(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

インク工房の楽しみ方

今日(7月28日)、明日(7月29日)と松坂屋名古屋店の万年筆売り場で、セーラー万年筆のインク工房が開催されています。

www.sailor.co.jp

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オリジナルのインクが作れるインク工房

ここ数年、近所でインク工房のイベントが開催される場合は、ほぼ参加しています。今日は、インク工房を楽しむための方法をお教えしますね。

インク工房とは

まずセーラー万年筆の「インク工房」について説明します。

万年筆の豊かな書き味と共に、そこから流れ出るインクの色を楽しんで下さい。万年筆のインクをブレンドしてお好みの色を調合致します。 書いた時の色、紙に滲み込んでゆく時の色の変化、僅かに色のついた紙との組み合わせなど、楽しみ方は色々です。
セーラー万年筆:イベントページから引用

1色のみ自分の好きな色のインクを作ってもらえます。
インクを調合してくれる人は、セーラー万年筆のインクブレンダーの石丸 治さんです。

今では万年筆のインクはそれこそ何百色と発売されていますが、自分の本当の好きなインクが欲しいと思ったら、このイベントに参加することがオススメします。

そこでインク工房に行ってみたい。と思う人にインク工房を楽しむ方法をお伝えします。

インク工房を楽しむために

1.開店前から並ぼう

「インク工房」は大人気のイベントですので、開店前から並ぶことをお勧めします。
今日、僕は開店時間のおおよそ1時間前に松坂屋名古屋店に並びました。それでもインク工房の受付番号は7番でした。

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今回の受付番号は7番でした

おおよそ1人の時間が15分程度なので、受付番号1桁でギリギリ午前中に順番がくるかな?というレベルです。受付番号1桁が欲しい場合は、開店前から並ばないとほぼ無理だと思います。

ちなみに受付番号の配布は、イベント会場で発行されるので、事前にイベント会場を把握しておくと当日安心です。

2.インクの色を決めておく

受付を済ませて、順番がきたらインクブレンダーの石丸さんに、「どんな色かな?」と聞かれます。そのため、欲しいインクの色をできるだけ言葉で伝えられるようにしましょう。
例えば「青」と言っても濃淡がありますし、紺色に近いのか、空色に近いのか・・・ほんとに多くのパターンがあります。
さらにインクは書いた時、紙に滲み込んでゆく時、乾いた時とで微妙に色が変化します。そこも踏まえて、できたら決めておきましょう。

作りたい色ができるだけ具体的に決まっていると、最初のベースの色を石丸さんがスムーズに作ることができます。最初に作ってもらったベース色から、微調整して欲しい・イメージしている色に近づけるのです。

3.インクの名前を決めておく

イメージしていたインクの色ができたら、その色はあなたのための世界にない色になります。そのため、名前をつける必要があります。一応セーラー万年筆さんの管理番号もありますが、色の名前を付けるまでがインク工房です。

僕が初めてインク工房に参加した時に、インクが完成した後に石丸さんに「名前は何にする?」と聞かれて慌てて命名しました。
そうならないためにも、名前の方向性ぐらいは決めておきましょう。

4.石丸さんとお話し

インクブレンダーの石丸さんとお話ししましょう。なにせこの人は今までに何万色も作ってきたインクブレンドの第一人者です。
今回もインクをブレンドしもらいなが、お話を楽しみました。インクやインク工房の話で盛り上がりました。

インクブレンダーの石丸さんは、とっても気さくな方でお話も面白いです。
他の参加者の方も、自分のオリジナルのインクを作ることが目的なのか、石丸さんとおなしすることが目的なのか・・・

 

以上が、インク工房を楽しむ僕なりの方法です。
ぜひ機会があれば、一度参加してみてください。運がいいと他の参加者さんと仲良くなって、秘蔵のインクリストを見せてもらったり、インクの楽しむ幅が広がることでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。