(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

軽い力で大丈夫なダブルクリップ「エアかる」

PLUS さんから3月より発売されるダブルクリップ「エアかる」の紹介です。

f:id:Pi-suke:20180205171748j:plain:w300
bungu.plus.co.jp


ダブルクリップは会社に限らずご家庭でもご利用されることが多いと思います。
数枚の書類を綴じるのであればゼムクリップで良いですが、ある程度の枚数が多いとダブルクリップの出番です。
しかしダブルクリップって綴じるために固くて、たまにクリップを開けようと力を入れると想定外に飛んでしまうこともあります。


PLUS さんから発売される「エアかる」はこれらの不満点が改善されたダブルクリップのようです。

開く力を最大約50%削減

従来のダブルクリップも「テコの原理」を使用していますが、この「エアかる」は支点となる部分をボディの中程に持ってきて、さらに力点となるレバーの長さも変更されています。
f:id:Pi-suke:20180205171939j:plain:w300

これにより、最大開く力を最大50%も軽減できるそうです。
発売前なので試せていないのですが、理屈上は間違いなく従来品よりも圧倒的に軽い力で綴じることができるようになるでしょうね。

不意の飛び出しを削減

力点となるクリップの先端の形状もフラット型に変更されているので、指に当たる接地面積が増え、指へのフィット感がアップさせているそうです。
f:id:Pi-suke:20180205172405j:plain:w300

フィット感がアップしているので、不意にダブルクリップが飛び出すことが減るのではないでしょうか。



先のプレスリリースの最後に「ダブルクリップ」の歴史が紹介されていました。

「てこの原理」を利用してレバーで本体を開き、書類を挟む「ダブルクリップ」。このシンプルな機構は、アメリカ人のルイス・エドウイン・バルツレーさんが発明。1915年に米国で特許登録され(右図参照)、その後も形状がほぼ変わることなく、時代を超えて広く使用されてきました。英国の著名な書籍「ファイドン・デザイン・クラシック」(2006年)にも、優れた国際デザインの工業製品999のひとつとして掲載されています。
f:id:Pi-suke:20180205172459j:plain:w300

シンプルな機構のため歴史は古いだろうな、とは思っていたのですが約100年前に発明されていたのですね。
面白いのがこの100年間、その形状がほぼ変わることがなかったという点です。
100年という歴史の中で進化をしなかったというのは、それだけ発明された時点で優れたデザイン・機能だったのでしょうね。


従来の約50%の力で使うことができるのであれば、児童・生徒にも使ってもらえるのではないでしょうか。
なんでも最近の児童・生徒は授業で大量のプリントが配布されるとのことで、しかもそのプリントも綴じて保管する必要があるとのことなので、大量の書類を綴じるのに適している「ダブルクリップ」の使用頻度があるかと思いますので、児童・生徒さんにも使ってもらいたいです。



最後まで読んで頂き、ありがとうございます。