(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

明日は「文具の日」です

Twitter を眺めていたら文房具クラスタの方々が、明日は「文具の日」だとつぶやいておられました。
スゴイですね、いろいろな記念日があるんですね。

Google先生に「文具の日」を聞いたら、以下のサイトを教えてくれました。

  • 文具の日

東京都文具事務用品商業組合等が1987(昭和62)年に制定。
「文具と文化は歴史的に同じ意味」ということから、文化の日を記念日とした。

11月3日 今日は何の日〜毎日が記念日〜


理由が「文具と文化は歴史的に同じ意味」とのことです。
確かに文化とともに文具は存在しているわけで、確かにその通りだと納得しました。


書くもの・書かれるものは、時代によってまちまちです。
古くは粘度やパピルス・甲骨とか・・・

それが現代では、主流はボールペンに木製パルプから作られた紙。人類の発展とともに、文具も発展・進化してきています。


よく「今時アナログなんて・・・パソコンやスマートフォンでメモを取れば十分じゃない。」なんて声も耳にします。
しかし、パソコンなどのデジタル機器が一般的なってまだたかだか数十年です。筆記具と紙は先に書いた通り、人類は紀元前から何千年と使い続けてきた。人間の慣れという点で、まだまだアナログの方に軍配が上がるだろう。
「アナログが全く無くなる。」という時代は、まだまだ当分先だろう。僕個人としては、SFの世界のように人体にパソコンのようなデバイスが組み込まれても、アナログが完全に無くなるということは考えられない。

理由はデジタルは、いとも簡単にコピーできる上、簡単に消えてなくなってしまう。という利点であり弱点があるからだ。
紙に書かれたアナログ情報は、まったく同じものを複製することは困難だ。機械にコピー元の紙を読み込ませて、文字だけでなく筆圧などの情報も併せて読み取り、機械が筆記具(もしくはそれに準ずるもの)を使って、「書く」という行為でもしないとまったく同じものは複製できないだろう。

「簡単に消えない」という点で、インターネット上に公開されている情報であれば、キャッシュなどがあるため、「完全に消える」とは断言できない。しかし、スタンドアローン環境ならば、どうだろうか。そのパソコンの記憶媒体が無くなれば、その情報は無くなってしまう。例えハードディスクドライブを水没させても、ある程度の確率で復元できるが、100%復元される保証はない。アナログならば、水没しても何とか読むことはできるだろう。

今後は大事な・重要な情報こそ、アナログで保存されるようになるのではないか。
例えば、ブルーレイディスクや外付けハードディスクに保存していても、その保存したメディアを100年後も読み込める保証はない。
しかし、アナログならば用紙やインクが腐食していないかぎり100%読めるだろう。例え書かれた文字を使う文明が滅んでも、次の文明が解読するだろう。



かなり話が逸れた感じがするが、文具というアナログな文化が滅んでなくなる。なんてことは無い。
可能性としては非常にニッチな文化になるかもしれないが・・・
「文具の日」の前日に「文具は完全に消滅するのか。」ということをダラダラと、思考の海辺で戯れてみました。