カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

大人の社会見学「コクヨ工業滋賀」

先日、ついに「コクヨ工業滋賀」さんの工場見学に行ってきました。

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工場見学のご案内 | コクヨ工業滋賀


工場見学の概要

見学内容:概要説明、製造工程ビデオ、工場見学、体験アトラクション、お土産、販売
開催日時:毎月2回開催 午前10:00~
所要時間:約90分
参加費 :100円(税込)※小学生以下無料
     ※びわ湖環境保全活動に活用させていただきます
定員  : 25名(1回あたり)(※完全予約制)
アクセス:
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コクヨ工業滋賀では、コクヨの紙製品(キャンパスノートなどの無線綴じノートやコピー用紙や複写伝票など)や、独自ブランドのReEDENの製造を行っています。
文房具好きの方であれば、今年の日本文具大賞のデザイン部門のデザイン部門の優秀賞を受賞した、琵琶湖がすらすら描けるテンプレートの「びわこテンプレート」の製造・販売元であることをご存知でしょう。


多くの人が一度ならずお世話になったキャンパスノート、その生まれ故郷です。
工場に入って、集合場所まで歩いていると「とび太くん」が居ました。
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工場に向かう途中にも、ところどころにとび太くんが居ましたが、まさか工場の敷地内にも居るとは・・・
滋賀県東近江市で生まれた、飛び出し注意のキャラクター。
どれだけとび太くんは滋賀県に愛されているのでしょう。

集合場所について、工場見学の開始です。
まずは、コクヨコクヨ工業滋賀の会社説明です。
コクヨさんの社名の由来はご存知でしょうか、創業者の黒田善太郎氏の「故郷 富山の誉れになる」の誓いから「国誉」→「コクヨ」となりました。一緒に聞いていた他の参加者からは、「へぇ~」となかなか良いリアクションがありました。そうですよね、なかなか企業名の由来は気にしないですもんね。
そして独自ブランド「ReEDEN」の由来は、「Re:戻る」「EDEN:楽園」「reed:葦」の造語で「葦でもう一度美しい琵琶湖に還そう」という願いが込められているそうです。
そして、コクヨ工業滋賀で年間に製造されるノートは、なんと約1億冊。積み上げると富士山100個分の高さになるそうです。この製造量は、日本一です。
そんなコクヨ工業滋賀の説明を聞いて、展示ブースにあるコクヨの歴史の展示ブースで説明を聞いて、いざ工場に。


残念というか当然ですが、工場内は撮影禁止です。そうですよね。
まず集合場所から工場に入ると、工場全体が見渡せました。もうね、この場所だけで少なくとも10分は居たかったです。それくらいスゴイです。
最初に説明を受けたのは、ノンカーボン複写伝票の機械。当然ですがデカいです。
昔の複写式伝票はカーボン紙を1枚目と2枚目の間に挟んでいたのですが、今はこのカーボン紙を挟まなくても1枚目に書いた内容が2枚目に複写されます。その伝票を製造する機械です。
ちなみに、カーボン紙を挟まなくても複写できるのは、用紙の裏にカーボンと同じ役割を果たすモノがカプセル状になって付着しているからです。1枚目に書いたら、カプセルが弾けて2枚目に写るという仕組みです。

そして次はいよいよキャンパスノートを製造している機械です。
機械1台で1日5万冊も製造可能で、1分間に120冊も作られるそうです。とんでもない速度でキャンパスノートが生まれています。
ちなみにノートの罫線ですが30分に1回、罫線が表と裏とでズレて印刷されていないか確認されているそうです。
工場内では、3冊が縦につながった状態で製造されています。これは最終的に1冊ずつに裁断する際に、3冊なら切り捨てる部分が最小限になるためだそうです。

面白かったのが、工場内で最古参の機械を見学できたことです。
昭和46年に導入された機械です。もうすぐ半世紀です。この機械もまだまだ現役で、出納帳や楽譜の5線のノートなどはこの機械で作られているそうです。

工場内にもとび太くんが居ました。工場内なので、特別版のとび太くんです。これはぜひご自身で工場見学をされて、見てみてください。めちゃくちゃ可愛いです。

工場見学の最後には、罫線の印刷で使われて廃棄されるインキや、ノートやコピー用紙の製造により発生した切り屑の対応についてです。
インキは工場内の廃熱を利用して乾燥させて、焼却場の燃料としているそうです。
ノートやコピー用紙の切り屑は、ノートの場合は罫線などでカラーなので段ボールなど向けにまとめ、コピー用紙は罫線などがないので再生紙として利用するために、それぞれ製造ラインごとに集約されるようになっています。
極力ゴミが発生しないように工夫がなされています。


工場見学を終えて、集合場所の部屋に戻ってきたら、今度は体験学習です。
キャンパスノートなどの無線綴じノートの強度がどれくらい凄いのか。確かに学生の頃、糸綴じノートと違いキャンパスノートはページを破ることが上手にできませんでした。必ず糊付けされたところで、綺麗に破ることはできませんでした。
表紙と裏表紙をクリップで挟んで、ノートのページにもクリップをつけて、ペットボトルを吊るして、どれくらいの強度があるのかのテストです。
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この日は用意した2Lのペットボトルを20本も吊るすことが出来ました。最後にちょっとした拍子で落下しましたが、糊付けの部分で千切れたのではなく紙が耐えられずに、紙が破れて落下しました。説明のあった強度基準を大きく上回る内容でした。


以上で工場見学の内容は終了で、最後はお楽しみ?工場限定販売の物販です。
冒頭にあった展示ブースのすぐ隣で物販でしたので、改めて展示ブースを見学していました。
キャンパスノートの歴代の表紙がありました。懐かしいですね、今は5代目なのですが、僕が初めて触ったキャンパスノートは2代目なんです。
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他の参加者の方も、自分がどのキャンパスノートを使ったのか、そんな会話が聞こえてきました。

工場限定販売ではさすがに製造ラインに流れている3冊が繋がったキャンパスノートは販売されていませんでしたが、2冊が繋がったノートが販売されていました。そして、さすが製造元ですReEDENのノートが全ラインナップありました。


あっという間の工場見学でした。また機会があれば、改めて見学したいです。
そして、このブログを読んで見学に行きたくなった方、残念ながら来年の2月まで工場見学はお休みとのことです。