(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

大人が本気の「キッズワークエキスポ in おおがき」

今日、とっても素敵なイベントを見学させてもらって来ました。
文房具とは直接の関係は無いのですが、とても素晴らしい試みでしたので、ぜひ紹介したいと思い記事にしました。

そのイベントとは「キッズワークエキスポ in おおがき」というものです。

f:id:Pi-suke:20180901205311j:plain:w300
キッズワークエキスポinおおがき

キッズワークエキスポ in おおがき | 大垣城ホールが子供主役の街に!

このイベントは大垣市制100周年記念事業の一つとのことです。

そもそもこのイベントを知ったのは、大垣市にある川崎文具店さんの店主に教えてもらったからです。よくよく聞けば、このイベントの代表をされてました(笑)

キッズワークエキスポ in おおがき

「キッズワークエキスポ in おおがき」とは

私たちの街、大垣市にはこんな仕事がある!
実際に大垣市で活動する企業、職人がそのお仕事の一部を子ども向けに体験できるブースをご用意します。
子どもたちには、仕事や活動の体験を通じて「こんな仕事もあるんだ!」という発見と、子どもだけが使えるお金でお給料をもらうことで、働くということについて学び、感じることができるイベントです。

というモノです。まぁ東京や甲子園にあるキッ○ニアをリスペクト・オマージュしたモノですね。

期間

開催期間:9月1日(土)・2日(日)
場所:大垣城ホール 受付:9:00
時間:10:00 〜 16:00(最終日は15:00まで)

なおすでに入場優先予約を終了しております。
予約なしの当日の参加については、会場前で整理券を配布し、会場内の参加者数にて決まりますのでご了承ください。とのことです。

 

何がスゴいのか

このイベントは聞くと、市民による立ち上げとのことです。
なんかこういうイベントごとって、お役所が企画するイメージだったのですが、お役所ではなく市民によるイベントなんです。

市民立ち上げイベントだから、参加企業はどうなの?と思うかもしれませんが、参加企業がスゴいです。
地元企業さんも多数参加しているのですが、市役所や警察署・国土交通省や税務署などお役所さんも参加されており、合計で20団体も集まっていました。

市民立ち上げだからなのか、企業スタッフだけで100人ぐらい居るそうです。もうめちゃくちゃ企業側さんが気合いを入れています。
今回が第1回で手探り状態だったため、全ての企画内容が決まって発表できたのが、イベント開催の数日前だそうです。初めての試みで、企業側もより良いイベントにしようと試行錯誤された結果だそうです。

実際に会場に行くと子ども相手だからと手を抜くなんてもっての外、実際に行われている体験内容を見学したのですが、実際に企業さんがお仕事で使っている道具を持ち込んで、実際に体験してました。
測量会社さんは実際に測量で使う測量機器を持ち込んで、子どもたちが体験していまし、畳屋さんはミニ畳を作れるように道具から全て持ち込んで見えました。

f:id:Pi-suke:20180901141602j:plain:w200f:id:Pi-suke:20180901141655j:plain:w200f:id:Pi-suke:20180901142833j:plain:w200f:id:Pi-suke:20180901144604j:plain:w200
会場写真を一部紹介します

民間企業だけでなくお役所も本気です。驚いたのは、警察署の内容です。当初は白バイを持ち込んで撮影できるようにしたり、制服を着て会場内のパトロールをしてもらおうと考えられていたそうなのです。これくらいだとよくある内容なのですが・・・実際には会場内で事件が発生したと想定して、実際の犯人逮捕するための聞き込みや、指紋採取を体験してみるなど、かなり本格的なことが出来る内容のようです。僕が会場を徘徊している時に、職業体験中の子どもが指紋採取した証拠品の入ったビニール袋を持っていました。

どのブースを見せてもらっても、大人の僕が体験したい!!と思うものばかりでした。年齢制限に引っかかって参加できないのが悔しいくらいでした。

職業体験をすると、お給料としてイベントで使えるお金がもらえるのですが、同じ額面なのに紙幣の色の異なるものが混ざってました。お話を聞くとなんと所得税用のお金だそうです。税務署さんのブースに所得税として納めるのだそうです。さすが税務署さんが協力しているだけあります。さすがに本家のキッ○ニアにも所得税の概念は無いので、これは日本初だ!!と代表が胸を張っておられました。

 

とにかく、全てのブースが子どもたちが楽しく仕事体験をしてもらうことを第一に考えられていることが伝わってきました。
保護者の方々も、地元にこんな企業があるのか。業種としては知っていても、実際にどんなことをしているのか。ということなど、大人も学べるような素敵なイベントになっていました。

会場で見ていて本当に子どもたちが羨ましくて仕方ありませんでした。僕が会場に着いたのは終了の2時間くらい前だったのですが、それでもかなり賑わっており会場内がスゴい熱気でした。
明日は毎月第一日曜は大垣商店街で開催される元気ハツラツ市と重なるので、お客さんがこのイベントにも流れるんじゃ無いかな?さらにスゴいことになりそうです。

地域振興や地域の活気など色々言われる昨今ですが、市民が本気を出すとこんなスゴいイベントができる。という良い実例では無いでしょうか。すでに来年も開催してほしい。という声が出ているそうです。来年も開催されるようなら、また覗きに行きたいと思います。

本日は文房具とは関係のない内容でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。