断ることはできませんので、お言葉に甘えて試筆させてもらいました。

Pineider とは

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Pineider

Pineider 社は、イタリア・フィレンツェに本社を構える老舗製紙会社です。
どれくらい老舗かというと、創業は1774年だそうです。創業されてから245年の歴史がある会社です。

なんでも、ナポレオン・ボナパルトや、マリア・カラスなどの有名人にも愛好されたブランドだそうです。

La Grande Bellezza gemstones stilografica

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「趣味の文具箱 Vol.48」の表紙を飾った万年筆

この万年筆のキャップは、ネジで締めるのではなくマグネットで締めてありました。
通常だとキャップを回転させないといけないのですが、この万年筆はマグネット式なので、簡単にキャップを開けることができます。
キャップを回して開けることに慣れていても、やっぱりスッと開けられる魅力はいいですよね。
さらに握る部分にネジの切り込みががないので、軸からペン先まで非常に美しい仕上がりになっていました。

ペンクリップは、羽のデザインです。
こういったところは、イタリアらしいおしゃれなデザインですよね。

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ペン先アップ

ペン先の14金で、両脇に大きく切り込みが入っているのが特徴です。

書き味

この雑誌を読んだときに、きっとPILOT のELABO やフォルカンの様な柔らかいニブなんだろうな〜と想像していました。

実際に試筆させてもらったら確かに柔らかなペン先ですが、しっかりとコシがあってフニャフニャという印象ではありません。
ペン先に刻印が施されているので、フニャフニャにならずにコシがある筆記感になっているのでしょう。

適度なコシが筆圧を吸収してくれて、非常に気持ちの良い書き味でした。

 

もうね、GMの術中にまんまとハマりましたよ。そして店長さんが危惧した通り欲しくなりました。
デザインもオシャレなのですが、野暮ったくなく非常に惹かれます。

これは本気で欲しくなりました。万年筆貯金が貯まり次第購入します。

まだまだ取扱店が少ないでしょうが、もし見かけたらぜひ一度試筆してみて、この書き味を体験して欲しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。