(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

PILOT 創立100周年 限定万年筆

PILOTが10月1日に創立100周年となるそうです。

100年前の1918年は何があったのかな?と調べたら、歴史の授業で習った7月に富山で米騒動が起こったり、第一次大戦終結した年なんですね。
ちなみにこの年には、PILOT だけでなく、トヨタ紡織パナソニックが設立されていました。

創立100周年という記念する年に、PILOT は限定の万年筆を発売されるそうです。

www.pilot.co.jp

100周年ということで、PILOT の誇る蒔絵技法を用いた漆芸品です。
PILOT の漆絵技法は、他社と比べてもすごいのですが、それを支えているのが「國光會」という社内グループです。

【國光會とは】

 大正15年、当社は、人間国宝であり蒔絵の最高権威の松田権六氏を招聘しました。入社後まもなく松田氏は、社内外の蒔絵師80名によるグループを組織しました。これが「國光會」のはじまりです。
「國光會」は、蒔絵技術の進歩に大きく貢献するだけでなく、パイロット製の蒔絵万年筆が、世に注目される原動力となりました。現在、松田権六氏の技術を引き継いだ優秀な蒔絵作家が活躍しており、その作品には「國光會」の銘が輝いています。

創立100周年記念漆芸セット『七福神

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七福神

  • 5,000,000円(税別)
  • 10月15日(月)以降発売
  • ペン先:10号・18K/M(中字)
  • 全世界限定25セット

七福神のデザインされた万年筆だけでなく、蒔絵・沈金仕上げ専用箱、ペントレー、ペン枕、真田紐付桐箱、シリアルナンバープレート、カラーインキ(15ml×7本)、銘帳もセットです。
蒔絵・沈金仕上げ専用箱だけでもかなりのお値段がしそうです。

創立100周年記念万年筆『富士』

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富士

  • 1,000,000円(税別)
  • 2018年11月15日(木)以降発売
  • ペン先:50号・18K/M(中字)
  • 全世界限定100本

このモデルの最大の特徴は、何と言っても大型50号のエンペラーサイズということでしょう。

創立100周年記念万年筆『富士と明治丸

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富士と明治丸

  • 150,000円(税別)
  • 11月15日(木)以降発売
  • ペン先:10号・18K/F(細字)、M(中字)、B(太字)
  • 全世界限定800本

 

おかしなもので500万円と聞いた後だと、15万円の万年筆がお手頃に思えてしまいました。(間違っても購入しませんけどね・・・
きっと各モデルともに予約の受付を開始したら、速攻で売り切れてしまうんでしょうね。僕も宝くじが当たっていたら、迷わず予約します。

どのモデルも100周年という記念すべき万年筆として、デザインに全て意味が込められています。(詳しくはPILOT 100周年のページをご確認ください。)

七福神のモデルに限らず、全てのモデルが工芸品のレベルです。漆なので本来はどんどん使うことが望ましいのでしょうが、たとえ手にすることができたとしても、使うことに躊躇しそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。