オリジナルインクを作るイベントが開催されますよ〜
岐阜県大垣市にある川崎文具店さんで、今度の土曜日(9日)にインク沼ホイホイなイベントが開催されます。
川崎文具店さんは大正12年に創業された老舗文具店さんです。
このお店のすごいのは、店長さんの万年筆・インクに対する愛情が半端ない事です。
インク沼への道
- 日時:2月9日(土)10:00 〜 17:00
- 費用:500円
- フリーイベントのため、好きな時間に行えます
イベント詳細
イベント内容は、プラチナ万年筆の混色が可能なミクサブルインクを使って、オリジナルのインクを作ろう。というのが1つ。
もう1つは、作ったオリジナルインクをペーパークラマトグラフィで色素の分解を観察するという内容です。
オリジナルインクの作成
通常の万年筆のインクは、混ぜると化学反応が起こりインクの性質が変化します。(混ぜるインクによっては沈殿が生じます。)
プラチナ万年筆からは、混色が可能なミクサブルインクが発売されています。
ミクサブルインクは全9色(スモークブラック・フレイムレッド・シクラメンピンク・シルキーパープル・サニーイエロー・リーフグリーン・オーロラブルー・アクアブルー・アースブラウン)あり、それぞれを混ぜてオリジナルのインクを作ることが可能です。
万年筆を使い始めは、ブルーブラックなど無難な色のインクを使うのですが、そのうちオリジナルのインクが欲しい。というどこから湧くのかわからない欲求が生まれます。
(このインクが発売される前までは、セーラー万年筆が行なっている「インク工房」というイベントに参加して、インクブレンダーの石丸さんに調合してもらっていました。ただ、この「インク工房」は、開催が稀な上に大人気でお店の開店前から並ばないとほぼ参加することができないです。)
最初から調合の割合が分かっていれば、必要なインクだけを購入して調合できますが、そういう方は稀でしょう。
それがこのイベントでは、実際にミクサブルインクを自由に調合して、オリジナルのインクを作ることができます。
実際に調合したインクは、5mlお持ち帰りできるそうです。
5mlあれば、コンバーターで2〜3回分はあるのではないでしょうか。
調合した際に、どのインクを使って、どういう割合で調合したのか、メモしておけばまた作ることが可能です。
ペーパークラマトグラフィで色素分解
これは毛細管現象を利用して、インクに含まれる色素を分解する実験です。
作ったオリジナルインクを、この方法で色素を分解して、実際に含まれている色をみてみようという実験です。
川崎文具さんが、ミクサブルインクの単色でクラマトグラフィで色素分解した動画がアップされていましたので紹介します。
タイムラプスで見るペーパークロマトグラフィー~ミクサブルインク単色編~
動画のように、下に張った水が毛細管現象で上がってくる途中で、色素が分離されます。
僕も手持ちのインクで行なったことがあるのですが、なかなか面白いです。
この色素分解したクラマトグラフィもお持ち帰り可能だそうです。
当日はフリーイベントのため、好きな時間に行って楽しむことが可能です。
また難しい内容ではありませんので、お子様も参加できます。
ただ注意点が1つだけあります。それは時間に余裕を持って参加してください。ということです。
オリジナルインクの色が決まっていても、実際に調合して実現しようとするとなかなかスムーズには行かないかも知れません。多分30分から1時間くらいあれば大丈夫かな?
クラマトグラフィは、水を毛細管現象で吸い上げるのに20〜30分はかかります。
なんにせよ、めちゃくちゃ面白いイベントになること間違いないです。
オリジナルインクを作ってみたいな〜と思っている人は、ぜひ参加してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。