(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

オシャレな「貼る」文具

先日開催された第111回の文房具朝食会@名古屋で、またも僕がプレゼンしようと用意していたものが重鎮のKさんとカブってしまいました。
プレゼンネタが被るのも無理はないかもしれません、先日発売された「文房具屋さん大賞2019」で大賞を受賞した商品ですからね。

それは、KOKUYOから昨年末に発表された「貼る」文具のシリーズ「GLOO(グルー)」です。

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GLOO シリーズ

www.kokuyo-st.co.jp

この度KOKUYOの「貼る」文房具の新たなシリーズとして「GLOO」が誕生したのですが、実はコクヨのスティックのりとして親しまれていた「Pritt(プリット)」の製造メーカー・ヘンケル社との日本国内におけるプリットの販売店契約が切れたため、この「GLOO」シリーズが誕生したのではないかな?と思っています。
この「GLOO」誕生経緯は、機会があればKOKUYOさんに聞いてみたいです。

さて今回誕生した「GLOO」ですが、機能もさることながらデザインがとってもオシャレなんです。
なんでもデザインオフィスnendo代表の佐藤オオキ氏がデザインされたそうです。
「GLOO」シリーズには、ステックのり・テープのり・瞬間接着剤・テープカッターの4種類があるのですが、どれも統一されたデザインでついつい全てをこのシリーズで揃えたくなります。

実は僕は年末に開催された「文具女子博」で、数量限定のスペシャルアイテムGLOO BOXを購入しました。

GLOO ステックのり

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GLOO ステックのり

価格:(Sサイズ)130円、(Mサイズ)250円、(Lサイズ)380円

紙のカドまでしっかり塗るために四角い形に作られたスティックのりです。
本体も、従来の円筒形ではなく四角形になったことで、デスクから転がって落ちにくく、のりを送り出すツマミも握りやすくなりました。
また、四角いキャップの気密性が不十分であることがわかり、独自の円形キャップを開発。
キャップ内でこぼれたのりが固まることで開けづらくなってしまわないよう中空構造にし、さらに大きめのフチを付けることで、片手でも簡単に開けられるようになりました。
普段はキャップを下に立てて置きながらも、塗り終わった後はそのまま本体をキャップに押し付けることで、片手で簡単に収納できるようデザインしました。

GLOO テープのり

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テープのり

価格:(Sサイズ)310円、(Mサイズ)420円

ヘッドがルーペのようにくるりと回って本体に収まることで、コンパクトに持ち運べるテープのりです。
ヘッドの収納と連動して自動的にフタが閉まるため、キャップの紛失や閉め忘れを防ぎつつ、ゴミが内部に入り込みづらく、粘着面にもホコリが付着しにくい構造になりました。
また、テープのりを使う際、「人差し指で押さえつけるように持つ人」と「全体を握るようにして持つ人」の2タイプがいることから、ヘッドを異なる2種の角度で固定し、2通りの持ち方ができるように設計。
のりにはドット状に粘着する独自の加工技術を使い、のり切れの良さとしっかりとした接着力を両立させました。

GLOO 瞬間接着剤

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瞬間接着剤

価格:(液状)470円、(ゼリー状)500円

塗ったところが赤くなり、約15分経つと光に反応して色が消えるため、塗った場所がわかりやすい瞬間接着剤です。
キャップは、開けやすく転がりにくいスクエアな断面形状で、さらに二重構造にすることで密封性が高くなりました。
内側のキャップは黒色にすることで、光をカットし、接着剤の色を保護。また、本体の底にキャップを装着できるため、使用中に紛失しにくくなるだけでなく、手に持ったときのホールド感が大幅に改善されました。
作業の合間はそのままデスクに立てて置くことができ、液ダレがしにくい形に。
接着剤を「点」でも「線」でも塗りやすくするために、先端のノズルにはナナメにカットされた形が採用されました。

GLOO テープカッター

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テープカッター

価格:1,600円

できるだけ本体を軽量化し、持ち運ぶときの負担や、誤って落下した際の怪我に配慮したテープカッターです。
ただ軽量でありながら、片手でもテープが切れるように、底面に軟質シリコン樹脂製の吸盤を配置しました。
しかしこれではまだ、持ち運ぶときにデスクから取り外す煩わしさが残ってしまうため、通気口のある特殊な吸盤を内蔵。平滑な面に押し付けると吸盤内の空気が外へ抜け「吸着固定」され、垂直に持ち上げると通気口から空気が入り込み「剥離」するようにしました。
これにより、デスクに置く動作だけで吸着、リング部を持ち上げることで軽い力で離れるようになり、テープカッターを使う一連の作業が自然と片手で行えるように。
また、軽い力でキレイにまっすぐ切れる特殊加工を施した微細刃を使用するなど、要求される基本性能の向上も忘れず仕上げました。

 

どれもデザイン性が高いだけでなく、非常に使いやすいです。
テープのりは持ち方を選べるので、その時にあった持ち方でストレスなく貼ることができます。
瞬間接着剤は塗った場所が赤くなるのに、時間が経過すれば色が消えます。これならどこに塗ったのか分かりやすくていいですよね。
テープカッターの吸着固定が秀逸で、壁に横向きに吸着させてもストレスなくテープを切ることができます。

従来の商品よりも「貼る」という行為が便利に、そして楽しくなるシリーズです。
これからステックのりをはじめ、「貼る」ものを購入するときは、このシリーズを検討されてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。