ノートのようでノートでない「NOUTO」
ノートであってノートでないという不思議なノートを購入しました。思った以上のクオリティで色々感動したので紹介しますね。
注:ただ正直、ノートとしての実用性が皆無と言っていいノートかも知れません。
それは「NOUTO」です。
このノートは、MOZU君(現在二十歳)が中学生の時にノートに落書きしたものがベースになっているのですが、実際に見ると落書きというレベルを超えています。
このノートは視差やトリックアートが満載で、ノートというよりは作品集的なノートです。
高校生や大学生なら、知識や技術で描けるかもしれませんが、この内容を中学生が書いたということに驚きです。彼の目を通した世界は、どう見えているいるのか不思議です。
MOZU君もすごいのですが、中学生の息子が勉強そっちのけでこんな落書きをして、「こんなの書いた!」と見せられた親御さんが怒らずにその才能を肯定したことも素晴らしいと思います。
実際に視差を体験
両目で見るのでは無く、レンズを通して見た方が驚くこと間違いなしです。 お試しであれば、片目で見てみても同じように驚きます。
表紙は某ノートのデザインをオマージュしていますね。その表紙からすでにトリックアートになっています。
このノートを見せた時に、多くの人が表紙の消しクズを退けようとしました(笑)
もうその時点で、このノートを見せた甲斐があります。
ページをめくれば、視差・トリックアートが満載です。一部を紹介しますね。
Webでいくつか作品を見ていたのですが、実際のノートを肉眼で見て、それをカメラを通して見てみた時とで見え方が本当に違って感動しました。
うまく撮影するコツは、撮影する角度と実際に置く小物の影を意識することだと思います。
消しクズのページをよく見てみると、鉛筆の影とトリックアートの消しゴムの影が矛盾していることがわかると思います。
このノートは視差・トリックアートとして楽しむことも良いのですが、ページの余白に自ら書き加えてよりリアルなノートにすることが可能です。
このノートは文房具か?と聞かれると、正直答えに窮してしまいます。しかし、誰もが生徒・学生の頃には一度はノートに落書きをしたことがあることでしょう。このノートを見て、トリックアートのすごさに感嘆しながら、自分が生徒・学生の時に書いた落書きのレベルとの違いにため息が出てしまいました。
このノートを見て、僕は当時落書きをしていたある種の余裕が今は無いな・・・と思いました。何事も余裕がないというのは、褒められた事ではないと思っているので、この機械に余裕を持てるようにしていきたいと思います。
ノートとしての実用性については正直疑問を持ちますが、ノートって自由に使って良いんだ。そして自由に使うためには、余裕がないとダメだ。ということを思い出させてくれました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。