愛知の文具王からプレゼントしてもらった謎のペンを調査
先日、文房具朝食会@名古屋を主催している猪口フミヒロ(id:fumihiro1192)さんに会ったら、こんなペンをプレゼントしてくれました。
ただフミヒロさんもデッドストックのペンなので、ペンの詳細は分からないとのことでした。これは調べてブログを書かなきゃ!!ということで、早速調べました。
君の名は
さてこのペンの詳細を調べるために、まじまじとペンを観察したところ、「PILOT」と「SVP-20VB」という文字が読めました。
これはPILOT の品番が「SVP-20VB」ということでしょう。
ここまで分かれば、あとは検索サイトで調べるだけです。
そうしたら、PILOT のWeb サイトで「SVP-20NS」という商品が該当しました。多分下2桁はボディの色などを表していると推察して、このプレゼントしてもらった謎のペンは「V pen」だと判明しました。
PILOT V Pen
大して手間取ることもなく、このペンの正体が判明しました。
PILOT のV Pen のサイトの「製品の特徴」には、以下のように記載されていました。
万年筆の書き味 万年筆の書き味と、サインペンの手軽さを実現。6色揃った「Vペン」をお試しください。
デッドストックで直液式なのに、しっかりとインクも残っており筆記することが可能でした。直液式なので、使い切りなのですがせっかくなので試し書きなどして見ました。
直液式
まずは直液式とはなんぞや?と思われる方も見えることでしょう。
直液式とは、万年筆のように直接インク液がボディに搭載されている物です。
通常のボールペンは、リフィルにインクが入っていて、インクがなくなったらリフィルを交換すれば使い続けることができます。でも、この直液式はボディにインクが搭載されているので、使い切りになります。
ペン先
下の写真はペン先の写真です。
このペン先を見たときに、「ダイの大冒険」に出てくるハドラー親衛騎団の僧正フェンブレンを連想しちゃいました。
さてこのペン先は通常の万年筆とは違って、ペンポイントが独特です。
通常のペンポイントは、合金(イリドスミン等)の玉が溶接されていますが、V Pen はペン先を折り曲げてペンポイントを作っています。使い切りタイプなので、あえて合金を使う必要がないので、確かに形状が一緒なら筆記することは問題ないですよね。
書き味
PILOT の「製品の特徴」には、「万年筆の書き味」とありましたので、実際に書き味を確認です。
ペンポイントが独自なためか、書き味もちょっと独特です。でも、カリカリとした鉄ペンらしい書き味です。
同価格帯のプラチナ万年筆のプレピーと比べると、プレピーの方が同じ鉄ペンでもサラサラと書けます。さらに同じパイロットのカクノと比べると、カクノの書き味のすごさをより実感しました。(カクノとは価格が5倍も違うので当然かもしれませんが・・・と言っても、カクノは1,000円ですけどね。)
キャップの感覚が独特
キャップを締めた時の感覚が独特でした。感覚的に半分はまっているように感じるのですが、それ以上は締まりません。なんかキャップの締まりが緩いんじゃないか?と不安になってしまう感じです。カチッと締まるのではなく、ニュルッという感じです。
キャップの締まり具合が心配になるような状態ですが、いつ発売されたものか分からないぐらい過去のものなのに、しっかりのインクが残っているので、このキャップは締め具合は独特ですが、性能は良いようです。
今回のレビューはあくまでもフミヒロさんからプレゼントしてもらった、デッドストックのV Pen なので現行商品とは違うと思います。今度、現行のV Pen を購入してこのデッドストックと比較したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。