(旧)カクかく

いつも側に寄り添っていて、人生を豊かにしてくれる文房具。そんな素敵な文房具をゆるく紹介します。

第74回 文房具朝食会@名古屋「マスキングテープの使い方を真剣に考える!」

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今日(7月15日)は、月一回恒例の文房具朝食会@名古屋が開催されました。毎月のように参加するようになって、このイベントを迎えると月が替わったな~っと時間するようになってきました。

今回は第74回でテーマは、「マスキングテープの使い方を真剣に考える!」
マスキングテープは、限定品や素敵な柄を見かけては、数百円ということでついつい購入してしまい、購入が消費を大いに上回りマステの在庫が増える一方という方も多いと思います。僕自身も、ついつい購入してしまい、貯まる一方なので最近はマステの購入を控えています。
そのため、今回の文房具朝食会@名古屋では、ぜひ有効な使い方を勉強して大量の在庫を消費しよう!と意気込んで参加しました。
意気込んで参加とカッコいいことを書いていますが、実は前日会社の呑み会でしこたま呑んで、かなりな二日酔いな状態での参加というのが実情です。


今回の会場は、前回と引き続き名古屋の国際センター近くの美味しいコーヒーの飲めるNO DETAIL IS SMALLさんです。
nodetailissmall.com


何時もの流れで、まずは自己紹介と今回参加する意気込み・経緯みたいなことを簡単に各自が話すのですが、見事に皆さん使い方に悩んでおられて、教えを請いたいという謙虚なのか事実なのか、誰が教えてくれるのか?という不安な気持ちでスタートしました。
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(自己紹介をする主催者の猪口フミヒロ(id:fumihiro1192)さん)

皆さんの自己紹介やマステの現状のお話しを伺うと、僕は大量な在庫だと思っていた数十のマステはまだまだ全然大量ではないという事実に驚愕しました。皆さん3桁の所有なんですよね。本当に驚きました。


「使い方を真剣に考える」というテーマのため、僕のマステの使い方を紹介しました。僕は適当な長さにちぎって折り返しして付箋のようにしたり、何のノートか分かるように印的にマスキングテープを使うという極々一般的な使い方をプレゼンしました。このようなちまちました使い方では、本当に全然在庫が減っていかないのです。


他の方の使用方法を伺うと、白のカラーボックスや白のフックの連なったものなど、白色の家具を購入してマスキングテープでラッピング?する方法をプレゼンされていました。実際、今回初参加の方は、自己紹介後に行ったマステの交換会?プレゼント?で入手したbandeさんの「うみのなかま」を早速ノートパソコンの天板に貼っておられました。
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使用したマステ:うみのなかま - bande store


あとはビニ帯(ビニールに細い針金の入っている結束用品)を、異なるデザインのマスキングテープで張り合わせて、オリジナルのリボンを作るという方法。
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これなんかは、事前に用意しておいてラッピングする際に利用できるので、明日からでも実践できる方法です。



今回参加者の方の使い方を伺って、使う時は思い切って使う。という事がいかに大事かということがよくわかりました。限定品など大事に取っておいても、使って初めて意味があるし、限定品は次々出てくるから、貯まる一方なのでどんどん使う。貼ってみて都合が悪ければ、マスキングテープなので、簡単に剥がせますしね。
僕のようにマスキングテープを使いこなせてないと自覚されているメンバー全員が、如何に思い切って使うことが大切かということを実感した会だったと思います。僕は早速明日にでも、ちまちまノートの印にしているマステをもっと思い切って使おうと考えています。

【ISOT】名刺やショップカードをオシャレにアナログとデジタルで管理

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社会人になると、とりあえず初対面の人とは名刺交換をしますが、どのように管理していますか。名刺フォルダで管理したり、はたまた輪ゴムで綴じていますか?
僕は名刺ファイルに綴じているのですが、いつ・なんの用件で会ったかやちょっとしたメモを、付箋に書いて名刺に貼ってから名刺ファイルに綴じています。元々は名刺に直接書いていたのですが、どうも抵抗があって付箋を貼るスタイルに落ち着きました。
でも、これだと部署の人に「○○さんの連絡先教えて」と頼まれた際に、名刺に貼った付箋を剥がさないといけなくて、結構煩わしいんですね。


僕のように名刺に何かしらの方法でメモを付けている人に、お勧めな名刺管理の商品がISOTに出品されていました。

リプラグさんの「ログブック」

http://www.replug.jp/fs/replug/c/logbook
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「ログブック」は如何にもなバインダーではなく、オシャレなデザインになっています。仕組みもゴムバンドで各台紙をまとめているだけな、シンプルな作りです。
名刺の保存方法は、台紙に名刺を夾んで、その横に日付やメモを記載できるフォーマットの台紙です。台紙に夾むタイプなので、人から連絡先を聞かれたときも簡単に外して渡すことができますし、メモは台紙に直接記載しているのでメモを取る必要もありません。

そしてこの「ログブック」には、「Log book Digi」というアプリがGoogle / Apple ともに用意されています。このアプリにはORC(文字の自動読み取り)機能がありますので、わざわざ手入力する必要がありません。また台紙の1ページ分の3つの名刺を一括で読み取りもできます。そして、欄外のメモ欄は画像として保存されます。
ORC機能は有料サービスなのですが、「ログブック」を購入すると約1冊分のORC機能が使えるクーポンが付いています。
OCR機能は名刺1枚換算なので、台紙1ページの3枚の名刺を一括読み取りしたら、3回OCR機能を使った事になります。)



この「ログブック」はデザイン性が良いので、社会人だけでなく幅広い方に使えます。最近の飲食店さんは名刺サイズのショップカードを用意してくれているので、ショップカードの管理にも使えます。僕は再訪したいと思ったら、お店のショップカードを貰っているので、どうやって管理しようかな~と思っていたので、ちょうど良い商品に出会えました。

【ISOT】新日本カレンダーさんは面白い紙製品が盛りだくさん

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新日本カレンダーさんのブースは、面白い紙製品が盛りだくさんでした。どれくらい盛りだくさんだったかというと、新日本カレンダーの営業さんと話が盛り上がって写真を撮影を忘れるという、文具PRサポーターとして致命的なミスを犯してしまうぐらいです。そのため今回はカタログや新日本カレンダーさんのHPの画像をお借りしてお届けします。
www.nkcalendar.co.jp


その中から、いくつかピックアップして紹介します。

  • 暦生活シリーズ:月と暦日めくり
  • 365notebook
  • kleid
  • Science-Leaf

暦生活シリーズ:月と暦日めくり

月のカレンダーと文房具|暦生活
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昔はどのご家庭にもあった日めくりカレンダー。この日めくりカレンダーのデザインを月の満ち欠けにしたもの。
日めくりカレンダーの紙は、極薄で後ろの紙が透けて見えるのを生かしたオシャレなデザインです。また別の日めくりにはQRコードが付いており、その日の天体ショーが判るようになっています。天文に関わる部分は、天体望遠鏡メーカのVixenさんと協力しているそうです。

365notebook

365notebook
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ノートや便せん、メモブロックなどが商品展開されているのですが、使用されている用紙が日めくりカレンダーの用紙なのです。
表面はツルツルで裏面はザラザラなあの極薄の紙でノートなどが作られています。基本は表面のツルツルな面だが、モデルによってはザラザラな裏面を表にしているものもあるそうです。
そして特徴的なのが、この極薄を生かしてあえて無地の紙で、罫線や原稿用紙を印刷した下敷きを使う点。

kleid

kleid|Design Stationery
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kleidは2mm方眼の手帳やノートなどのシリーズ。
5mm方眼なんかが一般的だが、5mmのマス目に1文字書こうとすると、極細の筆記具が欲しいし、2x2マスで1文字だと大きく感じる。でも2mm方眼なら3x3や4x4で1文字として使えるし、行間も等幅ではなく微妙に空間を空けることが出来る。

Science-Leaf

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東京理科大学の文具研究同好会とのコラボ商品で、6角形の「ベンゼン環」という化学式が描きやすい罫線のルーズリーフです。
営業さんが「ちょっと面白い商品ですけど・・・」と案内してくれて、商品を見たときに「あ~これは文具好きの方が考えられたのですね。」っというと、東京理科大の文具研究同好会とのコラボであることを教えて頂きました。
その際に営業さんから、どこで文具好きが関わったと分かったのかと聞かれ、罫線を全て引かず右側に余白を設けている点と答えたら、文具研究同好会の方からの要望と一致していて営業さんに驚かれました。
読み返しやポイントを書き出すために、ノートを分割して使用するのはオーソドックスなノート術なので、ここは文具好きとしては当然のポイントだ。




新日本カレンダーさんの商品の中でも、ごく一部僕が気になった・購入したいという製品のみ紹介しましたが、ほかにもレターセットやマスキングテープまど魅力的な商品が豊富にありました。

【ISOT】便利な文具を紹介

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まだまだISOTの報告は続きます。

今日はISOTで見つけた便利な文具を紹介します。

  • ビバリー:書けるクリアファイル
  • ウキマ:hal+
  • WORLD CRAFT:Masking tape Schedule
  • あたぼう:ペネック

ビバリー:書けるクリアファイル

株式会社ビバリー

会社でも学校でもご家庭でも、クリアファイルをよく使用されていることでしょう。クリアファイルに書類を入れて、持ち運ぶのに重宝しています。時には封筒のように相手に渡すこともあります。
仕事の案件ごとにクリアファイルに入れているのですが、何の書類で何時までに完了するべきか、クリアファイルの中身を確認しないといけません。そのため、付箋の粘着面を表面として、そこに簡単なメモを書いてクリアファイルの内側に貼って判るようにしています。当初はクリアファイルの表に付箋を付けていたのですが、気が付くと付箋が剥がれていました。

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ビバリーさんの「書けるクリアファイル」は、どこでも鉛筆で書けて消しゴムで消せます。また材質が紙では無いので色鉛筆で描いても通常の消しゴムで消せます。
デザインがもう少し落ち着けば職場でも使えるのにっと思っていたら、開発者の方とお話しできたので、思い切ってデザインが可愛らしいので職場で使いやすいデザインをお願いしまいた。

しかも開発者の方とお話ししていたら、なんとビバリーの重役さんともお話できました。なかなかメーカの方とお話できる機会はないので、気が付いたら結構な時間が経っていました。

ウキマ:hal+(ハルト)

アイレット付シールhalt

ノートや手帳を鞄に入れておくと、ページが開いて中の紙が折れてしまった経験は多くの人がしていることだろう。鞄の中でノートが開かないようにゴムバンドの付いたノートも色々発売されている。例えばMOLESKINEモレスキン)やLEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム)とか、中には自分でゴムバンドをハトメで付けたりしている方もおみえになる。
「hal+ tag」は、簡単に手帳やノートにゴムバンドを追加できる。自分でゴムバンドをハトメしようとすると、ちょっと敷居が高い。簡単にお気に入りのノートや手帳にゴムバンドを着けたいというニーズにマッチしている。
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「hal+ tag」はアイレット綴じが付いているシールを貼って、ゴムバンドを通してアクセントのチャームも付属している。
※アイレット綴じ:ホチキスの背の部分が凸型になっているとじ具。



そして系列商品の「Circle hal+」は既存の冊子にアイレット綴じを施すことができる。
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カタログなど厚みのある冊子をファイルに綴じようとしても、クリアフォルダに入れようにも厚みがあって入れられなかったり穴開けが非常に大変だが、別商品で先のアイレット綴じが付いたシールがある。
このシールを冊子にはれば、簡単にアイレット綴じが付いてファイリングが可能だ。シールになっているので、位置を合わせれば、手帳など様々なサイズのファイルに綴じることができる。

WORLD CRAFT:Masking tape Schedule

WRC ワールドクラフト株式会社

さすが「文具・紙製品展」、付箋やマスキングテープのブースがそこら中にありました。もうねマスキングテープだけでお腹いっぱい。そんな中、かなり実用性の高いマスキングテープがありました。
実用性の高いマスキングテープというと、icco nico さんの「暦貼」がありますが系統としてはこれに近い商品です。

予め日付欄がデザインされたものと、4mmのマスキングテープで「出勤」「休み」「会議」「打合せ」「重要」などスケジュールに必要な項目が印刷されたものです。
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日付欄が空白なので連続して貼っても良いですし、日毎に分けて貼ることも出来ます。また4mmの予め項目の書いてあるマステを使えば、その項目に統一感を持たせることができます。

マスキングテープなので、先の「会議」などの項目も剥がして移動させることができます。これを使えば、項目ごとにペンの色を変える必要も無く、手帳に書きたいけどその項目の色のペンが無いと焦ることもありません。
発売開始されたら、4mmのスケジュールのマスキングテープは購入したい。

あたぼう:ペネック

システム手帳とその仲間たちの文具 - あたぼうステーショナリー、文房具開発販売

あたぼうさんと言えば、昨年の日本文具大賞デザイン部門でグランプリを受賞した「飾り原稿用紙」で有名です。こちらのブースでは、「飾り原稿用紙」などの従来商品に混じって7月末発売予定の商品が展示されていました。
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「ペネック」というネックストラップのように、筆記具を1本刺しできるものです。男性だとあまりピンとこないのですが、働く女性にお勧めです。なぜなら男性ならボールペンなどの筆記具を胸ポケットに差しておけば良いのですが、女性だと胸ポケットが小さかったりデザインによっては無かったりして、筆記具を持ち運ぶことが難しいから。
素材がシートベルトと同じものなので、強度は十二分ですし非常に滑りがいい。ただグリップ部分がゴムとかだと引っかかるかもしれません。
Tシャツのシーズンになるとポケットが無いので、筆記具を持ち運ぶのにズボンのポケットに入れていましたが、これなら季節を問わず決まった場所に収納できる。
あたぼうさん曰く、まだまだ改良の点があるとのことですが、僕の筆記具であれば現行バージョンで問題無いので、現行バージョンが欲しい。

【ISOT】ノート特集

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ISOT会場を徘徊していたら、色々なノートがありました。流石、「文具・紙製品展」です。
そんな中から気になったノートをピックアップします。

菁文堂 / zoojo:nekoka note

菁文堂 - 手帳・ダイアリーの製作・製造
zoojo – 動物園をもっとおもしろく

菁文堂さんは、デザイン賞のグランプリを取得した「ぷんぷく堂」などが共同出店している「NEXT switch」さんのブースに出店されいました。

世には猫派・犬派と大きく分けられます。ちなみに僕は犬派ですが、猫派の勢力が増している事に危機感を感じつつ、猫のかわいさにたまにメロメロになって犬派から趣旨替えするべきか悩んでいます。
そんな勢力を拡大している猫派の方に、強くオススメできるノートがこの「nekoka note」です。

見開き1ページの構成になっており、既に薄く猫っぽい輪郭と手?が印字されています。家族の猫や近所の猫、はたまた動物園にいるネコ科のイラストを書こうと思ったら、色を塗るだけです。
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余白も大きくありますのでコメントなども書き込めますので、観察帳のように使えます。

そして「毎日、文房具。」副編集長で「猫文具を愛でる会」会長の福島 槙子さんに、「公認猫文具」と認定されているので猫好きの方にも安心して利用して頂けることでしょう。
福島 槙子 公式ブログ - ネコ科動物の観察専用ノート「nekoka note」がカワイイ - Powered by LINE


星共社:kagari

聖書製本、三方金・三方銀のことなら株式会社星共社
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星共社さんも先ほどの菁文堂さんと同じく、「NEXT switch」さんのブースに出店されていました。星共社さんは、聖書の製本を本業とする会社さんで、その技術をノートに展開されたのが、この「kagari」です。
「kagari」は実は昨年ぷんぷく堂さんに伺った際にテスト販売されていたので、購入しているんです。

このノートは、開くとキレイに180度展開します。この180度キレイに開くことで、通常のノートのように左右のページの間に山ができないので、筆記時に気にならない。そしてコピーを取る時に陰が出来にくいのです。
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背表紙が無いので、糸かがりがデザインになってオシャレです。そしてノートの小口にはホログラム銀が施されています。このホログラム銀がすっごいキレイなんです。
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ノートの肝心な書き味は、さらさらして非常に書き味が滑らか、万年筆・ボールペンそして鉛筆でも気持ちよく筆記できます。

河内屋:KUNISAWA

特殊印刷・特殊加工・活版印刷なら河内屋(カワチヤ・プリント)

会場内をフラフラ徘徊していたら見つけました。あまりの多くのブースを回って若干疲労が出ていましたが、こちらのブースを見たら一気に疲労が飛んでいきました。
疲労が飛んだのは、ブース内にOKフールス紙を使用していることが掲示されていたから。だってOKフールス紙ですよ、筆記具を選ばない用紙として、まず選択肢に入る高級用紙です。そんな高級紙のOKフールス紙で、ノートはもちろんのこと付箋やメモブロックを作って、さらに付箋やメモブロックなのに、三方金が施されている。
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この三方金は、製本した際に背表紙以外の3辺に金などを圧着させているのですが、この処置をすると、紙の変色や収縮に強くなり、また虫食いを防げるので長期保存に適した処理です。
近年、ライフログとしてノートに記録する人が増えましたが、紙の品質が良くなかったり長期保存して大丈夫か?と思うノートが多いなか、紙質も良くきちんと長期保存することを前提に作られたノートが少なく不満があったのですが、この「KUNISAWA」さんのノートはそういった不満を一気に解決してくれます。
デザインがシックでまさにオトナのノートという雰囲気です。



まだまだ沢山のノートの紹介をしたいのですが、ボリュームが多いので別記事にします。

【ISOT】システム手帳と卓上カレンダーが一緒になったり、自分で製本して手帳が作れるようになりました。

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ISOTにおいて興味深い手帳・カレンダーがあったので、まとめて紹介します。
持ち運びの出来る卓上カレンダーが複数数の会社から発表がありました。イメージとしてはシステム手帳が卓上カレンダーになるイメージ。これだと手帳から卓上カレンダーに転記する必要がない。主にマンスリーの手帳を使っている人には向いている。
また既存の手帳だと不要なページや欲しいレイアウトが見つからず、自作を考えている人に手帳をカスタマイズできるサービスもありました。

LIHIT LAB.:「卓上カレンダーにもなるダイアリー」

『卓上カレンダーにもなるダイアリー』新発売 | 新製品情報 | 株式会社リヒトラブ(リニューアル)

LIHIT LAB.さんのツイストノートのリフィルが片面がマンスリーで、裏面がガントチャートになっている。
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バーチカルではなく、ガントチャートということで長期のスケジュールなども管理しやすくなっている。
ベースの商品がツイストノートなので、専用のリフィルを使えば、メモページを挿入して手帳として使える。表紙・裏表紙の真ん中に樹脂のストッパーが付いているので、角度を調整する必要はなく、スムーズに自立する。


カール事務器:「カレンダー手帳」

カール事務器株式会社 » カレンダー手帳

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文具ソムリエールの菅美里さんが監修された商品です。この商品もLIHIT LAB.さんの商品と同じく、手帳が卓上カレンダーになる商品です。
この商品の強みは紙質です。文具ソムリエールの監修ということで、非常に多くの紙から選ばれたそうでとても白いのです。これは修正テープを貼っても目立たないようにとのこと。また消せるボールペンで文字を消しても紙が波打たないという厳選された用紙が使われています。このため書く・修正するという実用性が非常に高くなっています。
たこの「カレンダー手帳」は、他社のルーズリーフが使える様になっていますので、メモページを挿入できます。
ゴムバンドが付いているので、鞄に入れた際に手帳が開いてしまうこともありません。また卓上に立てる際に、このバンド分だけ伸ばせば、自立する基準となる。
ただリングの堅牢性に不安が残るが、そこは例えばテフレーヌなどのリングを流用すれば解決する。

キヤノンITソリューションズ:「ネットde手帳工房」

ネットde手帳工房

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自分でデザインした製本の手帳を1冊から購入できるサービスです。
予めマンスリーやデイリーなどテンプレートも準備されています。バーチカルで昼休みだけ枠が大きいデザインもあります。
既存テンプレートの文字のフォントや色なども変更でき、例えばウィークリーのページの間にメモページを挿入出来ます。
既に手帳を自作していてPDFのデータがあれば、そのPDFデータを挿入することも可能になっています。
カレンダーには4項目を追加することが出来ますので、例えば友人の誕生日なんかを事前に印刷することができます。
用紙も裏抜けしにくいものが使われています。実際に万年筆やボールペンで試筆してみたのですが、僕の持っている筆記具では気になりませんでした。
用紙カバーはお気に入りのモノを使えるように、ということでカバーは付いていません。




システム手帳と卓上カレンダーを一緒にしたり、自分で製本できる手帳など、来年の手帳の候補にいかがでしょうか。

【ISOT】ソニック トガリターン

今年の日本文具大賞のなかで、もっとも気になっていた商品がソニックさんの「トガリターン」です。
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トガリターン 手動鉛筆削り | ソニック | 文具・事務用品メーカー

ISOTの商品紹介の引用

特許取得!世界初"トガリターン機構"により、ハンドルを一定方向に回し続けるだけで、鉛筆の削り上がりを高い精度で検知した上、自動で排出します。これまでユーザーを悩ませていた鉛筆のムダ削りを解決します。

ハンドルを回す続けるだけで、削り終われば自動で排出されるなんて不思議です。
ISOTに行った際に、日本文具大賞のデザイン賞のグランプリを受賞したぷんぷく堂の櫻井さんに、「おめでとう~」とあいさつした後に、すぐにソニックさんのブースに行って確認したほど。

百閒は一見にしかずです。ISOTでも動画を撮影させていただいたのですが、ソニックさんの商品紹介のHPに動画がありましたので、分かりやすいのでこちらで紹介します。

トガリターン 手動鉛筆削り

どうですか?めちゃくちゃすごくないですか?
実際にソニックさんのブースで、鉛筆をセットして、削って、自動排出されるまで体験したのですが、もう驚きです。機構の説明のために、ケースがスケルトンになっているもので説明して貰ったのですが、まるでからくり人形の世界です。
押し込む歯車が削り終わりの場所に来たら、今度は排出する歯車に切り替わって、鉛筆を自動で排出されるようになっています。

自動排出だけではないのです

そんな大きな特徴を持つトガリターンですが、鉛筆削りが倒れても削りカスがこぼれない。また削りカスの容器もロックを解除しないと外せないのです。非常に細かな点ですが、使用していて倒れた時まで考えて設計されています。

実際に子供に使ってもらいました

大人目線で感動していても、実際に使用するであろう子供の感想が聞きたくて、行きつけのNO DITAIL IS SMALLさんでオーナー夫婦のお子さんに実際に使ってもらいました。
正直自動排出の良さはピンと来なかったようです。ただ、差し込む際にギュッと鉛筆を入れる程度や、どこまで回せば自動排出が終わりなのか分かりにくそうでした。これらの点は、数回使えば慣れる点なのですが、ちょっと差し込む際に力がいるようでした。もう少し簡単に差し込むことができるようになれば、もっと使いやすくなるのではないかな。

まとめ

安全設計なので、これから鉛筆削りをお子さんやお孫さんにプレゼントする。というのには最適です。
ただ児童が鉛筆を差し込むのに、多少の力が必要なようです。(慣れの問題かもしれませんが。)