(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

高級紙にタダで書けるから、選挙に行こう。

来週の10月22日(日)は、衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の投開票日です。

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過去に投票に行かれた方は思い出してほしいのですが、投票用紙ってすっごく書きやすくないですか。
鉛筆で候補者氏名・政党名などを書くのですが、サラサラとしたさわり心地なのに、筆記感は適度なザラザラ感がある。そして鉛筆の黒鉛のノリもいい、そのため僕は毎回投票用紙を書く事を楽しみに行っています。
毎回、あまり長くはお触りできませんが、可能な限り触ったり折ったりして楽しんでいます。

過去、投票に行った際に、書き味に惚れて何という用紙か気になって調べた事があります。
投票用紙は、ユポ・コーポレーションさんの「ユポ」という特殊紙が採用されているそうです。
japan.yupo.com

通常、紙には材木が原材料として使われているのですが、「ユポ」はポリプロピレン樹脂を使った合成紙なんだそうです。
ポリプロピレン樹脂を使った合成紙なので、水や薬品に強くて、破れにくいそうです。
そして書き味もスゴいのですが、この「ユポ」は、折り畳んでも元に戻る特性があるそうで、投票用紙を折り畳んでも、投票箱に入れると内部で直ぐに開くそうです。


この「ユポ」という特殊紙なのですが、あまり流通していないのかAmazonで確認したら、A4サイズが10枚で1,080円というすっごい高価格です。

合成紙 ユポ紙 約0.25mm/枚 A4 10枚

合成紙 ユポ紙 約0.25mm/枚 A4 10枚

A41枚108円。投票用紙のサイズがA4から何枚取れるのか正確には分かりませんが、仮に10枚の投票用紙を作ろうとすると、1枚あたり10.8円です。
※この「ユポ」と同じような紙厚を探したら、100枚で705円の商品がありました。
実際には業者から大量購入でA41枚108円ということは無いでしょうが、それでもあの投票用紙1枚は何円もすることは間違いないです。


国民の三大権利の「参政権」がどうのとか言った難しい話は置いておいて、大きめの付箋紙サイズぐらいの大きさの1枚何円もする高級紙にただで筆記できるまたとない機会です。
ぜひ投票用紙に使われている「ユポ」という特殊紙の手触り・書き味を満喫しに投票に行きましょう。