【文房具マンガ】「きまじめ姫と文房具王子」第15話
今日は、毎月恒例の月刊スピリッツで連載されている「きまじめ姫と文房具王子」のレビューです。
アイデア文房具コンテストのコンセプトは決まったのに、締め切りまであと半月となった文具研の面々。
締め切りが迫っているのに、部長さんの恋人は別の文具研のメンバーの部屋に居候しちゃったり、就活だったりバイトだったり・・・なかなかゴタゴタしています。
そんなゴタゴタは、どこ吹く風の蜂谷先生。そんな蜂谷先生は彼らが八方塞がりになっているのに、のんきに読書です。今回もいきなり姫路先生にお小言を言われてしまいます。
そりゃお小言の一つや二つ言われても仕方ありませんよね。 というところで、今回の文房具は「ブックカバー」です。
書店で本を購入すると、どこの書店で購入しても「ブックカバーはお付けしますか?」と必ず聞かれます。僕はその時の気分次第で、ブックカバーをお願いしているのですが、電車に乗っていると多くの人がブックカバーを付けて本を読んでいます。しかも、ブックカバーを見ればだいたいどこの書店で購入した書籍かわかりますよね。
しかし僕はブックカバーを付けたり付けなかったり安定しません。それどころか表紙も邪魔になるので取ってしまうことも多いぐらいです。
本作で初めて知ったのですが、このブックカバーの文化は、日本だけの文化だそうです。ブックカバー文化は、日本人ならではの感性によるもののようです。どういう感性からブックカバーが日本で普及しているのかは、作中で説明されています。
作中に出てくる「有隣堂カラーブックカバー」は、実は時短アイデアで過去に実用新案登録されていたそうです。
姫路先生がなかなか集まれない文具研のメンバーを招集しちゃいます。今までは、仕事の邪魔になるとか言って、文具研のメンバーを追い出していた姫路先生が招集しちゃいます。しかも、クッキーを焼いて・・・
ここで先ほどの「有隣堂カラーブックカバー」の時短アイデアが紹介されます。この時短アイデアが、アイデア文房具コンテストの新たな解釈となっていきます。どう解釈したかは、ぜひ作品を読んでください。この解釈は、アイデア文房具コンテストという作中のネタに限らず、我々現代人が忘れがちな大切な事だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。