新社会人に伝えたいノート術
あと半月もすれば、新社会人になられる方もみえるでしょう。
会社に馴染めるのか、仕事をちゃんとできるのか。と数々の不安を胸にドキドキしているのではないでしょうか。
そんな不安を少しでも和らげるように、とっておきのノート術をこっそりお教えします。
会社に勤め始めると何かとメモを取る事が多いのでノートは必須です。
では、どのようにノートを使うか。これが結構大きな違いを生みます。
ノートの使い方は、学校で教えてくれることは少ないでしょう。
僕は何年か前からこのノートの使い方をするようになって、後から見返したりする事が効率よくなりました。
今では別に業務に限らず、何でもこの方法を使っています。
用意するもの
使用するノート
ボールペン
できたら黒色や赤色、青色とは異なる淡い色のインクのボールペンが望ましいのですが、無ければ何色でも大丈夫です。
秘密のノート術
Step 1:1ページを下図のように3分割する為に線を引きます。
あまり線が目立つと書く時に気になるので、僕は淡い色で線を引いています。
それぞれのマスの大きさ特に決まっていませんので、大体の大きさでいいです。
徐々に使い易いそれぞれの大きさが決まってくると思います。
パターン1
パターン2
どちらのパターンでも良いのです。
使い方
1のエリアには、何でも書き込みます。
2のエリアには、1のエリアに書いたことで分からない事や気になった事を書き込みます。
3のエリアには、1のエリアの要約や決定事項や大事な事を書きます。
たったこれだけです。
1のエリアに書いて、見直した時に分からないことや気になったことをエリア2に書き出します。
調べたり聞いたりした内容を、エリア2に書きます。注釈みたいなエリアになります。
3のエリアには、その日のうちできれば、そのノートを書き終えた後に要約や決定事項や大切な事をまとめます。
そうするとそのページに何が書いてあるのか、3のエリアを見るだけでポイントが分かります。
使う上でのポイント
Point1:決まった場所に日付を書く。
見返した時にいつ書いた内容なのか、すぐに分かるようにする為に決まった場所に書きます。
また日付は決まった色で書く。できれば日付で使った色はそのページでは使わないことです。
Point2:贅沢に使う。
1項目1ページを原則とする。
もし複数の事を書く場合は、項目が変わる時に大きく段落を空ける。
ノートに複数の事がいくつも書いてあると、何が書いてあるのか探さなければなりません。
探す時間を減らす為にも、贅沢に使いましょう。
そして書いてある内容を読み返しし易いように、空間を贅沢に使いましょう。
罫線などは見やすくする為に、無視しちゃって問題ありません。
このノート術のキモは、決まった場所に決まった内容を書く。という事です。
ただノートにダラダラと書くだけではなく、書く場所が決まっていてると効率よく見返す事ができます。
ノートに書いた内容は、あなたの資産です。その資産を有効活用するための一つの方法です。
この方法はあくまでも僕が試行錯誤して、僕が使い易い方法ですので、自分に合う別の方法もあると思います。
小物と分けて収納できるペンケース「クルマーレ」
レイメイ藤井さんといえば、僕の中ではシステム手帳の「Davinci」のイメージが非常に強いです。
そんなレイメイ藤井さんですが、システム手帳以外にも色々な文房具を発売されています。
今回紹介したいのは、小物と分けて収納できるペンケースの「クルマーレ」です。
レイメイストア / クルマーレ ペンケース
形状は、三角錐のペンケースとロールペンケースが合体したような形です。
※メーカーの人との話にまた熱中して写真を撮影し忘れたので、上記のレイメイストアさんから画像をお借りします。
よく使うペンとそれ以外を分ける
よく使うペンは、ロールペンケースのように直ぐにアクセスできます。
しかもゴムバンドなので、ある程度太くても問題ないです。
しかも高さが205mmなので、鉛筆も収納できます。(鉛筆キャップがあると、ちょっと難しいかも知れません。)
よくは使わないけど・・・な小物達
よくある三角錐型のペンケースなので、使用頻度の低いマーカーペンやハサミなどが収納できます。
さらに内ポケットやフロントポケットがあります。フロントポケットには付箋を入れて、内ポケットには消しゴムや替え芯など、効率よく収納することができます。
さらに嬉しいのが、マグネットホックが採用されている点です。
ボタンタイプだと凹凸を合わせて力を入れなければなりませんが、マグネットホックなので磁石の力で自然に閉まります。
一昨年からペンケースの進化が止まりません。
すでにペンケースは販売できるほどの数があるにも関わらず、かなりこれは欲しいです。
一度に使うペンケースは、1つか2つですが僕はTPOに合わせて使い分けているので、いくつペンケースがあっても困らないんです。
(という言い訳ですね・・・
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
高級 Made in Jpana ノート「KUNISAWA」
高級ノートというと、Moleskine やLEUCHTTURM1917 などがあります。
どれも海外製で、根強いユーザーがいます。
どちらのノートも素晴らしいノートなのですが、第三の高級ノートになると注目しているノートを紹介します。
それは東京の新橋にある特殊印刷・特殊加工・活版印刷の株式会社河内屋のブランドの「KUNISAWA」です。
www.kunisawa.tokyo
この商品はMoleskine やLEUCHTTURM1917 には無い特徴があります。
それは高級筆記用紙のフールス紙を使い、天金加工が為されている点です。
フールス紙
言わずもがな、高級筆記用紙として必ず名称が上がるフールス紙。
透かしのウォーターマークが特徴です。
どんな筆記具もしっかりと受け止めてくれ、さすが高級筆記用紙です。
特にこのフールス紙が本領発揮するのは、万年筆を使った時です。裏抜けの心配は不要で、サラサラと紙が引っかかるような事も全く無いです。もう書いていて気持ちがいいです。
天金加工
昔の手帳によく施されてた記憶があります。
天・地・前小口の三方に金箔を貼ったものです。
この天金加工は見栄えだけではなく、紙の変色や虫食い更には収縮を防ぎ、長期保存が可能になります。
ライフログなど長期保存を前提とするノートであれば、ぜひ天金加工を施して欲しいと思っていたので、とっても嬉しいです。
この河内屋さんの「KUNISAWA」は、A5サイズの5mm方眼のハード / ソフトカバーと、A7サイズの付箋があります。
A5サイズのノートはハードカバーで3,000円、ソフトカバーは2,500円、A7サイズの付箋は900円です。
A7サイズの付箋もフールス紙に天金加工が施されています。もう見る人が見たら驚く事間違いないでしょう。僕も実物を見たときは驚きを隠せず、非常に興奮しました。付箋にフールス紙に天金加工って、超贅沢な付箋です。
書き味の素晴らしいノートを長期保存したい。というニーズにこれほど合致したノートはそう無いのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
気になる本「もし文豪たちが現代の文房具を試しに使ってみたら」
文具プランナー・福島槙子さんと試し書きコレクター・寺井広樹さんの共著『もし文豪たちが現代の文房具を試しに使ってみたら』を2018年3月20日から発売されるそうです。
- 作者: 福島槙子,寺井広樹
- 出版社/メーカー: ごま書房新社
- 発売日: 2018/03/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
「文具のとびら」に案内があったので引用します。
同書では、太宰治、夏目漱石、エジソン、ベートーヴェンなどなど、過去に生きた文豪や偉人たちのエピソードに絡めながら、彼らに現代の最新文房具を紹介する、新たな視点の文房具解説書。文豪たちが愛⽤した文房具や通った文具店、「もし彼らが試し書きをしたら」という仮説に基づいた歴史エピソードの紹介なども交え、昨今の文房具や試し書きについて考察。大学教授や専⾨博物館にも協力を仰ぎ、歴史的雑学も楽しめる1冊となっている。
最初にこの本の情報を見たときは、「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」の二番煎じかと思いました。
言葉は悪いですが、二匹目のドジョウ的に雑な感じかな?と・・・
でも著者を見たら、文具プランナーの福島槙子さんと試し書きコレクターの寺井広樹さんの共著じゃないですか!!
例え二番煎じであろうが、二匹目のドジョウであろうが、これは文房具の特徴を間違いなく押さえている!!
例えばボールペン一つとっても、書き味は違います。
油性インクはヌラヌラ、水性インクはサラサラ。と表現できますが、同じ油性インクでも微妙に違います。
僕はブログを書いていてこのような微妙な感覚をどう表現して良いのか、いつも悩んでいます。いや、ブログに限らず人にこのボールペン書きやすいよ。と伝える時でも、どう表現すれば相手に適切に伝わるのか・・・
そういった感性に訴える部分をどう表現されているのか、非常に気になります。
とりあえず書店で予約しました。今から届くのが楽しみです。
祝1周年
今日で「カクかく」ブログを開設して、1年となりました。
飽き性な僕は3日坊主に満たないことが大半だったので、当初は半年は毎日更新しよう。と壮大な目標を掲げました。
その後、無事半年を経過し、本日1年を経過することができました。
飽き性な僕が1年間も毎日更新し続けられたのは、このページを見てくださるあなた方のお陰です。
いくら好きな文房具をテーマにしていても、途中で飽きることなく続けられたのは読者の方がいたからです。
本当にありがとうございます。
そしてブログを始める際に背中を押してくれた、文房具朝食会@名古屋のS女史、ありがとうございます。
ブログを始めたことで、色々と良いことがありました。
もしブログに興味はあるけど・・・という人は、ブログを初めてこんな風に変化した事例もあることを紹介します。
生活にメリハリがうまれる
ブログを毎日更新する。ということは、ブログを書く時間をどこかで捻出しなければなりません。
書く時間もそうですが、ブログのネタを集めたり、ネタについて調べたり。と何かと時間が必要です。
この時間を捻出することを躊躇されたり、ブログを始めにくいと思われる方も多いかと思います。
毎日1つの記事を書こうとすると難しいのですが、2〜3日に1日ぐらいまとまった時間が作れませんか?
例えばダラダラとテレビを観てる時間も、リラックスするのに良い時間だとは思いますが、その時間をブログを書く時間に当てるのです。
そうして時間を作れたタイミングで、複数の記事を書き溜めておきます。
どうしても話題としてその日のうちに書きたい時は、ちょっとブログを優先します。そして毎日決まった時間に更新をするのです。
そうするようになってから1週間や1日の中でメリハリがついて、ダラダラと時間を無駄にすることが減りました。
コミュニティの幅が広がる
ブログを書いていることを周りの人にもアピールすると、他の人から紹介を受けて別のコミュニティへと人との繋がりが広がっていきます。
ブログを書くまでは、文房具朝食会@名古屋という東海地方の文房具好きが月に1回程度集まるイベントに参加していました。
ブログを書くようになってから、NFC(名古屋フューチャーセンター)を紹介してもらったり、また別のコミュニティを知ったり。と関係が広がっていきます。
積極的になれる
ブログを書くようになってから、始める前よりも色々な文房具のイベントに参加するようになりました。
ブログのネタの収集という側面もあるので、ブースの説明員の方に名刺をお渡しして、写真を撮影させてもらったり、詳しい説明を聞いたり。とブログの為だから。大義名分というか言い訳があるので一歩踏み出すことができ、積極的にイベントに参加できるようになりました。
また文房具界隈の有名な方もそのイベントに参加してみえるので、ばったりお会いできたりします。
その時にも事前に用意しておいた個人の名刺をお渡しして、お話するきっかけを得ることができます。
もし僕がブログを書いていなかったら、文房具イベントに参加してもただ見てるだけで、もし著名人にお会いしてもなかなか勇気が出ずに見るだけで声を掛けるなんて事ができなかったと思います。
積極的に声を掛けることができるようになって、観覧者ではなく参加者になれたような気がします。
ブログを初めてまだ1年ですが、ダラダラと生活することも無くなり、人との繋がりが劇的に広がった1年です。
まさか東急ハンズをフラフラとしていて、TV のロケに来られていた文具ソムリエールの菅 未里さんに声を掛けられるようになるなんて、1年前には想像もしていませんでした。(ロケを取材していたテレビ局のスタッフさんが、菅さんが僕に声を掛けていたので、僕のことを何者だ?と驚かれていました。)
ブログを始めるきっかけは、何気ない一言だったのでしょう。そして僕も本当に軽い気持ちでブログを始めたのですが、1年続けてきたことが色々な変化をもたらしてきている。と感じています。
改めて、僕の拙いブログを読んでくださっている方がいるお陰です。本当にありがとうございます。
引き続き、2周年・3周年を迎えられるように、今後も改めてよろしくお願いいたします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
「LIFE」と「kleid」がコラボレーション
新日本カレンダーさんからプレスリリースが届きました。
プレスリリースの内容は、「LIFE」と「kleid」がコラボレーションしてノーブルノートの2mm方眼バージョンを3月から発売されるとのことです。
LIFE さんは高級筆記用紙を用いた「ノーブルノート」で有名です。
life-st.jp
そして新日本カレンダーさんの「kleid」は他に見かけない2mm方眼のノートで有名です。
www.kleid.jp
そんな両社の強みがコラボして、A5サイズのノートを販売されます。
用紙は書き味抜群「Lライティングペーパー」
LIFE さんの高級筆記用紙の「Lライティングペーパー」。
賽目のレイド模様がウォーターマーク(透かし)に入っています。
このウォーターマークは高級筆記用紙としてシンボル的なだけではなく、光の反射を軽減して長時間の使用でも目の負担を和らげるという機能面でのメリットも有しています。
高級筆記用紙なので当然、万年筆で筆記した際に裏写りなどの心配はほぼほぼ不要です。それに万年筆だけでなく鉛筆で筆記した際の書き味も気持ちがいい紙です。
2mm方眼の罫線
僕は新日本カレンダーさんの「kleid」のノートを仕事で使用しています。
このノートは2mm方眼なので、図形を描くとき5mm方眼よりも綺麗に掛ける気がします。
それに文字を書くときも、5mmだと段落の間が大きく開くような印象があります。
でも2mm方眼なら、1文字は2x2マスで書いて、行と行の間は1マスとすると結構締まった印象になります。
また方眼ノートを使い慣れていない人も、2mm方眼だと罫線の枠に縛られる事なく、より方眼ノートを楽しむ事ができると思います。
優れた書き味が楽しめるLIFE さんと、2mm方眼という便利な方眼ノートの新日本カレンダーさんの「kleid」がコラボした素敵なノートです。
サイズも持ち運びと実用性の高い、A5サイズとなっています。
店頭で見かけたらクリームのノートを必ず買う!!と決めています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
みんなでハッピーをシェアしよう in 大ナゴヤ大学
名古屋でオリジナルのリングノートを作ることのできるNO DETAIL IS SMALL さん。
先日お店にお邪魔した時に大ナゴヤ大学のイベントが開催されるから、よかったら参加してね〜と声を掛けて頂きました。
諸手を挙げて、申し込みをして参加してきました。
僕はこの時初めて「大ナゴヤ大学」さんを知りました。
dai-nagoya.univnet.jp
大ナゴヤ大学さんは「ナゴヤを面白がる人を増やす」とのことです。
「街」は、「ヒト」でできています。
「ヒト」は、「モノ」や「コト」を作り出します。
ナゴヤという「街」に存在する「ヒト」「モノ」「コト」、全てが「街」であると、私たちは考えます。大ナゴヤ大学は、そんな「街」にフォーカスした授業やイベントを企画しナゴヤを面白がる人を増やすことを、ミッションとしています。
昨年、名古屋市が実施した「都市ブランド・イメージ調査」で堂々のワースト1位となったことが話題なりました。
名古屋市:都市ブランド・イメージ調査を実施しました(市政情報)
そんな名古屋の魅力を再発見できるイベントが、大ナゴヤ大学さんでは色々催されています。
そんなナゴヤを面白がる人の集まるが、NO DETAIL IS SMALL さんに集まってハッピーをシェアする「Share happiness ! workshop」を体験してきました。
Share happiness ! Workshop in 大ナゴヤ大学
NO DETAIL IS SMALL さんではオリジナルのリングノートを作ることができるのですが、このワークショップでは2冊のオリジナルノートをご自身で製本します。
2冊のうち1冊はご自身用、もう1冊は児童養護施設等へ寄付となります。
ワークショップに先駆け簡単な自己紹介をして、その後に店主の矢田さんから中紙の説明です。
5種類(バンクペーパー・OK フールス・トモエリバー・モンテルキア・竹紙)から選べるのですが、それぞれの紙の特徴などを学びます。
その中で同じページ数でも、紙の厚みの違いがわかるサンプルとして、モンテシオンとプレーリーワンの束見本がありました。
同じページ数でもモンテシオンが坪量80.0g/m2、プレーリーワンが坪量81.4g/m2 と1平米あたり1.4g の違いが、厚みにこれほど差が生じるのは驚きです。
その後、サンプルの5種類の紙に試し書きして自分の感性に合う紙を選んで、表紙・裏表紙を決める。のですが、なかなか大変です。
表紙・裏表紙・中紙と選んだら、次はリングの色(5色から組み合わせ)を決めて実際に製本作業です。
慣れてしまえば数分でできるのですが、初めての作業なので皆さんおっかなびっくりです。
僕は途中で次の予定があったので製本作業の途中で退席したのですが、皆さん本当に楽しそうでした。
僕はShare happiness ! workshop を一度体験していますが、児童養護施設等への寄付を継続していきたいと考えているので、今回ちょうどタイミングよく参加させていただきました。
今回ノートの中紙を選ぶ際に他の参加者さんたちに、紙や筆記具によって書き味が違うということを実感してもらえて筆記具好きとしてとても幸せな時間でした。
ワークショップは定期的に開催されています。開催日ではなくても問い合わせれば、営業日であれば対応してもらえるんじゃないかな?
オリジナルノートを作れたハッピーな気持ちを、児童養護施設等へ寄付して良い物の循環へ貢献できるワークショップ、興味が沸いたらぜひお問い合わせを!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。